キミを見つける桜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
テストが終わった日の放課後、廊下には安堵と疲労の入り混じった空気が漂っていた。
「やっと終わった〜!」
「徹夜したから寝みぃわ」
「この後、部活だっけ?」
そんな嘆きを聞きながら、私は問題用紙を入れたファイルを鞄にしまい込む。
後は返却を待つだけだ。
だけど、帰ったら自己採点をしないと。
返ってくるまでのこの数日間、そわそわする。
そんな中、学校全体が一気に文化祭モードへと切り替わった。
教室のあちこちから、文化祭の話題が聞こえ始める。
「文化祭、どうする?」
「模擬店出す?」
「係決めるよー!」
みんなで机を寄せ、役割分担の表に名前を書き込んでいる。
その輪の外で、私はこっそり聞き耳を立てていた。
1年生の夏休み明けから保健室登校になり、冬には完全に不登校になった私は、今まで1度も文化祭に参加したことがない。
でも、今年は……。
当時のような物理的距離はない。
声を出せば私だって、あの輪に入れるはずだ。
その気持ちが、じわじわ胸に満ちていく。
勇気を振り絞って、私は近くのグループに声を掛けた。
「わ……私にも……、何か手伝えることあるかな?」
一瞬だけ、みんなが顔を見合わせる。
そのうちの1人が、気まずそうに口を開いた。
「あー……◯◯さんは、何もしなくていいよ。補習でまともに参加できないでしょ?」
「でも……放課後とか、できるだけ手伝いたいと思ってるから……」
私の声はどこか震えていた。
でも、思いは本物だ。
それなのに、
「中途半端に参加されると、正直困るんだよね〜。だからさ……ね?」
彼女たちは、これ以上言わなくても分かるよね、と言わんばかりに言葉を濁す。
要するに、私は邪魔者なんだ。
戦力外通告を受けてしまった。
私は何も返せなくなって、唇を小さく噛んだ。
そして、そっと1歩後ろに下がり、気まずさで教室を飛び出す。
だけど、飛び出したはいいけれど、行く場所がない。
仕方がないから、授業が始まるまで御手洗いで時間を潰そう。
教室の窓ガラス越しに聞こえるのは、また楽しそうに盛り上がるクラスメイトたちの声。
私は小さく息をつき、惨めになりながら教室を後にした。
「やっと終わった〜!」
「徹夜したから寝みぃわ」
「この後、部活だっけ?」
そんな嘆きを聞きながら、私は問題用紙を入れたファイルを鞄にしまい込む。
後は返却を待つだけだ。
だけど、帰ったら自己採点をしないと。
返ってくるまでのこの数日間、そわそわする。
そんな中、学校全体が一気に文化祭モードへと切り替わった。
教室のあちこちから、文化祭の話題が聞こえ始める。
「文化祭、どうする?」
「模擬店出す?」
「係決めるよー!」
みんなで机を寄せ、役割分担の表に名前を書き込んでいる。
その輪の外で、私はこっそり聞き耳を立てていた。
1年生の夏休み明けから保健室登校になり、冬には完全に不登校になった私は、今まで1度も文化祭に参加したことがない。
でも、今年は……。
当時のような物理的距離はない。
声を出せば私だって、あの輪に入れるはずだ。
その気持ちが、じわじわ胸に満ちていく。
勇気を振り絞って、私は近くのグループに声を掛けた。
「わ……私にも……、何か手伝えることあるかな?」
一瞬だけ、みんなが顔を見合わせる。
そのうちの1人が、気まずそうに口を開いた。
「あー……◯◯さんは、何もしなくていいよ。補習でまともに参加できないでしょ?」
「でも……放課後とか、できるだけ手伝いたいと思ってるから……」
私の声はどこか震えていた。
でも、思いは本物だ。
それなのに、
「中途半端に参加されると、正直困るんだよね〜。だからさ……ね?」
彼女たちは、これ以上言わなくても分かるよね、と言わんばかりに言葉を濁す。
要するに、私は邪魔者なんだ。
戦力外通告を受けてしまった。
私は何も返せなくなって、唇を小さく噛んだ。
そして、そっと1歩後ろに下がり、気まずさで教室を飛び出す。
だけど、飛び出したはいいけれど、行く場所がない。
仕方がないから、授業が始まるまで御手洗いで時間を潰そう。
教室の窓ガラス越しに聞こえるのは、また楽しそうに盛り上がるクラスメイトたちの声。
私は小さく息をつき、惨めになりながら教室を後にした。
