Ra*bits
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―紫之創くんは私の天使である。今日も紅茶部では、私と邪魔者二人が攻防戦を繰り広げている…。
め
「は~くん、紅茶おかわり」
「創くんは本当にいい子だね」
天祥院め、「英智お兄ちゃん」とか呼ばせてるなんて許せない。創くんのお姉ちゃん(仮)としては見過ごせない。それに腹の黒そうな天祥院に懐いてるのは危険性を感じる。
「私の創くんに気安く触らないでよ」
「あれ。いつから創くんは名前のものになったんだい?」
「名前は、は~くんの事になるといつもこうだよねぇ」
エンジェル創くんが照れている。私は今、天祥院の隣に居た彼を後ろからギュッと抱きしめている。身長同じくらいだから抱きしめやすい。「恥ずかしいです」と恥じらって頬を染めている姿は、女の私よりも断然可愛い。
「名前お姉ちゃんも、紅茶のおかわりどうぞ」
アイスティーって煎れるの難しい筈なのに、こんな美味しくて透き通ったものが煎れられるなんて天才か。私の創くんは天才だ。お姉ちゃん(仮)も鼻が高い。本日のお茶菓子は私の作ったパウンドケーキだったのだが、それを笑顔で頬張る天使の可愛さプライスレス。
「お姉ちゃんの作ったお菓子美味しいですね」
「紫之家まとめて養いたい」
「名前の愛情って重たいよね」
「天祥院に言われたくない」
「でも、名前お姉ちゃんのお気持ちはとても嬉しいですよ」
創くん天使すぎか。地上に舞い降りた天使って創くんの事だったんだ―
END