バカはバカなりに
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ーー影山sideーー
●●に言われたことが頭から離れなくて、部活に集中できなかった。
そのせいで日向のボケには不調なんですか~と、言われる始末。
こうなったら誰かに聞いた方が早い。
誰がいいか……。
山口の側にはいつも月島がいるし、あいつには聞かれたくない。
日向は論外、田中さんと西谷さんも同様。
悩んでいると部室には俺と菅原さんだけになっていた。
そうだ、菅原さんになら……。
「菅原さん、ちょっと聞きたいことがあるんすけど」
「どうした影山?」
何か悩みごとかーと笑ってきた菅原さん。
「あの、月が綺麗ですねってどういう意味ですか」
「あー懐かしいな。夏目漱石でしょ。日本人ならアイラブユーを月が綺麗ですねって訳せよってやつね。今授業でやってるのか?」
菅原さんは懐かしむように答えてくれた。
「俺、寝てたんで分かりません。クラスのやつらが好きな人に言うって騒いでいて、俺も……」
「俺らもやった、やった。で、影山は返事もらったのか」
「月の裏側は見えませんって言われました」
「また文学的な返事……」
んーと悩む菅原さん。
菅原さんでも悩むなら、俺なんかじゃとても答えを出せない。
しばらくすると、
「多分だけど、影山の本心が見えないってことじゃないかな?要はごめんないってことだ」
あくまで俺の憶測だけどな、と菅原さんは付け足した。
「あんまり落ち込むなよ」
ポンッと俺の肩を叩いた菅原さんは部室から出ていった。
自覚していなかったが、どうやら俺は●●に告白をして、振られたらしい。
菅原さん曰く●●は俺の本心が分からないと言うが、それは俺も同じ。
中学のときにも告白をしたが、あのときの返事は貰えなかったし。
それどころか今まで名前で呼んでいたのに、いきなり名字になるし。
本当に意味が分かんねぇ。
●●に言われたことが頭から離れなくて、部活に集中できなかった。
そのせいで日向のボケには不調なんですか~と、言われる始末。
こうなったら誰かに聞いた方が早い。
誰がいいか……。
山口の側にはいつも月島がいるし、あいつには聞かれたくない。
日向は論外、田中さんと西谷さんも同様。
悩んでいると部室には俺と菅原さんだけになっていた。
そうだ、菅原さんになら……。
「菅原さん、ちょっと聞きたいことがあるんすけど」
「どうした影山?」
何か悩みごとかーと笑ってきた菅原さん。
「あの、月が綺麗ですねってどういう意味ですか」
「あー懐かしいな。夏目漱石でしょ。日本人ならアイラブユーを月が綺麗ですねって訳せよってやつね。今授業でやってるのか?」
菅原さんは懐かしむように答えてくれた。
「俺、寝てたんで分かりません。クラスのやつらが好きな人に言うって騒いでいて、俺も……」
「俺らもやった、やった。で、影山は返事もらったのか」
「月の裏側は見えませんって言われました」
「また文学的な返事……」
んーと悩む菅原さん。
菅原さんでも悩むなら、俺なんかじゃとても答えを出せない。
しばらくすると、
「多分だけど、影山の本心が見えないってことじゃないかな?要はごめんないってことだ」
あくまで俺の憶測だけどな、と菅原さんは付け足した。
「あんまり落ち込むなよ」
ポンッと俺の肩を叩いた菅原さんは部室から出ていった。
自覚していなかったが、どうやら俺は●●に告白をして、振られたらしい。
菅原さん曰く●●は俺の本心が分からないと言うが、それは俺も同じ。
中学のときにも告白をしたが、あのときの返事は貰えなかったし。
それどころか今まで名前で呼んでいたのに、いきなり名字になるし。
本当に意味が分かんねぇ。