天童君は私にだけ冷たい
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ーー天童sideーー
小学生の俺は正直クソ生意気だったと思っている。
どんなに注意されようと、自分のやりたいバレーをやる。
俺が気持ちよくなれるバレーをする。
だけど、そのせいで虐めにも合っていた。
「こっちのチーム来んなよ」
「妖怪は人間のチームに入れないんだぞ」
「……」
ま、俺の才能に嫉妬しているんだろう、と相手にしなかったけど。
そんなある日、いつも陰口しか言わないやつらが珍しく話しかけてきた。
「ちょっと面貸せよ」
「今から体育館裏に来い」
あーこれはアレだ。よくドラマとかアニメとかで見かけるやつだ。
どんな酷いことをしてくるのかと、半ばワクワクしながら2人の後を付いていった。
「お前さ、前々から思ってたんだけど、ちょっとバレー上手いからって調子乗んなよ!?」
「おかっぱ頭もダセェし」
髪型は今関係なくないか?
それにしても拍子抜け。
ただ怒鳴ってくるだけか。
「はぁ〜」
俺は無意識にため息を吐いていた。
「聞いてんのかよ!」
「っ……」
油断した。
逆上してきたやつが落ちていた石で俺の頭を殴ってきやがった。
頭を押さえると、手のひらには血がついていた。
俺、もしかしてこのまま死ぬの?
そう思っていると、
「何やってるの!」
そこには同じクラスの●●ちゃんがいた。
「先生に言いつけてやるから!」
そう言って、校舎の方へと走っていった。
「まずいって、アイツ追いかけろ!」
あの後●●ちゃんは先生を連れて戻ってくることはなかった。
助けてくれると思っていたのに。
結局彼女も冷やかしの一人だったってワケだ。
許さない…。
●●ちゃんもアイツらと同罪だ。
俺は痛みに耐えながら、なんとか保健室へと行くことが出来た。
「血が出ているじゃない!どうしたの!」
「ちょっと転んだ先に石が落ちてて…」
アイツらにやられたなんて言ったら格好悪いから、俺は自分のせいでこうなったことを説明した。
決して庇ったわけではない。
「ちょっと切れてるけど、縫わなくていい程度かな?でも、念の為に病院に行きなさいよ?」
「はーい」
次の日、●●ちゃんは学校に来なかった。
そして、それから一度も会うことなく卒業した。
そんな彼女と再開したのは高校1年生のとき。
入学式のときに見かけた●●ちゃん。
会ったら聞きたいことがあった。
なんで戻って来なかったの?
なんで学校に来なくなったの?
だけど、3年生になってようやく同じクラスになったのに、●●ちゃんは俺の顔を見ても何も言わなかった。
それどころか、
「天童君、初めまして!」
って俺のこのなんか忘れていた。
許さない。絶対に。
思い出すまで痛めつけてやる。
小学生の俺は正直クソ生意気だったと思っている。
どんなに注意されようと、自分のやりたいバレーをやる。
俺が気持ちよくなれるバレーをする。
だけど、そのせいで虐めにも合っていた。
「こっちのチーム来んなよ」
「妖怪は人間のチームに入れないんだぞ」
「……」
ま、俺の才能に嫉妬しているんだろう、と相手にしなかったけど。
そんなある日、いつも陰口しか言わないやつらが珍しく話しかけてきた。
「ちょっと面貸せよ」
「今から体育館裏に来い」
あーこれはアレだ。よくドラマとかアニメとかで見かけるやつだ。
どんな酷いことをしてくるのかと、半ばワクワクしながら2人の後を付いていった。
「お前さ、前々から思ってたんだけど、ちょっとバレー上手いからって調子乗んなよ!?」
「おかっぱ頭もダセェし」
髪型は今関係なくないか?
それにしても拍子抜け。
ただ怒鳴ってくるだけか。
「はぁ〜」
俺は無意識にため息を吐いていた。
「聞いてんのかよ!」
「っ……」
油断した。
逆上してきたやつが落ちていた石で俺の頭を殴ってきやがった。
頭を押さえると、手のひらには血がついていた。
俺、もしかしてこのまま死ぬの?
そう思っていると、
「何やってるの!」
そこには同じクラスの●●ちゃんがいた。
「先生に言いつけてやるから!」
そう言って、校舎の方へと走っていった。
「まずいって、アイツ追いかけろ!」
あの後●●ちゃんは先生を連れて戻ってくることはなかった。
助けてくれると思っていたのに。
結局彼女も冷やかしの一人だったってワケだ。
許さない…。
●●ちゃんもアイツらと同罪だ。
俺は痛みに耐えながら、なんとか保健室へと行くことが出来た。
「血が出ているじゃない!どうしたの!」
「ちょっと転んだ先に石が落ちてて…」
アイツらにやられたなんて言ったら格好悪いから、俺は自分のせいでこうなったことを説明した。
決して庇ったわけではない。
「ちょっと切れてるけど、縫わなくていい程度かな?でも、念の為に病院に行きなさいよ?」
「はーい」
次の日、●●ちゃんは学校に来なかった。
そして、それから一度も会うことなく卒業した。
そんな彼女と再開したのは高校1年生のとき。
入学式のときに見かけた●●ちゃん。
会ったら聞きたいことがあった。
なんで戻って来なかったの?
なんで学校に来なくなったの?
だけど、3年生になってようやく同じクラスになったのに、●●ちゃんは俺の顔を見ても何も言わなかった。
それどころか、
「天童君、初めまして!」
って俺のこのなんか忘れていた。
許さない。絶対に。
思い出すまで痛めつけてやる。