Ra*bits
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―紫之創くんは本当に可愛い。いや、Ra*bitsのメンバーは皆可愛いんだけど…。紫之くんが一番可愛いと思っている。だからこそ、そんな彼が困っているなら私は何だってしたい。
「先輩に手伝って頂くなんて、申し訳ありません」
「気にしないでよ。私が勝手に手伝ってるだけだから…」
校内アルバイトの一環で洗濯物を干していた彼を見つけて声をかけたのだ。勿論、初対面ではあるけれど「三年生のプロデューサーさんですね」と気付いてくれて歓喜した。
「あんずちゃんに比べたら私なんか霞んで見えるんじゃない?」
「そんなことありませんよ。名前先輩はとても綺麗ですから、覚えているのも当たり前です」
「何言ってんの。紫之くんの方が100倍可愛いでしょ~!」
「いえ。僕は可愛くなんて…」
ハニカミながら笑う彼が可愛すぎて思わずぎゅーっと抱きしめていた。彼は自分の可愛さに気付いていない。抱きしめながら言葉を続けた。
「私ね、紫之くんのファンなんだ。いつも貴方に癒されてるから。ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございます。宜しければ、先輩にRa*bitsのプロデュースをお願いできませんか?」
「ぼく、名前先輩のファンになってしまったので」と、彼はふんわりと微笑んだ―
END