〜第一章〜 笑いと食と恋愛と
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「おい、福永。お前芸人なんだろ?何か面白いこと言えよ!」
お酒が入った男性メンバーに無茶振りをされる福永さん。
「では」
福永さんはサラダボウルを手にした。
「このキャベツ、虫が付いている。キャー別のにして」
「……」
「ふふっ」
誰も笑わない中、私だけが笑ってしまった。
「おいおい福永。そのギャグはお店に迷惑をかけるやつだろう」
「今は厳しいんだからな」
男性陣から総スカンを受ける福永さん。
私は面白いと思ったんだけどなあ。
福永さんは申し訳ない、と頭に手を置いて謝っていた。
「ごめんね、ちょっとお手洗いに」
棚橋さんと森下さんは席を立った。
「ほら、◯◯さんも行くよ」
「あ、うん」
別に私はお手洗いに用はないけど、2人の後ろを付いて行った。
ーーーー
「今回の面子どう?」
「俳優の卵がまだマシかな?」
「私は新米役者狙おうかな。若手芸人はなし」
私が自己紹介を聞き逃した二人はどうやら俳優の卵と新米役者らしい。
そして三人目がお笑い芸人の福永さん。
どれも将来有名になる?可能性のある人たち。
「◯◯さん、そう言うことだから」
「はい」
つまりは棚橋さんと森下さんは福永さん以外の二人を狙うから手を出すな、と。
打ち合わせを終えると、何事もなかったかのように席へ戻った。
ーーーー
合コンは始まってから二時間ほどでお開きとなった。
「今日は楽しかったです~」
「また集まりましょうね」
そんな社交辞令と共に棚橋さんと森下さんは狙いの男性陣と連絡先を交換していた。
私は先に帰ろうかな、そんなことを思っていると、
「◯◯さん、連絡先交換しませんか?」
福永さんに声をかけられた。
意外だったけど断る理由もなく、二つ返事で承諾した。
「では、また」
三人の男性の姿が見えなくなると、棚橋さんと森下さんは、
「これで、先輩俳優の連絡先を聞いていって、最終的には……」
「そのときには私にも紹介してよねー」
なるほど。お目当ては彼らではなく、彼らの繋がりか。
私は純粋に福永さんと仲良くなりたいな、そう思いながら帰路についた。
お酒が入った男性メンバーに無茶振りをされる福永さん。
「では」
福永さんはサラダボウルを手にした。
「このキャベツ、虫が付いている。キャー別のにして」
「……」
「ふふっ」
誰も笑わない中、私だけが笑ってしまった。
「おいおい福永。そのギャグはお店に迷惑をかけるやつだろう」
「今は厳しいんだからな」
男性陣から総スカンを受ける福永さん。
私は面白いと思ったんだけどなあ。
福永さんは申し訳ない、と頭に手を置いて謝っていた。
「ごめんね、ちょっとお手洗いに」
棚橋さんと森下さんは席を立った。
「ほら、◯◯さんも行くよ」
「あ、うん」
別に私はお手洗いに用はないけど、2人の後ろを付いて行った。
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「今回の面子どう?」
「俳優の卵がまだマシかな?」
「私は新米役者狙おうかな。若手芸人はなし」
私が自己紹介を聞き逃した二人はどうやら俳優の卵と新米役者らしい。
そして三人目がお笑い芸人の福永さん。
どれも将来有名になる?可能性のある人たち。
「◯◯さん、そう言うことだから」
「はい」
つまりは棚橋さんと森下さんは福永さん以外の二人を狙うから手を出すな、と。
打ち合わせを終えると、何事もなかったかのように席へ戻った。
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合コンは始まってから二時間ほどでお開きとなった。
「今日は楽しかったです~」
「また集まりましょうね」
そんな社交辞令と共に棚橋さんと森下さんは狙いの男性陣と連絡先を交換していた。
私は先に帰ろうかな、そんなことを思っていると、
「◯◯さん、連絡先交換しませんか?」
福永さんに声をかけられた。
意外だったけど断る理由もなく、二つ返事で承諾した。
「では、また」
三人の男性の姿が見えなくなると、棚橋さんと森下さんは、
「これで、先輩俳優の連絡先を聞いていって、最終的には……」
「そのときには私にも紹介してよねー」
なるほど。お目当ては彼らではなく、彼らの繋がりか。
私は純粋に福永さんと仲良くなりたいな、そう思いながら帰路についた。