バカはバカなりに
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ーーおまけ(菅原side)ーー
「影山は休みか?」
「遅れるって言ってました!」
大地が練習メニューを考えながら周囲を見渡すと、日向が元気よく答えた。
「また赤点取って補習か?」
大地が「困ったヤツだな」と眉間にシワを寄せたのを見て、俺は昨日会ったことを伝えることにした。
「大地、旭……。ここだけの話さ、影山のやつ、どうやら失恋しちゃったみたいなんだよね」
「「マジか!?」」
俺が投下した爆弾に、2人の声がハモる。
「どこ情報だよ、それ」
「本人が言ってたべ。昨日相談されてさ」
旭が同情を隠しきれない顔で、胸をさすった。
影山の性格だ。
あの言葉の意味を知って、よっぽどショックだったんだろう。
バレー以外に興味なさそうな顔して、律儀に「遅れる」なんて連絡してくるあたり、相当メンタルに来ているに違いない。
「……まあ、失恋なら仕方ないか。今日だけは、遅れてきても大目に見てやるか」
「そうだな。あんまり厳しくすると、アイツ立ち直れなさそうだもんな」
普段は厳しい大地まで、仏のような顔をして頷いている。
しばらくして、影山が体育館に現れた。
「遅れました!練習、入ります!」
「あ……ああ、影山。無理すんなよ」
「おう。何か、悩み事あったら言えよ?」
「……ありがとうございます?」
大地の優しい言葉や、狼狽える旭の様子を見て不自然に思ったのか、影山の頭にハテナが浮かんでいるように見える。
まあ、無理もない。
本人は、まさか自分が「絶賛失恋中の男」だとバレているなんて、夢にも思っていないんだろうからな。
俺も今日はベタベタに甘やかしてやろう。
「影山は休みか?」
「遅れるって言ってました!」
大地が練習メニューを考えながら周囲を見渡すと、日向が元気よく答えた。
「また赤点取って補習か?」
大地が「困ったヤツだな」と眉間にシワを寄せたのを見て、俺は昨日会ったことを伝えることにした。
「大地、旭……。ここだけの話さ、影山のやつ、どうやら失恋しちゃったみたいなんだよね」
「「マジか!?」」
俺が投下した爆弾に、2人の声がハモる。
「どこ情報だよ、それ」
「本人が言ってたべ。昨日相談されてさ」
旭が同情を隠しきれない顔で、胸をさすった。
影山の性格だ。
あの言葉の意味を知って、よっぽどショックだったんだろう。
バレー以外に興味なさそうな顔して、律儀に「遅れる」なんて連絡してくるあたり、相当メンタルに来ているに違いない。
「……まあ、失恋なら仕方ないか。今日だけは、遅れてきても大目に見てやるか」
「そうだな。あんまり厳しくすると、アイツ立ち直れなさそうだもんな」
普段は厳しい大地まで、仏のような顔をして頷いている。
しばらくして、影山が体育館に現れた。
「遅れました!練習、入ります!」
「あ……ああ、影山。無理すんなよ」
「おう。何か、悩み事あったら言えよ?」
「……ありがとうございます?」
大地の優しい言葉や、狼狽える旭の様子を見て不自然に思ったのか、影山の頭にハテナが浮かんでいるように見える。
まあ、無理もない。
本人は、まさか自分が「絶賛失恋中の男」だとバレているなんて、夢にも思っていないんだろうからな。
俺も今日はベタベタに甘やかしてやろう。
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