頑張り屋な手
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仕事から帰宅すると、部屋の明かりも点けず、崩れるようにベッドへと倒れ込んだ。
そして、そのまま枕に顔を埋める。
あの後、反省会で今井さんにこっぴどく叱られた。
「何やってるのよ……」
私の声は枕へと吸収された。
仕事ができない自分が、本当に嫌になる。
着替える元気もなく、そのまま目を閉じた。
……。
…………。
お腹が空いて目が覚めると、時刻は20時を過ぎていた。
だけど、今から何かご飯を作る気力はない。
仕事の失敗も引きずったまま。
そういえば、こんなとき、お酒を飲めば吹っ切れる、と何かで見た気がする。
「お酒とおつまみになりそうなもの……、買いに行くか……」
お酒が飲めるようになって、まだそこまで月日が経っていない。
だから、未だにお酒の美味しさが分からなかった。
それでも、お酒に頼りたい。
そこまで私のメンタルはやられていたのだ。
気怠い体をなんとか引きずって起き上がり、着替えを済ませる。
そして、エコバッグと鍵と財布を手にし、家を出た。
外に出ると、頬を撫でる夜風が気持ちよかった。
いつもお買い物のときは車だけれど、買う量も少ないし、せっかくだから夜風を感じながら歩いてスーパーに行こうかな。
そう思い立ち、スーパーへと向かう。
普段この時間に出歩かないからか、すれ違う人が少ない夜道に、少しだけ高揚している私がいた。
……。
…………。
店内へ入ると、いつもの癖でカゴを持ってしまった。
そこで、今日の目的を思い出して、ぷっと自分で笑ってしまう。
お酒とおつまみだけ、って決めたのに。
私ってばどんだけ買うつもりだったのか。
そう思い直し、一度手にしたカゴを元の場所に戻し、お惣菜コーナーへと一直線で向かうことにした。
そこには、時間が時間だからか、値引きされたお惣菜がたくさん置かれていた。
ポテトサラダ、コロッケ、焼豚スライス、焼鳥などなど。
宝探しの気分であれもこれもと欲しくなる。
だけど、理性で抑え込み、枝豆と唐揚げをカゴに入れた。
次にお酒は……よく分からないけれど、度数の高いチューハイにしてみようかな。
9%あれば1本で酔えるだろう。
後はレジへ行くのみ。
そう思っていたのに、その途中にある精米コーナーで気になるポップを見つけてしまった。
“今なら国産米が全品30%オフ”
そこからの私は無意識に10キロのお米を2袋担ぎ、レジへと向かっていた。
そして、そのまま枕に顔を埋める。
あの後、反省会で今井さんにこっぴどく叱られた。
「何やってるのよ……」
私の声は枕へと吸収された。
仕事ができない自分が、本当に嫌になる。
着替える元気もなく、そのまま目を閉じた。
……。
…………。
お腹が空いて目が覚めると、時刻は20時を過ぎていた。
だけど、今から何かご飯を作る気力はない。
仕事の失敗も引きずったまま。
そういえば、こんなとき、お酒を飲めば吹っ切れる、と何かで見た気がする。
「お酒とおつまみになりそうなもの……、買いに行くか……」
お酒が飲めるようになって、まだそこまで月日が経っていない。
だから、未だにお酒の美味しさが分からなかった。
それでも、お酒に頼りたい。
そこまで私のメンタルはやられていたのだ。
気怠い体をなんとか引きずって起き上がり、着替えを済ませる。
そして、エコバッグと鍵と財布を手にし、家を出た。
外に出ると、頬を撫でる夜風が気持ちよかった。
いつもお買い物のときは車だけれど、買う量も少ないし、せっかくだから夜風を感じながら歩いてスーパーに行こうかな。
そう思い立ち、スーパーへと向かう。
普段この時間に出歩かないからか、すれ違う人が少ない夜道に、少しだけ高揚している私がいた。
……。
…………。
店内へ入ると、いつもの癖でカゴを持ってしまった。
そこで、今日の目的を思い出して、ぷっと自分で笑ってしまう。
お酒とおつまみだけ、って決めたのに。
私ってばどんだけ買うつもりだったのか。
そう思い直し、一度手にしたカゴを元の場所に戻し、お惣菜コーナーへと一直線で向かうことにした。
そこには、時間が時間だからか、値引きされたお惣菜がたくさん置かれていた。
ポテトサラダ、コロッケ、焼豚スライス、焼鳥などなど。
宝探しの気分であれもこれもと欲しくなる。
だけど、理性で抑え込み、枝豆と唐揚げをカゴに入れた。
次にお酒は……よく分からないけれど、度数の高いチューハイにしてみようかな。
9%あれば1本で酔えるだろう。
後はレジへ行くのみ。
そう思っていたのに、その途中にある精米コーナーで気になるポップを見つけてしまった。
“今なら国産米が全品30%オフ”
そこからの私は無意識に10キロのお米を2袋担ぎ、レジへと向かっていた。
