好きになった人は恋人
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なんやかんやあって、合宿は最終日を向かえた。
1週間あればマネージャー業も慣れてくる。だけど、暑さは慣れない。
換気をしてるとはいえ、体育館の中は熱気が凄い。
逃げるようにドリンクボトルを洗いに水飲み場へ行く。
水道水が冷たくて気持ちが良い。
「すっかりマネ業が板についてきたな」
「クロ……」
「このまま本当にマネになってくれたら俺は嬉しいんだけど」
「バカ言わないでよ。3年生の夏から部活に入るわけないじゃん」
スポーツ推薦なんか貰えない私は勉強で頑張るしかない。
「●●、頭にバッタ付いてんぞ」
「え、嫌だ取って」
「じっとしてろ」
チュッ
「うっそー」
舌をペロッと出したクロがご馳走さま、と逃げていった。
え、今、キスした……!?
幼馴染みから恋人に呼び方が変わっただけだと思っていたのに、その日初めて恋人にしかしないことをした。
ーーーー
キスのことが気になって気付いたらラストゲーム。
烏野高校と梟谷学園高校。
素人目に見ても分かる烏野のぐだぐだプレー。
だけど、試合を見ていたクロは、
「常に新しく、か」
と呟いた。
クロにとっては何か感化されるものがあったのだろう。
ーーーー
「1週間の合宿お疲れ、諸君。存分に筋肉を修復しなさい」
音駒の監督がそう言ったと同時にバーベキューが始まった。
野獣の様に肉を貪る部員達。
さすが育ち盛りは食欲が凄いね。
落ち着いた頃に私はクロの隣で食べ始めた。
「ねえ、クロ」
「ん?」
「最後の烏野と梟谷の試合のとき、一人言がこぼれてたよ」
からかうつもりで言ったのに、クロは自信満々に答えた。
「ああ、常に新しくってやつか?そうだな、俺と●●との関係も進歩したことだし、次のステップに進んでもいいかなって」
「バッカじゃないの」
絶対にそう言う意味で言った訳じゃないでしょ。
逆にからかわれたのが分かる……分かるのに顔が赤くなる。
こんな顔見られたら余計にからかわれる。
そう思っていたのにクロは意外にも、
「まあ、焦らないで、お前のペースに合わせるよ」
なんて余裕を見せてきた。ちょっぴり悔しい。
これにて長期合宿の全日程が終了した。
1週間あればマネージャー業も慣れてくる。だけど、暑さは慣れない。
換気をしてるとはいえ、体育館の中は熱気が凄い。
逃げるようにドリンクボトルを洗いに水飲み場へ行く。
水道水が冷たくて気持ちが良い。
「すっかりマネ業が板についてきたな」
「クロ……」
「このまま本当にマネになってくれたら俺は嬉しいんだけど」
「バカ言わないでよ。3年生の夏から部活に入るわけないじゃん」
スポーツ推薦なんか貰えない私は勉強で頑張るしかない。
「●●、頭にバッタ付いてんぞ」
「え、嫌だ取って」
「じっとしてろ」
チュッ
「うっそー」
舌をペロッと出したクロがご馳走さま、と逃げていった。
え、今、キスした……!?
幼馴染みから恋人に呼び方が変わっただけだと思っていたのに、その日初めて恋人にしかしないことをした。
ーーーー
キスのことが気になって気付いたらラストゲーム。
烏野高校と梟谷学園高校。
素人目に見ても分かる烏野のぐだぐだプレー。
だけど、試合を見ていたクロは、
「常に新しく、か」
と呟いた。
クロにとっては何か感化されるものがあったのだろう。
ーーーー
「1週間の合宿お疲れ、諸君。存分に筋肉を修復しなさい」
音駒の監督がそう言ったと同時にバーベキューが始まった。
野獣の様に肉を貪る部員達。
さすが育ち盛りは食欲が凄いね。
落ち着いた頃に私はクロの隣で食べ始めた。
「ねえ、クロ」
「ん?」
「最後の烏野と梟谷の試合のとき、一人言がこぼれてたよ」
からかうつもりで言ったのに、クロは自信満々に答えた。
「ああ、常に新しくってやつか?そうだな、俺と●●との関係も進歩したことだし、次のステップに進んでもいいかなって」
「バッカじゃないの」
絶対にそう言う意味で言った訳じゃないでしょ。
逆にからかわれたのが分かる……分かるのに顔が赤くなる。
こんな顔見られたら余計にからかわれる。
そう思っていたのにクロは意外にも、
「まあ、焦らないで、お前のペースに合わせるよ」
なんて余裕を見せてきた。ちょっぴり悔しい。
これにて長期合宿の全日程が終了した。