最幸のお弁当
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仕事から帰宅し、夜ご飯を済ませる。
それから洗い物を終えても、鉄朗はまだ帰ってこない。
私は出来上がった料理に手早くラップをかけ、彼を待つことにした。
「先に寝てて」なんて言われたけれど、自分より早く家を出て、夜遅くまで働いている旦那様を差し置いて、先に夢の中へ行くなんて私にはできなかった。
それに……まだ、新婚だもの。
何より、今日はお弁当のことをちゃんと聞くまでは、落ち着いて寝られそうにない。
……。
…………。
数時間後。
カチャリ、と静かに鍵が回る音がして鉄朗が帰ってきた。
「ただいま……って、うわ。起きてたんだ。寝ててよかったのに」
ネクタイを少し緩め、意外そうに目を丸くする鉄朗。
その顔には隠しきれない疲労が滲んでいる。
「おかえり。ご飯温めるから、先にお風呂入ってきちゃって」
「え、強制的に風呂?そこは、ご飯にする?お風呂にする?それとも……わ・た・し?っていうお約束のやつじゃないのかよ」
疲れを見せながらも、ニヤリと口角を上げてそんな冗談を飛ばしてくる。
「……いいから、早く入って」
私は少し頬を赤くして、彼を睨みつけた。
「はいはい、分かりましたよ。大人しく入ってきますよー」
鉄朗はひらひらと手を振りながら脱衣所へ向かった。
彼の背中を見送りながら、私はレンジのボタンを押した。
湯気と共にバスルームから戻ってきた鉄朗は、スウェット姿で首にタオルをかけ、少し湿った髪を無造作に揺らしていた。
「はー、生き返った……」
そう言って、彼は私が用意した夕食の前にどさりと腰を下ろす。
「お疲れ様。冷めないうちに食べてね」
「おう、いただきます」
箸を動かし、一口、二口と料理を口に運ぶたびに、彼と結婚したんだと実感させられる。
だからこそ、聞かないといけない。
「ねえ、鉄朗」
「ん?なんだ?」
お茶を飲み干したタイミングで、私は切り出した。
「お昼って、いつもどうしてるの?」
「ん〜、今日はバタバタしてたからな。適当にコンビニで買って、デスクで済ませた」
「そっか……。毎日、忙しそうだね」
「いやー、食う時間すらない時もあるから、今日はまだいい方だよ」
さらりと言うけれど、それでは体が持たない。
私はギュッと膝の上で手を握りしめた。
「あ、あのさ……明日から、お弁当作ったら食べてくれる?」
「へ?」
鉄朗が、虚を突かれたように動きを止める。
「あ!もちろん、荷物になって迷惑とかじゃなければだけど!」
慌てて付け足すと、彼はポカンとした顔のあと、少しだけ視線を泳がせた。
「迷惑っていうか……いいのか?●●も仕事あるのに、大変じゃね?」
「1人分も2人分も、手間はそんなに変わらないから」
真っ直ぐに彼を見つめると、鉄朗は観念したようにフッと表情を緩めた。
「……なら、お願いしようかな。楽しみにしてるわ」
「うん、任せて!」
私は胸をドーンと叩いた。
それから洗い物を終えても、鉄朗はまだ帰ってこない。
私は出来上がった料理に手早くラップをかけ、彼を待つことにした。
「先に寝てて」なんて言われたけれど、自分より早く家を出て、夜遅くまで働いている旦那様を差し置いて、先に夢の中へ行くなんて私にはできなかった。
それに……まだ、新婚だもの。
何より、今日はお弁当のことをちゃんと聞くまでは、落ち着いて寝られそうにない。
……。
…………。
数時間後。
カチャリ、と静かに鍵が回る音がして鉄朗が帰ってきた。
「ただいま……って、うわ。起きてたんだ。寝ててよかったのに」
ネクタイを少し緩め、意外そうに目を丸くする鉄朗。
その顔には隠しきれない疲労が滲んでいる。
「おかえり。ご飯温めるから、先にお風呂入ってきちゃって」
「え、強制的に風呂?そこは、ご飯にする?お風呂にする?それとも……わ・た・し?っていうお約束のやつじゃないのかよ」
疲れを見せながらも、ニヤリと口角を上げてそんな冗談を飛ばしてくる。
「……いいから、早く入って」
私は少し頬を赤くして、彼を睨みつけた。
「はいはい、分かりましたよ。大人しく入ってきますよー」
鉄朗はひらひらと手を振りながら脱衣所へ向かった。
彼の背中を見送りながら、私はレンジのボタンを押した。
湯気と共にバスルームから戻ってきた鉄朗は、スウェット姿で首にタオルをかけ、少し湿った髪を無造作に揺らしていた。
「はー、生き返った……」
そう言って、彼は私が用意した夕食の前にどさりと腰を下ろす。
「お疲れ様。冷めないうちに食べてね」
「おう、いただきます」
箸を動かし、一口、二口と料理を口に運ぶたびに、彼と結婚したんだと実感させられる。
だからこそ、聞かないといけない。
「ねえ、鉄朗」
「ん?なんだ?」
お茶を飲み干したタイミングで、私は切り出した。
「お昼って、いつもどうしてるの?」
「ん〜、今日はバタバタしてたからな。適当にコンビニで買って、デスクで済ませた」
「そっか……。毎日、忙しそうだね」
「いやー、食う時間すらない時もあるから、今日はまだいい方だよ」
さらりと言うけれど、それでは体が持たない。
私はギュッと膝の上で手を握りしめた。
「あ、あのさ……明日から、お弁当作ったら食べてくれる?」
「へ?」
鉄朗が、虚を突かれたように動きを止める。
「あ!もちろん、荷物になって迷惑とかじゃなければだけど!」
慌てて付け足すと、彼はポカンとした顔のあと、少しだけ視線を泳がせた。
「迷惑っていうか……いいのか?●●も仕事あるのに、大変じゃね?」
「1人分も2人分も、手間はそんなに変わらないから」
真っ直ぐに彼を見つめると、鉄朗は観念したようにフッと表情を緩めた。
「……なら、お願いしようかな。楽しみにしてるわ」
「うん、任せて!」
私は胸をドーンと叩いた。
