まだ見ぬアナタはどんな人
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立ち話もなんだから、と近くのカフェに入った。
色々と聞きたいことはあるが、まずは
「なんで会おうって言ってきたんですか?私、プロフィールに自分の写真を載せていなかったし」
「それはお互い様でしょう。俺も載せていないし。んーそうだなー、話をして楽しかったから、かな」
ちょっと……いや、かなり嬉しい。
「ふーん、私以外にも会ったりとかは?」
「いいや、ナナちゃんが初めて」
そんなことを話ながら色々と分かったことがある。
歳は私の二つ上。
待ち合わせ場所をあの駅にした理由は瀬見さんも駅の近くに住んでいるから。
バンドはやっているけどギターを演奏しているわけではなく、今回の目印のためにバンドメンバーから借りてきたこと。
「それにしても、変な壺とか売り付けられたらどうしようかと思ったけど、やり取りした通りの人でよかったよ」
「あ、実は駅のロッカーに瀬見さんに勧めようと思っている壺を預けているんですよ」
「マジ?」
「嘘」
「もーナナちゃん驚かさないでよ」
こんな冗談を信じかけた瀬見さん、からかい甲斐がある。
ーーーー
そろそろお開きかな、と思っていると、
「良ければ連絡先を交換したいんだけど」
瀬見さんはスマホを取り出しながら言った。
使っているマッチングアプリはメッセージが来たときに通知が来ない、トークも1週間経つと消えていくシステム。不便だ。
「いいですよ」
私はメインで利用していメッセージアプリのIDを交換した。
瀬見英太とフルネームで書かれた名前が追加された。
「名前バレちゃっていますよ瀬見英太さん」
「そう言う君だって、◯◯●●ちゃん」
「あ……」
完全にやってしまった。
色々と聞きたいことはあるが、まずは
「なんで会おうって言ってきたんですか?私、プロフィールに自分の写真を載せていなかったし」
「それはお互い様でしょう。俺も載せていないし。んーそうだなー、話をして楽しかったから、かな」
ちょっと……いや、かなり嬉しい。
「ふーん、私以外にも会ったりとかは?」
「いいや、ナナちゃんが初めて」
そんなことを話ながら色々と分かったことがある。
歳は私の二つ上。
待ち合わせ場所をあの駅にした理由は瀬見さんも駅の近くに住んでいるから。
バンドはやっているけどギターを演奏しているわけではなく、今回の目印のためにバンドメンバーから借りてきたこと。
「それにしても、変な壺とか売り付けられたらどうしようかと思ったけど、やり取りした通りの人でよかったよ」
「あ、実は駅のロッカーに瀬見さんに勧めようと思っている壺を預けているんですよ」
「マジ?」
「嘘」
「もーナナちゃん驚かさないでよ」
こんな冗談を信じかけた瀬見さん、からかい甲斐がある。
ーーーー
そろそろお開きかな、と思っていると、
「良ければ連絡先を交換したいんだけど」
瀬見さんはスマホを取り出しながら言った。
使っているマッチングアプリはメッセージが来たときに通知が来ない、トークも1週間経つと消えていくシステム。不便だ。
「いいですよ」
私はメインで利用していメッセージアプリのIDを交換した。
瀬見英太とフルネームで書かれた名前が追加された。
「名前バレちゃっていますよ瀬見英太さん」
「そう言う君だって、◯◯●●ちゃん」
「あ……」
完全にやってしまった。