マグロの呪い
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その日以来、私はたまに鉄朗の家にお邪魔して、ハグとキスだけして帰る日々が続いた。
そして、それは今日も。
「そろそろ次のステップに進むか?」
鉄朗となら……。
でも、幻滅されて今の関係が壊れたりしたら。
「………」
何て答えればいいのか分からず、うつ向いていると、
「ま、●●が嫌がることはしない約束だからな」
と、直ぐに身を引く鉄朗。
だけど、その表情はどことなく悲しそうだった。
本当はもっと、今まで以上に触れ合いたい。深い関係になりたい。
声を大にして言いたいのに、伝えられない気持ちにやるせなくて、急に泣きたくなった。
「なんで●●が泣きそうになってるんだよ。ほら、いつものところまでは大丈夫なんだろ?」
「ごめん」
「謝るなって」
そう言って私を優しく抱き締める鉄朗。
私たち、このままの関係でいいのだろうか。
進展の見込みがあるなら、あるいは……。
私がこうして鉄朗を独り占めしているせいで、鉄朗の新しい出会いを台無しにしていないだろうか。
「ねえ、鉄朗」
「ん?」
「もしさ、………もしだよ?他に好きな人ができたら遠慮なく言ってよね」
「俺が●●に遠慮なんてするか?なめんなよー!」
「ははは、だよね」
私に気を遣わせないように明るく振る舞っているのバレバレだよ。
一体何年幼馴染みしていると思っているの。
でも、もし本当に好きな人ができたら、私は素直に鉄朗を快く送り出せることができるのだろうか。
その後、私は気丈に振る舞うことができるだろうか。
答えは分からないまま。
そして、それは今日も。
「そろそろ次のステップに進むか?」
鉄朗となら……。
でも、幻滅されて今の関係が壊れたりしたら。
「………」
何て答えればいいのか分からず、うつ向いていると、
「ま、●●が嫌がることはしない約束だからな」
と、直ぐに身を引く鉄朗。
だけど、その表情はどことなく悲しそうだった。
本当はもっと、今まで以上に触れ合いたい。深い関係になりたい。
声を大にして言いたいのに、伝えられない気持ちにやるせなくて、急に泣きたくなった。
「なんで●●が泣きそうになってるんだよ。ほら、いつものところまでは大丈夫なんだろ?」
「ごめん」
「謝るなって」
そう言って私を優しく抱き締める鉄朗。
私たち、このままの関係でいいのだろうか。
進展の見込みがあるなら、あるいは……。
私がこうして鉄朗を独り占めしているせいで、鉄朗の新しい出会いを台無しにしていないだろうか。
「ねえ、鉄朗」
「ん?」
「もしさ、………もしだよ?他に好きな人ができたら遠慮なく言ってよね」
「俺が●●に遠慮なんてするか?なめんなよー!」
「ははは、だよね」
私に気を遣わせないように明るく振る舞っているのバレバレだよ。
一体何年幼馴染みしていると思っているの。
でも、もし本当に好きな人ができたら、私は素直に鉄朗を快く送り出せることができるのだろうか。
その後、私は気丈に振る舞うことができるだろうか。
答えは分からないまま。