マグロの呪い
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鉄朗としたのかの真偽は分からずじまいだけど、仮にしたとして鉄朗も私のことをマグロだって思ったのかな?
それともお互い酔っていたから仕方がないと割り切っていたのか。
そんなことを考えているからか、仕事が手に付かない。
「◯◯さん、ここミスしてたよ」
と普段しないようなミスもするほどに。
ダメだダメだ。切り替えないと。
私はプライベートのスマホを操作して鉄朗に一通のメッセージを送った。
今晩改めて話をしませんか、と言う内容。
「よしっ」
スマホの電源を切って、仕事に集中した。
ーーーー
終業時間になり、スマホの電源を付けると鉄朗から“いつもの居酒屋で待っている”と返事が来ていた。
昨日の今日だから今日はシラフで話したかったのに。
だけど、時間的に飲んでいるかもしれないから、大人しく指定された居酒屋へと向かった。
「いらっしゃいませ」
「連れがいるんですけど……」
店内を見渡すと、
「おーい、こっちこっち」
と手を振る鉄朗の姿が。
やっぱり既に飲んでいた。
店員さんにペコリと礼をしてから、鉄朗の向かいの席に座った。
「話ってなんだよ」
「その前に…………すみません、烏龍茶下さい」
店員さんに飲み物を注文した。
「飲まないのか」
「昨日の今日だしね」
鉄朗はふーん、と言いながらお酒を口にした。
烏龍茶と鉄朗が頼んでいた肴をつまみながら本題へ入った。
「その………さ、昨日振られた理由話したじゃん」
「おう、マグロはつまらねぇってやつだろ?」
「うん。それで………」
私は鉄朗に耳打ちするように身体を乗り出した。
「私ってやっぱりマグロだった?」
回りに聞こえないように小声で伝えたのにも関わらず、鉄朗はなんだそんなこと、と笑ってきた。
「笑わないでよ、こっちは真剣なんだから」
「悪い、悪い。昨日は何もなかったよ」
「へ?」
「俺だって意識のないやつ襲うほど落ちぶれてないってーの」
「じゃあなんでお互いあんな格好だったのよ」
「本当に覚えてないのな。●●は自分から暑いって脱いだんだよ。ちなみに、俺は普段からあの格好で寝てる」
良かったのか、良くなかったのか。
ひとまず致していないことに安心。
だけど、逆に意識があれば致していたの?
セフレにならないかって言うのも冗談じゃない?
「まあ、ここじゃ大広げな話できないから、それ食べたら家で飲み直すぞ」
そう言って鉄朗は残っていた肴を平らげた後、伝票を持ってレジへ向かった。
「先に出て待ってろ」
お金を渡すタイミングを逃してしまった。
昨日のホテル代だって気が付いたら鉄朗が払っていたし。
ガラガラと扉を開けてお店から出てきた鉄朗。
「ごめん、お金……」
「いいって、俺がほとんど飲み食いしたし。それよりコンビニ行くぞ」
コンビニでお酒とつまみを買い込んで鉄朗の家にお邪魔した。
それともお互い酔っていたから仕方がないと割り切っていたのか。
そんなことを考えているからか、仕事が手に付かない。
「◯◯さん、ここミスしてたよ」
と普段しないようなミスもするほどに。
ダメだダメだ。切り替えないと。
私はプライベートのスマホを操作して鉄朗に一通のメッセージを送った。
今晩改めて話をしませんか、と言う内容。
「よしっ」
スマホの電源を切って、仕事に集中した。
ーーーー
終業時間になり、スマホの電源を付けると鉄朗から“いつもの居酒屋で待っている”と返事が来ていた。
昨日の今日だから今日はシラフで話したかったのに。
だけど、時間的に飲んでいるかもしれないから、大人しく指定された居酒屋へと向かった。
「いらっしゃいませ」
「連れがいるんですけど……」
店内を見渡すと、
「おーい、こっちこっち」
と手を振る鉄朗の姿が。
やっぱり既に飲んでいた。
店員さんにペコリと礼をしてから、鉄朗の向かいの席に座った。
「話ってなんだよ」
「その前に…………すみません、烏龍茶下さい」
店員さんに飲み物を注文した。
「飲まないのか」
「昨日の今日だしね」
鉄朗はふーん、と言いながらお酒を口にした。
烏龍茶と鉄朗が頼んでいた肴をつまみながら本題へ入った。
「その………さ、昨日振られた理由話したじゃん」
「おう、マグロはつまらねぇってやつだろ?」
「うん。それで………」
私は鉄朗に耳打ちするように身体を乗り出した。
「私ってやっぱりマグロだった?」
回りに聞こえないように小声で伝えたのにも関わらず、鉄朗はなんだそんなこと、と笑ってきた。
「笑わないでよ、こっちは真剣なんだから」
「悪い、悪い。昨日は何もなかったよ」
「へ?」
「俺だって意識のないやつ襲うほど落ちぶれてないってーの」
「じゃあなんでお互いあんな格好だったのよ」
「本当に覚えてないのな。●●は自分から暑いって脱いだんだよ。ちなみに、俺は普段からあの格好で寝てる」
良かったのか、良くなかったのか。
ひとまず致していないことに安心。
だけど、逆に意識があれば致していたの?
セフレにならないかって言うのも冗談じゃない?
「まあ、ここじゃ大広げな話できないから、それ食べたら家で飲み直すぞ」
そう言って鉄朗は残っていた肴を平らげた後、伝票を持ってレジへ向かった。
「先に出て待ってろ」
お金を渡すタイミングを逃してしまった。
昨日のホテル代だって気が付いたら鉄朗が払っていたし。
ガラガラと扉を開けてお店から出てきた鉄朗。
「ごめん、お金……」
「いいって、俺がほとんど飲み食いしたし。それよりコンビニ行くぞ」
コンビニでお酒とつまみを買い込んで鉄朗の家にお邪魔した。