キミを見つける桜
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嫌なことは続くワケで、実力テストが全て返却された。
あんなに自信があったのに。
私の手元には赤点の答案用紙が2枚。
1学期末テストは赤点を免れたのに……。
もちろん、油断して勉強を怠ったワケではない。
むしろ、あのときよりも自信を持って挑んだ。
それなのに、結果はこれ。
もう1度薄目で答案用紙を見るも、先ほど見た点数と何も変わらない。
しょせん、お前の実力はその程度、と突き付けられた気分。
その時、不意に横から声をかけられた。
「●●ちゃん、テストどうだった?」
「!?」
思わずビクリと肩が跳ねる。
横から覗き込んでくる及川君の視線に気付いて、慌てて答案用紙を机の中へ押し込む。
乱暴に隠したせいで、紙はくしゃくしゃに折れ曲がる。
「大丈夫?」
及川君は少し心配そうに首をかしげた。
「あ、うん……ちょっと見せたくなくて」
取り繕うように笑ってみせる。
でも、その明るく見せた笑顔は、自分でも分かるほど不自然で、唇の端がぎこちなく引きつる。
「そっか……ごめんね」
及川君はそれ以上追及せず、小さく微笑んで視線を黒板へと戻した。
「……」
なんで隠しちゃったんだろう……。
知られたくなかった……からかな?
あんなに夏休み中も補習を頑張っていたのに、赤点を取るなんて、と幻滅されたくなかったんだ。
他の誰でもなく、及川君に。
悔しさと情けなさが合わさって、視界が霞む。
それを誤魔化すために、窓の外を眺めた。
強い日差しがグラウンドを照りつける。
風が吹くと、土埃がふわりと舞い上がり、見ているだけで目が痛くなる。
本当は、テストの解説をしている先生の話を聞かないといけないのに。
窓の外を眺めている場合じゃないのに。
そうせざるを得なかった。
だって、今、正面を向くと涙が溢れそうになるから。
だから、今は少しだけ待って……。
誰に言うでもなく、心の中で言い訳をする。
あんなに自信があったのに。
私の手元には赤点の答案用紙が2枚。
1学期末テストは赤点を免れたのに……。
もちろん、油断して勉強を怠ったワケではない。
むしろ、あのときよりも自信を持って挑んだ。
それなのに、結果はこれ。
もう1度薄目で答案用紙を見るも、先ほど見た点数と何も変わらない。
しょせん、お前の実力はその程度、と突き付けられた気分。
その時、不意に横から声をかけられた。
「●●ちゃん、テストどうだった?」
「!?」
思わずビクリと肩が跳ねる。
横から覗き込んでくる及川君の視線に気付いて、慌てて答案用紙を机の中へ押し込む。
乱暴に隠したせいで、紙はくしゃくしゃに折れ曲がる。
「大丈夫?」
及川君は少し心配そうに首をかしげた。
「あ、うん……ちょっと見せたくなくて」
取り繕うように笑ってみせる。
でも、その明るく見せた笑顔は、自分でも分かるほど不自然で、唇の端がぎこちなく引きつる。
「そっか……ごめんね」
及川君はそれ以上追及せず、小さく微笑んで視線を黒板へと戻した。
「……」
なんで隠しちゃったんだろう……。
知られたくなかった……からかな?
あんなに夏休み中も補習を頑張っていたのに、赤点を取るなんて、と幻滅されたくなかったんだ。
他の誰でもなく、及川君に。
悔しさと情けなさが合わさって、視界が霞む。
それを誤魔化すために、窓の外を眺めた。
強い日差しがグラウンドを照りつける。
風が吹くと、土埃がふわりと舞い上がり、見ているだけで目が痛くなる。
本当は、テストの解説をしている先生の話を聞かないといけないのに。
窓の外を眺めている場合じゃないのに。
そうせざるを得なかった。
だって、今、正面を向くと涙が溢れそうになるから。
だから、今は少しだけ待って……。
誰に言うでもなく、心の中で言い訳をする。
