友達のために泣く君だから
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ーー黒尾sideーー
「夜久君ってロシアで頑張ってるんでしょ?久しぶりに会うね」
「マコちゃんも夜久と続いてるんだよな?ロシアまで付いて行ったみたいだし」
「うん。あー皆に会うのが楽しみ!」
「早く寝ないと明日起きられないぞ」
「明日から私も黒尾かー!変な感じ」
「披露宴が終わったら婚姻届を出しに行くぞ」
「うん!」
ーーーー
そして向かえた結婚式当日。
挙式を終え披露宴が始まった。
祝辞は高校の部活の監督をしていた猫又監督にお願いをした。
その後は、歓談や余興と順調に進行し、今はお色直しのため●●は中座している。
その間に俺は高校の部活仲間のテーブルへと挨拶に行った。
「黒尾、結婚おめでとう」
「夜久、ありがとな。遠いところから」
「しっかし、本当に●●ちゃんと結婚するとはな」
「どういう意味だよ」
「だって俺の彼女に●●ちゃんの連絡先を教えてくれって頼まれたときは、何かの冗談かと思ってたからさ」
「ははは」
それだけ俺も必死だったんだよ。
逃したくないと思ったから。
そうだ、今のうちにマコちゃんに口止めしておかないと。
「やっくん!黒尾君!」
お、噂をすれば向こうから。
「ちょっと話せるか?」
「おい、黒尾!俺の彼女に手を出す気か!」
「そんなんじゃねえって」
彼女にしか聞こえない声で、俺と●●の初めて出会ったのは高校の頃の大会でってことにしてくれないか、と耳打ちした。
「あー、やっぱり。私が負けた大会で●●が泣いてたときにすれ違ったの、黒尾君だったのか。なんでか分からないけど、オッケー!オッケー!」
本当に分かってるのか。
「何がオッケーなんだ!黒尾!」
夜久が面倒臭い。
「それはねー」
「おい、言うなって」
わちゃわちゃしていると司会の人がアナウンスをした。
「それでは、お色直しが終わった新婦の登場です」
●●は赤をベースとしたカラードレスに包まれて入場した。
真っ白なウエディングドレスとはまた違った良さがある。
もちろん、衣装合わせのときに見たけど。
「●●綺麗だよ」
「へへ、ありがとう。音駒高校のチームカラーだよ」
●●にしては珍しい色の選択だと思っていたが、そういうことだったのか。
「一生大切にするからな!」
ーーFinーー
「夜久君ってロシアで頑張ってるんでしょ?久しぶりに会うね」
「マコちゃんも夜久と続いてるんだよな?ロシアまで付いて行ったみたいだし」
「うん。あー皆に会うのが楽しみ!」
「早く寝ないと明日起きられないぞ」
「明日から私も黒尾かー!変な感じ」
「披露宴が終わったら婚姻届を出しに行くぞ」
「うん!」
ーーーー
そして向かえた結婚式当日。
挙式を終え披露宴が始まった。
祝辞は高校の部活の監督をしていた猫又監督にお願いをした。
その後は、歓談や余興と順調に進行し、今はお色直しのため●●は中座している。
その間に俺は高校の部活仲間のテーブルへと挨拶に行った。
「黒尾、結婚おめでとう」
「夜久、ありがとな。遠いところから」
「しっかし、本当に●●ちゃんと結婚するとはな」
「どういう意味だよ」
「だって俺の彼女に●●ちゃんの連絡先を教えてくれって頼まれたときは、何かの冗談かと思ってたからさ」
「ははは」
それだけ俺も必死だったんだよ。
逃したくないと思ったから。
そうだ、今のうちにマコちゃんに口止めしておかないと。
「やっくん!黒尾君!」
お、噂をすれば向こうから。
「ちょっと話せるか?」
「おい、黒尾!俺の彼女に手を出す気か!」
「そんなんじゃねえって」
彼女にしか聞こえない声で、俺と●●の初めて出会ったのは高校の頃の大会でってことにしてくれないか、と耳打ちした。
「あー、やっぱり。私が負けた大会で●●が泣いてたときにすれ違ったの、黒尾君だったのか。なんでか分からないけど、オッケー!オッケー!」
本当に分かってるのか。
「何がオッケーなんだ!黒尾!」
夜久が面倒臭い。
「それはねー」
「おい、言うなって」
わちゃわちゃしていると司会の人がアナウンスをした。
「それでは、お色直しが終わった新婦の登場です」
●●は赤をベースとしたカラードレスに包まれて入場した。
真っ白なウエディングドレスとはまた違った良さがある。
もちろん、衣装合わせのときに見たけど。
「●●綺麗だよ」
「へへ、ありがとう。音駒高校のチームカラーだよ」
●●にしては珍しい色の選択だと思っていたが、そういうことだったのか。
「一生大切にするからな!」
ーーFinーー
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