君に嫌われたい
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提出が今日までのレポートをすっかり忘れていた。
急いで仕上げていたら、帰る頃には外は夕焼け空。
大分遅くなっちゃったな。
帰り道、何かの視線を感じた。
また工か?そんなことを思ったが、工なら真っ先に声をかけてくる。
私は鞄から綺麗に折りたたまれた紙を取り出し、急いでそこに書かれている電話番号を押した。
まさか、この連絡先に電話をかける日がくるとは。
プルルルー…… プルルルー……
“もしもし?”
電話は思ったより早く繋がった。
「工……?」
“もしかして●●さんですか?やっと連絡してくれたー!”
喜んでいるところ申し訳ないけれど、こちらはそんな悠長なことを言っていられない。
私は工の居場所を確認した。
「今どこ?」
“これからランニング始めるところです”
て、ことはこの視線の正体はやはり工の物ではない。
「いつもの交差点のところまで急いできて!」
“え?あの……ちょっと”
電話越しから困惑する工の声が聞こえたけれど、私は要件だけ伝えると電話を切った。
交差点の辺りまでは夕方とは言えある程度人通りがあるが、白鳥沢からそこまでは中々の距離がある。
私の方が先に着かないようにゆっくりと歩いた。
ーーーー
まもなく例の交差点。
工はまだ来ていない。
そもそもあんな言い方をして来てくれるのかも分からない。
立ち止まると、後ろから肩を叩かれた。
工?いや、工が来るとしたら正面からのはず。
きっと私の落とし物を拾ってくれた親切な人に違いない。
そう願いながら振り向いた。
「………っ」
「●●、久しぶり」
急いで仕上げていたら、帰る頃には外は夕焼け空。
大分遅くなっちゃったな。
帰り道、何かの視線を感じた。
また工か?そんなことを思ったが、工なら真っ先に声をかけてくる。
私は鞄から綺麗に折りたたまれた紙を取り出し、急いでそこに書かれている電話番号を押した。
まさか、この連絡先に電話をかける日がくるとは。
プルルルー…… プルルルー……
“もしもし?”
電話は思ったより早く繋がった。
「工……?」
“もしかして●●さんですか?やっと連絡してくれたー!”
喜んでいるところ申し訳ないけれど、こちらはそんな悠長なことを言っていられない。
私は工の居場所を確認した。
「今どこ?」
“これからランニング始めるところです”
て、ことはこの視線の正体はやはり工の物ではない。
「いつもの交差点のところまで急いできて!」
“え?あの……ちょっと”
電話越しから困惑する工の声が聞こえたけれど、私は要件だけ伝えると電話を切った。
交差点の辺りまでは夕方とは言えある程度人通りがあるが、白鳥沢からそこまでは中々の距離がある。
私の方が先に着かないようにゆっくりと歩いた。
ーーーー
まもなく例の交差点。
工はまだ来ていない。
そもそもあんな言い方をして来てくれるのかも分からない。
立ち止まると、後ろから肩を叩かれた。
工?いや、工が来るとしたら正面からのはず。
きっと私の落とし物を拾ってくれた親切な人に違いない。
そう願いながら振り向いた。
「………っ」
「●●、久しぶり」