偽物の偽物は本物
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私が鉄朗の手を引いていたはずなのに、いつの間にか鉄朗が私の手を引いている。
「ねえ、どこに行くの?2人はあっちだよ?」
「だからだよ。別に子供じゃあるまいし、2人の方がいいだろ」
「でも……」
遠ざかっていく2人を見ていると、鉄朗の言うとおり大丈夫な気がした。
「それに、俺も●●と2人きりの方が良いし」
そんな言い方をされたら断れないよ。
「仕方ないな〜」
やれやれ感を出してはいるけれど、自然と私の口角は上がっていた。
歩き進めると、ペンギンエリアにやってきた。
「見て見て、あのペンギン。棒立ちしていて可愛い」
「どれどれ」
そう言って鉄朗は私の視線と同じところまで屈み込んだ。
右を向けばキスできそうなほどの距離。
微かに鉄朗の息遣いが聞こえてきた。
今までだってこのくらいの距離になったこのはある。
それなのに、何故か心臓がドキドキと速くなるのが分かった。
それを誤魔化したくて、適当に話をそらすこと
にした。
私は咄嗟に目に入ったチンアナゴの水槽に向かって、
「あっ、ねえ!あの魚、鉄朗にそっくりじゃない?」
なんて、意味の分からないことを言った。
そうしたら、
「俺のはもっと太ましいだろ」
明るい時間帯に、空気の読めない発言。
「ちょっと、急に下ネタ言わないでよ!」
「●●が話を振ってきたんでしょうが」
「むっ〜!!」
よりによって適当に指差した水槽がチンアナゴたったとは。
どうせならもっとブサイクな顔の魚だったら面白かったのに。
そう思っていたら今度は鉄朗の方が、
「あのマンタ、●●にそっくりだな。愛嬌ある感じが」
って。
仕返しかしら。
「ぜんっっっぜん似てない!」
「はははっ。ごめん、ごめん」
豪快に笑いながら謝罪する鉄朗からは、反省の色が全く見えない。
いつの間にか私の心臓は正常を取り戻していた。
さっきまでドキドキしていた気持ちを返してほしい。
「ねえ、どこに行くの?2人はあっちだよ?」
「だからだよ。別に子供じゃあるまいし、2人の方がいいだろ」
「でも……」
遠ざかっていく2人を見ていると、鉄朗の言うとおり大丈夫な気がした。
「それに、俺も●●と2人きりの方が良いし」
そんな言い方をされたら断れないよ。
「仕方ないな〜」
やれやれ感を出してはいるけれど、自然と私の口角は上がっていた。
歩き進めると、ペンギンエリアにやってきた。
「見て見て、あのペンギン。棒立ちしていて可愛い」
「どれどれ」
そう言って鉄朗は私の視線と同じところまで屈み込んだ。
右を向けばキスできそうなほどの距離。
微かに鉄朗の息遣いが聞こえてきた。
今までだってこのくらいの距離になったこのはある。
それなのに、何故か心臓がドキドキと速くなるのが分かった。
それを誤魔化したくて、適当に話をそらすこと
にした。
私は咄嗟に目に入ったチンアナゴの水槽に向かって、
「あっ、ねえ!あの魚、鉄朗にそっくりじゃない?」
なんて、意味の分からないことを言った。
そうしたら、
「俺のはもっと太ましいだろ」
明るい時間帯に、空気の読めない発言。
「ちょっと、急に下ネタ言わないでよ!」
「●●が話を振ってきたんでしょうが」
「むっ〜!!」
よりによって適当に指差した水槽がチンアナゴたったとは。
どうせならもっとブサイクな顔の魚だったら面白かったのに。
そう思っていたら今度は鉄朗の方が、
「あのマンタ、●●にそっくりだな。愛嬌ある感じが」
って。
仕返しかしら。
「ぜんっっっぜん似てない!」
「はははっ。ごめん、ごめん」
豪快に笑いながら謝罪する鉄朗からは、反省の色が全く見えない。
いつの間にか私の心臓は正常を取り戻していた。
さっきまでドキドキしていた気持ちを返してほしい。
