友達のために泣く君だから
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「夜久に友達取られちゃったの?」
「久しぶりに会うみたいだからいいんです。えっと……」
「黒尾鉄朗。俺の名前」
ユニフォームの番号が1番ってことは音駒の主将さんだよね?
遠目でしか試合が見れていなかったから、選手の顔ははっきり分からなかったけど、彼がそうなのか。
「◯◯●●です」
「●●ちゃんね。今日の試合どうだった?」
「見てるこっちが苦しくなりそうなほど毎回ラリーが長くて、でもそれが凄く楽しかったです」
「退屈しなかったならよかった」
黒尾君と話しながらチラッとマコの方を見たら、話が盛り上がっているようでまだまだ時間がかかりそうだった。
そんな私の視線に気づいたのか、
「さて、そろそろミーティングだから、夜久を回収しないとな」
と、黒尾君はマコと夜久君の元へと向かった。
もしかして、私に気を遣ってくれたの?
黒尾君に回収された夜久君は不服そうにしていた。
「●●、ごめんねー!一人にさせちゃって」
マコが謝りながらこちらへ帰ってきた。
「ううん、黒尾君と話してたから」
「やっぱり黒尾君と面識あったんだね」
「初めて話したよ?」
「あれ?そっか、そっか」
よく分からないけど、マコは一人で納得していた。
ーーーー
「あーそうか、あの大会の日な。●●が友達と来ていた」
「そうそう。あの後、急に知らない番号から電話がかかってきて驚いたんだから」
「聞き忘れたから夜久づてでマコちゃんから●●の連絡先を聞いたんだよ」
「ふふふ、でもそのおかげで鉄朗と仲が深まって、結婚まですることになっちゃうんだもん。人生何が起こるか分からないね!」
「そうだな」
顔を見合わせて笑う私たち。
だけど、あのときの出来事で一つだけ気になっていることがある。
マコが言った“やっぱり黒尾君と面識あったんだね”の言葉。
なんでマコは私と鉄朗が面識あると思っていたんだろう。
ねぇ、鉄朗は何か知っているの?
「久しぶりに会うみたいだからいいんです。えっと……」
「黒尾鉄朗。俺の名前」
ユニフォームの番号が1番ってことは音駒の主将さんだよね?
遠目でしか試合が見れていなかったから、選手の顔ははっきり分からなかったけど、彼がそうなのか。
「◯◯●●です」
「●●ちゃんね。今日の試合どうだった?」
「見てるこっちが苦しくなりそうなほど毎回ラリーが長くて、でもそれが凄く楽しかったです」
「退屈しなかったならよかった」
黒尾君と話しながらチラッとマコの方を見たら、話が盛り上がっているようでまだまだ時間がかかりそうだった。
そんな私の視線に気づいたのか、
「さて、そろそろミーティングだから、夜久を回収しないとな」
と、黒尾君はマコと夜久君の元へと向かった。
もしかして、私に気を遣ってくれたの?
黒尾君に回収された夜久君は不服そうにしていた。
「●●、ごめんねー!一人にさせちゃって」
マコが謝りながらこちらへ帰ってきた。
「ううん、黒尾君と話してたから」
「やっぱり黒尾君と面識あったんだね」
「初めて話したよ?」
「あれ?そっか、そっか」
よく分からないけど、マコは一人で納得していた。
ーーーー
「あーそうか、あの大会の日な。●●が友達と来ていた」
「そうそう。あの後、急に知らない番号から電話がかかってきて驚いたんだから」
「聞き忘れたから夜久づてでマコちゃんから●●の連絡先を聞いたんだよ」
「ふふふ、でもそのおかげで鉄朗と仲が深まって、結婚まですることになっちゃうんだもん。人生何が起こるか分からないね!」
「そうだな」
顔を見合わせて笑う私たち。
だけど、あのときの出来事で一つだけ気になっていることがある。
マコが言った“やっぱり黒尾君と面識あったんだね”の言葉。
なんでマコは私と鉄朗が面識あると思っていたんだろう。
ねぇ、鉄朗は何か知っているの?