振り回すのはどっち
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ーーおまけ②(及川side)ーー
今から8年前。
俺は小学5年生だった。
当時から俺はクラスの女の子にモテてる自覚はあった。
現に女の子がこっそり集計して作っていた“クラスの男子の格好良いランキング”では1位を取ったことも。
ちなみにこれは、俺に気のある女の子が教えてくれたのであって、決して集計用紙を盗み見た訳では無い。
だから調子に乗っていたんだろう。
近所に住んでいる年上の幼馴染の●●ちゃん。
年上と言っても姉貴よりかは若い。
彼女も俺のことが好きなんだって疑わなかった。
だって、よく俺のことを可愛いって言っていたし。
そう言えばクラスの女の子とは違って、格好良いとは言ってもらったことはないけど、可愛いも似たようなものだろう。
そう思い、俺は●●ちゃんに告白をした。
「●●ちゃん!俺、●●ちゃんのことが好き!だから付き合って欲しい!」
「えー何か欲しいものでもあるの?」
「ち、違う。そうじゃなくて」
煽てて欲しいものをせびっているように勘違いされた。
そうだ、それなら………。
「俺と結婚して!」
「あはは、徹はまだ子供じゃん。結婚できる歳になったら出直してきてくださーい」
「……っ」
俺の初恋は冗談に捉えられて無惨に散った。
もちろんこんなことでは諦めない。
だから何度も告白をした。
しかし、返ってくる返事はいつもあしらうようなことばかり。
俺がガキだからダメなのか。
早く大人になりたい。
それからすぐのこと、●●ちゃんは大学生になって一人暮らしを始めた。
向こうでの生活が楽しいのか、俺のことなんか忘れちゃったのか、全然帰ってこない。
悔しくて、悲しくて、それを紛らわすために俺は何人もの女の子とお付き合いをした。
だけど思い出すのは●●ちゃんのことばかり。
ある日のこと、部活帰りに●●ちゃんに似た人を見かけた。
勇気を振り絞って話しかけると、驚いてはいたけどやっぱり●●ちゃんだった。
8年前と変わらない彼女。
好きだと言う感情が込み上げてきた。
俺、あのときの●●ちゃんと同じ年になったよ。
結婚だってできる。
だから振り向いてよ………。
俺のことを好きになってよ………。
今から8年前。
俺は小学5年生だった。
当時から俺はクラスの女の子にモテてる自覚はあった。
現に女の子がこっそり集計して作っていた“クラスの男子の格好良いランキング”では1位を取ったことも。
ちなみにこれは、俺に気のある女の子が教えてくれたのであって、決して集計用紙を盗み見た訳では無い。
だから調子に乗っていたんだろう。
近所に住んでいる年上の幼馴染の●●ちゃん。
年上と言っても姉貴よりかは若い。
彼女も俺のことが好きなんだって疑わなかった。
だって、よく俺のことを可愛いって言っていたし。
そう言えばクラスの女の子とは違って、格好良いとは言ってもらったことはないけど、可愛いも似たようなものだろう。
そう思い、俺は●●ちゃんに告白をした。
「●●ちゃん!俺、●●ちゃんのことが好き!だから付き合って欲しい!」
「えー何か欲しいものでもあるの?」
「ち、違う。そうじゃなくて」
煽てて欲しいものをせびっているように勘違いされた。
そうだ、それなら………。
「俺と結婚して!」
「あはは、徹はまだ子供じゃん。結婚できる歳になったら出直してきてくださーい」
「……っ」
俺の初恋は冗談に捉えられて無惨に散った。
もちろんこんなことでは諦めない。
だから何度も告白をした。
しかし、返ってくる返事はいつもあしらうようなことばかり。
俺がガキだからダメなのか。
早く大人になりたい。
それからすぐのこと、●●ちゃんは大学生になって一人暮らしを始めた。
向こうでの生活が楽しいのか、俺のことなんか忘れちゃったのか、全然帰ってこない。
悔しくて、悲しくて、それを紛らわすために俺は何人もの女の子とお付き合いをした。
だけど思い出すのは●●ちゃんのことばかり。
ある日のこと、部活帰りに●●ちゃんに似た人を見かけた。
勇気を振り絞って話しかけると、驚いてはいたけどやっぱり●●ちゃんだった。
8年前と変わらない彼女。
好きだと言う感情が込み上げてきた。
俺、あのときの●●ちゃんと同じ年になったよ。
結婚だってできる。
だから振り向いてよ………。
俺のことを好きになってよ………。
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