マグロの呪い
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乱れた呼吸を整えながら、私たちはそのままベッドへと寝転がる。
「そう言えば、本当のところはどうなんだ?」
鉄朗が天井を見上げながら私に尋ねる。
余韻も何もないピロートークだ。
「本当のところ?」
「急に関係をやめるってやつ」
「あ……えーっと、昨日鉄朗が美人な人と腕を組んで飲食店から出てくるのを見まして……」
私はごにょごにょと答えた。
「やっぱりな。あの人は取引先の娘さん。酔っぱらって腕組まれただけ。他にも男性社員とかいたはずだけど」
鉄朗は苦笑いをしいる。
「……」
ショックのあまり、鉄朗と女性にしか目に入っていなかった。
周りに男性社員がいたなんて。
勘違いで恥ずかしくなり、鉄朗と目が合わせられない。
私は彼に背を向けた。
「ま、結果的に●●と付き合えたから、面倒な会食もたまには役に立ったな」
そう言って鉄朗は笑いながら、私の頭をポンポンと撫でた。
その大きくて温かい手がとても心地よい。
もう、鉄朗のことが好きだとか格好良いと言うレベルではなく、ただただ愛おしく思った。
元カレの無神経な言葉によって、私の心にかかったマグロの呪いは、いつのまにか解けていた。
ーーFinーー
「そう言えば、本当のところはどうなんだ?」
鉄朗が天井を見上げながら私に尋ねる。
余韻も何もないピロートークだ。
「本当のところ?」
「急に関係をやめるってやつ」
「あ……えーっと、昨日鉄朗が美人な人と腕を組んで飲食店から出てくるのを見まして……」
私はごにょごにょと答えた。
「やっぱりな。あの人は取引先の娘さん。酔っぱらって腕組まれただけ。他にも男性社員とかいたはずだけど」
鉄朗は苦笑いをしいる。
「……」
ショックのあまり、鉄朗と女性にしか目に入っていなかった。
周りに男性社員がいたなんて。
勘違いで恥ずかしくなり、鉄朗と目が合わせられない。
私は彼に背を向けた。
「ま、結果的に●●と付き合えたから、面倒な会食もたまには役に立ったな」
そう言って鉄朗は笑いながら、私の頭をポンポンと撫でた。
その大きくて温かい手がとても心地よい。
もう、鉄朗のことが好きだとか格好良いと言うレベルではなく、ただただ愛おしく思った。
元カレの無神経な言葉によって、私の心にかかったマグロの呪いは、いつのまにか解けていた。
ーーFinーー
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