好きになった人は恋人
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今日は合宿中に約束していたクロとのお出掛け。
別に今までだって遊びに行っていたし、今更感はある。
はずなのに、何故こんなにも着て行く服に悩んでいるのか。
そもそも今までは何を着ていたっけ?
思い返すとジャージとかヨレた服、ダル着……。
マジか過去の自分よ。いくら幼馴染みとは言え、意識していなかったとしてもそれはないわ。
でも、急にお洒落してもそれはそれでどうかと。
ええい、時間がないからコレとアレでいいや。
結局無難なワンピースに薄手の羽織物にした。
家を出ると、クロが玄関先で待っていた。
クロは3秒で選びました的なシンプルコーデなのに、長身でスタイルがいいから何を着ても様になっている。
「よっ」
「暑いでしょ、上がって待っていればよかったのに」
「そんなことしたら●●、慌てるだろ?」
図星だ。気が利くやつかよ。いや、元々そうだったじゃないか。
「お手をどうぞ」
「え?」
意味が分からず差し出されたクロの手に私の手を置いた。
「ぷっ!違うでしょ」
クロは一笑いした後に私の手を指を絡めるように繋ぎ直した。
これは恋人繋ぎってやつ?
うわ、急に手汗が出てきた。
「ちょっと、クロ。手汗が……」
「気にしない」
私が気にするから言っているのに、結局目的地の水族館に着くまで離してくれなかった。
「水族館なんて久しぶり」
「俺も」
館内は外と違ってとても涼しかった。
人気のイルカの迫力満点のショーを楽しみ、イワシの大群の迫力に圧倒され、可愛くプカプカ浮かぶクラゲに和み、あちこち見て回った。
「少し休憩しようか」
「え、もう少しでペンギンの餌やり始まるよ?」
「気付いてないのか?靴づれしてるぞ」
「あ、本当だ」
夢中になっていて気付かなかった。
今まで何ともなかったのに気付いた途端痛みを感じ始めた。
仕方なく休憩エリアで休むことに。
「久しぶりにこのサンダル履いたからかな、面目ない」
「俺のために可愛い服着て、それに合わせたサンダル選んでくれたんでしょ?ありがとう」
「スカートなら制服で見慣れてるでしょ」
可愛げのないことしか言えなかった。
「そこは素直に喜びなさいよ」
喜べないのが私なんですよ。
クロは呆れたようにため息一つ吐いた。
「ちょっと待ってて」
そう言ってクロは席を離れた。
別に今までだって遊びに行っていたし、今更感はある。
はずなのに、何故こんなにも着て行く服に悩んでいるのか。
そもそも今までは何を着ていたっけ?
思い返すとジャージとかヨレた服、ダル着……。
マジか過去の自分よ。いくら幼馴染みとは言え、意識していなかったとしてもそれはないわ。
でも、急にお洒落してもそれはそれでどうかと。
ええい、時間がないからコレとアレでいいや。
結局無難なワンピースに薄手の羽織物にした。
家を出ると、クロが玄関先で待っていた。
クロは3秒で選びました的なシンプルコーデなのに、長身でスタイルがいいから何を着ても様になっている。
「よっ」
「暑いでしょ、上がって待っていればよかったのに」
「そんなことしたら●●、慌てるだろ?」
図星だ。気が利くやつかよ。いや、元々そうだったじゃないか。
「お手をどうぞ」
「え?」
意味が分からず差し出されたクロの手に私の手を置いた。
「ぷっ!違うでしょ」
クロは一笑いした後に私の手を指を絡めるように繋ぎ直した。
これは恋人繋ぎってやつ?
うわ、急に手汗が出てきた。
「ちょっと、クロ。手汗が……」
「気にしない」
私が気にするから言っているのに、結局目的地の水族館に着くまで離してくれなかった。
「水族館なんて久しぶり」
「俺も」
館内は外と違ってとても涼しかった。
人気のイルカの迫力満点のショーを楽しみ、イワシの大群の迫力に圧倒され、可愛くプカプカ浮かぶクラゲに和み、あちこち見て回った。
「少し休憩しようか」
「え、もう少しでペンギンの餌やり始まるよ?」
「気付いてないのか?靴づれしてるぞ」
「あ、本当だ」
夢中になっていて気付かなかった。
今まで何ともなかったのに気付いた途端痛みを感じ始めた。
仕方なく休憩エリアで休むことに。
「久しぶりにこのサンダル履いたからかな、面目ない」
「俺のために可愛い服着て、それに合わせたサンダル選んでくれたんでしょ?ありがとう」
「スカートなら制服で見慣れてるでしょ」
可愛げのないことしか言えなかった。
「そこは素直に喜びなさいよ」
喜べないのが私なんですよ。
クロは呆れたようにため息一つ吐いた。
「ちょっと待ってて」
そう言ってクロは席を離れた。