君に嫌われたい
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あれから3年が経った。
私とアカリは別々の大学生に進学した。
ありがたいことに、高校を卒業してからも仲良くしていた。
そんなアカリから弟が白鳥沢学園高校への入学が決まったから、一緒に入学式に行こうと誘われた。
百歩譲ってアカリは身内の入学式だから親の代わりってことでいいけど、私は?
全くの赤の他人なんだけど。
「途中までは一緒に行くけど、校門で待ってるよ」
「そう?じゃあ、終わったらランチ行こうね」
「うん、また後で」
校内へ入っていくアカリを見送る。
改めて校門に掲げられている学校名を見た。
白鳥沢学園高校……。
ここって確か文武両道だったよね。
アカリの弟、バレー強かったからスポーツ推薦なんだろうな。
それにしても、校門から覗いただけで校舎が広いことが分かる。
馬術部の案内板まである。
しばらく待っていると入学式を終えた生徒と保護者が出てきた。
アカリたちはどこかな?
キョロキョロしていると、
「お姉さん!」
え、お姉さん?私に弟はいないけど。
アカリを探していると、知らない男子生徒に話しかけられた。
いや、背こそ高くなっているが、あの真っ直ぐで綺麗な前髪には見覚えがある。
「君は確か……」
「3年前のバレーの大会でお姉さんに励ましてもらいました」
やっぱりあのときの少年だ。
「お姉さんの言葉通り県内トップの強豪校に入りました」
白鳥沢に入れなんて言った覚えはないけど、バレーを諦めずに続けていたことは素直に嬉しいと思った。
「●●ごめーん」
前髪君と話をしていると、アカリたちが来た。
何やら大量の教材を持って。
どうやら寮生ではないアカリの弟は大量の教材を持って帰らないといけないらしく、一人では大変だから、とアカリも一緒に持って帰ることになったらしい。
「だからごめんね、ランチはまた今度行こうね」
そう言うとアカリたちは重い重いと言いながら帰っていった。
ポツンと残された私と前髪君。
さて、どうしたものか。
私とアカリは別々の大学生に進学した。
ありがたいことに、高校を卒業してからも仲良くしていた。
そんなアカリから弟が白鳥沢学園高校への入学が決まったから、一緒に入学式に行こうと誘われた。
百歩譲ってアカリは身内の入学式だから親の代わりってことでいいけど、私は?
全くの赤の他人なんだけど。
「途中までは一緒に行くけど、校門で待ってるよ」
「そう?じゃあ、終わったらランチ行こうね」
「うん、また後で」
校内へ入っていくアカリを見送る。
改めて校門に掲げられている学校名を見た。
白鳥沢学園高校……。
ここって確か文武両道だったよね。
アカリの弟、バレー強かったからスポーツ推薦なんだろうな。
それにしても、校門から覗いただけで校舎が広いことが分かる。
馬術部の案内板まである。
しばらく待っていると入学式を終えた生徒と保護者が出てきた。
アカリたちはどこかな?
キョロキョロしていると、
「お姉さん!」
え、お姉さん?私に弟はいないけど。
アカリを探していると、知らない男子生徒に話しかけられた。
いや、背こそ高くなっているが、あの真っ直ぐで綺麗な前髪には見覚えがある。
「君は確か……」
「3年前のバレーの大会でお姉さんに励ましてもらいました」
やっぱりあのときの少年だ。
「お姉さんの言葉通り県内トップの強豪校に入りました」
白鳥沢に入れなんて言った覚えはないけど、バレーを諦めずに続けていたことは素直に嬉しいと思った。
「●●ごめーん」
前髪君と話をしていると、アカリたちが来た。
何やら大量の教材を持って。
どうやら寮生ではないアカリの弟は大量の教材を持って帰らないといけないらしく、一人では大変だから、とアカリも一緒に持って帰ることになったらしい。
「だからごめんね、ランチはまた今度行こうね」
そう言うとアカリたちは重い重いと言いながら帰っていった。
ポツンと残された私と前髪君。
さて、どうしたものか。