好きになった人は恋人
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やってしまった。
調子に乗って食べすぎてお腹を壊した。
クロに言われた通りになるなんて癪だ。
しかも、ついでに体温を計ったら熱まで出ていた。
2日目にして体調を崩すとは、我ながら情けないな。
私は部屋で横にならせてもらうことになった。
今頃お昼休憩だろうか。
冷房もない昼間の部屋はとても暑い。
すると、扉がノックされた。
「●●、腹の具合はどうだ」
「クロ……」
私は起き上がってクロの方を見た。
「無理させちまって悪かった」
確かに慣れない環境で慣れないマネージャー業に加えて寝不足。
でも、これは単に私の体調管理不足のせい。
「クロは何も悪くないよ」
「合宿が終わったらさ、お礼がしたいからどこか出掛けないか?」
クロは罪滅ぼしなのか、そんな提案をしてきた。
「やったー。覚悟しておいてよ」
「お手柔らかに」
そんなことを言いつつも、二人で顔を合わせて笑った。
ーーーー
次の日には熱はすっかり下がっており、今日からまた昨日の分も合わせてバリバリとマネージャー業をこなす。
「病み上がりなんだから、無理しないでね」
「少しでも体調悪くなったら、遠慮なく休憩するんだよ?」
「ありがとう」
他校のマネージャーさんたちに心配をされつつも、今日の初仕事は買い出しに行くことになった。
気分転換にもなるから、らしい。
烏野の先生の運転で谷地さんと一緒にお昼の買い出し。車の中は冷房が効いており、快適だった。
スーパーに着くと、スポーツドリンクの粉やテーピングなどを真っ先にカゴに入れていく。
「後は食材だけですね」
烏野の先生は買い物リストを見ながら食材を探している。
あ、夏だけどサンマが売っているんだ。
クロ、サンマの塩焼き好きだったよなー。
付き合う前はスーパーに行ってもこんなこと思わなかったのに。
だけど、残念ながら買い物リストにサンマは載っていない。
そんなことを考えながら買い物を終えた。
「重いですね~!」
「谷地さん少し持とうか?」
「いえ、大丈夫です」
小柄に見えて意外とたくましい子なのね。
確か初めて会ったときもやる気ある挨拶をしてくれた。
こういう子がマネージャーならうちの音駒もよかったのかな、とヘルプとはいえ自分がマネージャーを担ってしまったことが申し訳なく思ってしまった。
ーーーー
そうこうしているうちに今日の練習が終了した。
食堂を覗くと、まだ食事を済ませていない人がいるのかご飯が残っている。
本当にこの合宿に参加する人はバレーが大好きなんだな。クロも例外ではない。
参加しなければ気付かなかったクロの一面。
来てよかった。
「ねえ、そろそろ食堂閉まるよね」
「誰か自主練組に知らせてきなよ」
「ほら、●●ちゃんの彼氏もまだでしょ?」
「え~」
無理やり話す機会を作ってくれなくても大丈夫なのに。
結局梟谷のマネージャーさんが呼びに行ってくれた。
調子に乗って食べすぎてお腹を壊した。
クロに言われた通りになるなんて癪だ。
しかも、ついでに体温を計ったら熱まで出ていた。
2日目にして体調を崩すとは、我ながら情けないな。
私は部屋で横にならせてもらうことになった。
今頃お昼休憩だろうか。
冷房もない昼間の部屋はとても暑い。
すると、扉がノックされた。
「●●、腹の具合はどうだ」
「クロ……」
私は起き上がってクロの方を見た。
「無理させちまって悪かった」
確かに慣れない環境で慣れないマネージャー業に加えて寝不足。
でも、これは単に私の体調管理不足のせい。
「クロは何も悪くないよ」
「合宿が終わったらさ、お礼がしたいからどこか出掛けないか?」
クロは罪滅ぼしなのか、そんな提案をしてきた。
「やったー。覚悟しておいてよ」
「お手柔らかに」
そんなことを言いつつも、二人で顔を合わせて笑った。
ーーーー
次の日には熱はすっかり下がっており、今日からまた昨日の分も合わせてバリバリとマネージャー業をこなす。
「病み上がりなんだから、無理しないでね」
「少しでも体調悪くなったら、遠慮なく休憩するんだよ?」
「ありがとう」
他校のマネージャーさんたちに心配をされつつも、今日の初仕事は買い出しに行くことになった。
気分転換にもなるから、らしい。
烏野の先生の運転で谷地さんと一緒にお昼の買い出し。車の中は冷房が効いており、快適だった。
スーパーに着くと、スポーツドリンクの粉やテーピングなどを真っ先にカゴに入れていく。
「後は食材だけですね」
烏野の先生は買い物リストを見ながら食材を探している。
あ、夏だけどサンマが売っているんだ。
クロ、サンマの塩焼き好きだったよなー。
付き合う前はスーパーに行ってもこんなこと思わなかったのに。
だけど、残念ながら買い物リストにサンマは載っていない。
そんなことを考えながら買い物を終えた。
「重いですね~!」
「谷地さん少し持とうか?」
「いえ、大丈夫です」
小柄に見えて意外とたくましい子なのね。
確か初めて会ったときもやる気ある挨拶をしてくれた。
こういう子がマネージャーならうちの音駒もよかったのかな、とヘルプとはいえ自分がマネージャーを担ってしまったことが申し訳なく思ってしまった。
ーーーー
そうこうしているうちに今日の練習が終了した。
食堂を覗くと、まだ食事を済ませていない人がいるのかご飯が残っている。
本当にこの合宿に参加する人はバレーが大好きなんだな。クロも例外ではない。
参加しなければ気付かなかったクロの一面。
来てよかった。
「ねえ、そろそろ食堂閉まるよね」
「誰か自主練組に知らせてきなよ」
「ほら、●●ちゃんの彼氏もまだでしょ?」
「え~」
無理やり話す機会を作ってくれなくても大丈夫なのに。
結局梟谷のマネージャーさんが呼びに行ってくれた。