天童君は私にだけ冷たい
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ーーおまけーー
体育の授業が終わり、片付けをしているとき。
「●●ちゃん重たいでしょう。俺持つよ」
「え、大丈夫。軽いから」
数学のグループワークをしているとき。
「●●ちゃんはどう思う?」
「えっと、私は──が──だから、────した方がいいかなって……どうかな?」
「うんうん、俺もそう思う!」
天童君と和解してから、あからさまに私への態度が変わった。
名前で呼んで、とは言ったけれど、ここまで優しく接してくれると思わなかったから、ちょっと戸惑っている。
そんなにベタベタしなくても、もう怒っていないのに。
そして問題なのは周りの反応。
聞くのが怖いのか、直接は言ってこないけれど、天童が◯◯に何か弱みを握られている、なんて噂をされるハメに。
さすがにそれはマズい。
私は改めて天童君を呼び出して、思いを伝えた。
「ねえ、天童君。そんなに気を遣わなくても、普通に接してくれればいいよ?」
「え〜これが俺の普通なんだけどな〜」
なんて飄々と言う天童君。
そんな訳ないじゃん。
「でも、周りになんて言われているか知ってる?◯◯の“下僕”とか“犬”だよ。嫌じゃないの?」
「うーん、俺たちが真実を分かっていればそれでいいかな〜」
そんな呑気な。
「それとも●●ちゃんは嫌なの?俺、優秀な下僕になれると思うんだけどな〜」
「私は天童君と対等になりたいの!」
「●●ちゃん……」
目を輝かせているように見える天童君。
もしかして私の思い、伝わった?と思いきや、
「そんなに俺のことが好きなんだね!」
「え、あ、……うん?」
友達として好きだからね。
しかし、この安易に肯定してしまったのが間違いだったのか、贔屓っぷりに拍車が掛かってしまった。
体育の授業が終わり、片付けをしているとき。
「●●ちゃん重たいでしょう。俺持つよ」
「え、大丈夫。軽いから」
数学のグループワークをしているとき。
「●●ちゃんはどう思う?」
「えっと、私は──が──だから、────した方がいいかなって……どうかな?」
「うんうん、俺もそう思う!」
天童君と和解してから、あからさまに私への態度が変わった。
名前で呼んで、とは言ったけれど、ここまで優しく接してくれると思わなかったから、ちょっと戸惑っている。
そんなにベタベタしなくても、もう怒っていないのに。
そして問題なのは周りの反応。
聞くのが怖いのか、直接は言ってこないけれど、天童が◯◯に何か弱みを握られている、なんて噂をされるハメに。
さすがにそれはマズい。
私は改めて天童君を呼び出して、思いを伝えた。
「ねえ、天童君。そんなに気を遣わなくても、普通に接してくれればいいよ?」
「え〜これが俺の普通なんだけどな〜」
なんて飄々と言う天童君。
そんな訳ないじゃん。
「でも、周りになんて言われているか知ってる?◯◯の“下僕”とか“犬”だよ。嫌じゃないの?」
「うーん、俺たちが真実を分かっていればそれでいいかな〜」
そんな呑気な。
「それとも●●ちゃんは嫌なの?俺、優秀な下僕になれると思うんだけどな〜」
「私は天童君と対等になりたいの!」
「●●ちゃん……」
目を輝かせているように見える天童君。
もしかして私の思い、伝わった?と思いきや、
「そんなに俺のことが好きなんだね!」
「え、あ、……うん?」
友達として好きだからね。
しかし、この安易に肯定してしまったのが間違いだったのか、贔屓っぷりに拍車が掛かってしまった。
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