親指の恋
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徹から返事がきたのは12時間後のことだった。
返事が気になって、出掛けるどころではなく、部屋で瞑想していたとき。
ベッドの上で正座をして深呼吸をした。
振られる覚悟はできている。
恐る恐るトークアプリを開くと、
“俺も●●ちゃんが好き”
目を疑った。
徹も私のことが好き?両思い?いつから?
もっと早く伝えればよかった。
嬉しさよりも後悔の方が大きかった。
春から栄養士専攻のある短期大学に進学する私。
当然入学金は支払い済み。
それなのに、急に辞めてアルゼンチンへ行くなんて両親は許さないだろうし、徹も困るだろう。
思いが通じ合っても、物理的距離は埋められない。
「両思いだって分かってからの方がツラいかも」
私はベッドに倒れ込んでひとり呟いた。
ーーーー
徹と付き合うことになっても、時差が12時間あるため中々電話も出来ず、相変わらずトークアプリのみでのやり取り。
スペイン語が難しいだとか、今日はこんな練習をしたとか、頑張っている徹に欲張ってはいけない気がした。
私も徹に恥じないように頑張らないと。
日々の大学生活をこなしながら、将来のための資格を取って、アルゼンチンまでの移動費を稼ぐためにバイトをして、スペイン語も勉強して。
あとは少しでも可愛いって言ってもらえるように自分磨きも……。
返事が気になって、出掛けるどころではなく、部屋で瞑想していたとき。
ベッドの上で正座をして深呼吸をした。
振られる覚悟はできている。
恐る恐るトークアプリを開くと、
“俺も●●ちゃんが好き”
目を疑った。
徹も私のことが好き?両思い?いつから?
もっと早く伝えればよかった。
嬉しさよりも後悔の方が大きかった。
春から栄養士専攻のある短期大学に進学する私。
当然入学金は支払い済み。
それなのに、急に辞めてアルゼンチンへ行くなんて両親は許さないだろうし、徹も困るだろう。
思いが通じ合っても、物理的距離は埋められない。
「両思いだって分かってからの方がツラいかも」
私はベッドに倒れ込んでひとり呟いた。
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徹と付き合うことになっても、時差が12時間あるため中々電話も出来ず、相変わらずトークアプリのみでのやり取り。
スペイン語が難しいだとか、今日はこんな練習をしたとか、頑張っている徹に欲張ってはいけない気がした。
私も徹に恥じないように頑張らないと。
日々の大学生活をこなしながら、将来のための資格を取って、アルゼンチンまでの移動費を稼ぐためにバイトをして、スペイン語も勉強して。
あとは少しでも可愛いって言ってもらえるように自分磨きも……。