君に嫌われたい
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どうしてこうなった。
私と前髪君は対面に座っており、ランチメニューを選んでいる。
「●●さんは何にしますか?」
前髪君はアカリが私を呼んでいるのを聞いて名前を知ったのだろう。
「私はまだ君の名前を知らないんだけど」
「五色工です。“タクミ”と書いて“ツトム”」
「へぇー変わってるのね。……じゃなくてさ、何この状況」
「だって●●さん、お友達とのランチキャンセルされたじゃないですか」
「ぐっ……」
お腹が空いているのは確か。
仕方がないけど、ここは大人しく一緒にランチを取ることにした。
「俺、ずっと●●さんにお礼を言いたかったんです。でも、あの日以来大会で見かけなかったし」
アカリからは度々応援に行かないか誘われていたが、高校3年生になってからは受験勉強に集中したくて断っていた。
そのせいか段々応援に誘われなくなった。
「アカリ……私の友達の隣にいた弟、見覚えある?彼もバレー部なんだけど」
「あー、去年ケガをしたとかで部活辞めたって聞きました」
だから、応援に誘わなくなったのか。
てことはアカリの弟は一般入試で白鳥沢に合格したことになる。頭良かったんだ。
「それより、お礼が言いたかったんです!」
工は話を反らされたことに不服で大きな声を出した。
「お礼って言われても、される覚えないし」
「●●さんはそう思っていても、俺はあの言葉のおかげで頑張れたんです」
「あんなのエゴだよ」
私も中学までスポーツをしていた。
だけど思うように上達しなく、部活を辞めて夜遊びに走った。
あのとき、当時の自分がやりたかった願望を工に向けて言っただけ。
「よく分かりませんが、俺、●●さんの言葉に恥じないようなエースになります!」
ここまで上がってきた工は既にエースだよ。
私と前髪君は対面に座っており、ランチメニューを選んでいる。
「●●さんは何にしますか?」
前髪君はアカリが私を呼んでいるのを聞いて名前を知ったのだろう。
「私はまだ君の名前を知らないんだけど」
「五色工です。“タクミ”と書いて“ツトム”」
「へぇー変わってるのね。……じゃなくてさ、何この状況」
「だって●●さん、お友達とのランチキャンセルされたじゃないですか」
「ぐっ……」
お腹が空いているのは確か。
仕方がないけど、ここは大人しく一緒にランチを取ることにした。
「俺、ずっと●●さんにお礼を言いたかったんです。でも、あの日以来大会で見かけなかったし」
アカリからは度々応援に行かないか誘われていたが、高校3年生になってからは受験勉強に集中したくて断っていた。
そのせいか段々応援に誘われなくなった。
「アカリ……私の友達の隣にいた弟、見覚えある?彼もバレー部なんだけど」
「あー、去年ケガをしたとかで部活辞めたって聞きました」
だから、応援に誘わなくなったのか。
てことはアカリの弟は一般入試で白鳥沢に合格したことになる。頭良かったんだ。
「それより、お礼が言いたかったんです!」
工は話を反らされたことに不服で大きな声を出した。
「お礼って言われても、される覚えないし」
「●●さんはそう思っていても、俺はあの言葉のおかげで頑張れたんです」
「あんなのエゴだよ」
私も中学までスポーツをしていた。
だけど思うように上達しなく、部活を辞めて夜遊びに走った。
あのとき、当時の自分がやりたかった願望を工に向けて言っただけ。
「よく分かりませんが、俺、●●さんの言葉に恥じないようなエースになります!」
ここまで上がってきた工は既にエースだよ。