振り回すのはどっち
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すっかりアルコールが抜けた私は、身なりを整えた。
「なんであんなことしたの?」
感じてイってしまった自分のことは棚に上げて責めるように徹に尋ねると、
「俺が●●ちゃんのことを本気で好きだって知ってほしかったから」
反省しているのか、正座をしながらシュンッとしている徹。
そんな表情をしてもダメなものはダメ。
やり過ぎだよ。
もう本当に徹が何を考えているのか分からない。
「なんで私なの?美人でもないし、お金持ちでもない。ましてや年上なのに……」
徹の周りには若い子や可愛い子がいっぱいいるはずなのに。
8年ぶりに会った徹とは空白の時間があるけれど、その容姿を見ればモテることは一目瞭然。
容易に想像つく。
それなのに、
「気付いたら好きになっていた。だから理由なんて説明できない」
なんて言う徹。
理由がないってこと?なのに好きなの?
久しく恋愛をしていない私に、その感情はよく分からなかった。
きっと話し合っても無意味な時間を過ごすことになる。
だからこの日はそのまま徹に帰ってもらった。
本人も明日は朝から部活があると言っていたし、丁度良かった。
「気をつけて帰ってね」
「うん………あの!」
「何?」
「あ………いや、何でもない。おやすみなさい」
「おやすみ」
別れ際、徹は何を言いかけたんだろう。
でも、今日は色んなことがあって疲れたから、もう何も考えたくない。
一人になった寝室のベッドへと倒れ込む。
お風呂に入るの面倒だな。
でも身体がベタベタだし……。
少しだけ、少しだけ目を瞑るだけだから。
そうしたら直ぐにお風呂に入るから。
今はこのまま……。
私は重たい瞼を閉じた。
「なんであんなことしたの?」
感じてイってしまった自分のことは棚に上げて責めるように徹に尋ねると、
「俺が●●ちゃんのことを本気で好きだって知ってほしかったから」
反省しているのか、正座をしながらシュンッとしている徹。
そんな表情をしてもダメなものはダメ。
やり過ぎだよ。
もう本当に徹が何を考えているのか分からない。
「なんで私なの?美人でもないし、お金持ちでもない。ましてや年上なのに……」
徹の周りには若い子や可愛い子がいっぱいいるはずなのに。
8年ぶりに会った徹とは空白の時間があるけれど、その容姿を見ればモテることは一目瞭然。
容易に想像つく。
それなのに、
「気付いたら好きになっていた。だから理由なんて説明できない」
なんて言う徹。
理由がないってこと?なのに好きなの?
久しく恋愛をしていない私に、その感情はよく分からなかった。
きっと話し合っても無意味な時間を過ごすことになる。
だからこの日はそのまま徹に帰ってもらった。
本人も明日は朝から部活があると言っていたし、丁度良かった。
「気をつけて帰ってね」
「うん………あの!」
「何?」
「あ………いや、何でもない。おやすみなさい」
「おやすみ」
別れ際、徹は何を言いかけたんだろう。
でも、今日は色んなことがあって疲れたから、もう何も考えたくない。
一人になった寝室のベッドへと倒れ込む。
お風呂に入るの面倒だな。
でも身体がベタベタだし……。
少しだけ、少しだけ目を瞑るだけだから。
そうしたら直ぐにお風呂に入るから。
今はこのまま……。
私は重たい瞼を閉じた。