蓮巳敬人
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
―「ねぇ、敬人ってば。エロ本どこに隠してるの?」
冒頭の台詞は敬人の自室で彼を待っていた名前のものだ。付き合っているにも関わらず、ちっとも手を出してこない彼に不満を感じていた彼女。だが本日、彼の自宅に招かれて僅かに安堵していた。そして彼女は行動にでた。敬人だって年頃の男の子なのだから、いかがわしい本の一つや二つ部屋に隠しているに違いない。と推測し、彼が飲み物を取りに行っている間に怪しい場所を探してみた彼女。しかし、目的の物は一切見つけられなかった。彼女の台詞にギョっとさせられた敬人は呆れたように息をついて「所持してないのだから、見つかるわけないだろう」と呟いた。
「そっか。今はネットでも見られるもんね。映像派なんだね」
「さっきから何を言っているんだ。貴様は」
名前がその気なら、今日はたっぷりと説教してやろう。と二人きりなのに相変わらずの彼の言動に内心がっかりさせられる彼女なのだった。「俺は映像も見ていなければ、そういった本も持っていない」と明け透けな証言をする彼は嘘をついているわけではなかったのだが、彼女はそれを信じられなかった。自分と何も進展がないのだから、疑うのも当然だ。湯呑に入った緑茶を飲みながら、彼がアプローチを仕掛けてこないか窺っている名前だが、堅物な彼が積極的に触れてくるわけでもなく…。
―「せっかく二人きりなんだから、そういう事しようよ」
そう言って服を脱いでしまった彼女は下着姿で彼に迫る。「視線背けないで」と怒るが、直視出来ないと言わんばかりに視線を泳がせる敬人。「眼鏡外しちゃうよ」とキスをするのに邪魔だった為、眼鏡を取り上げた彼女は制止の声も訊かずに狼狽する彼の唇に瑞々しい唇を重ねた。触れるだけの口付けをして、唇を離した彼女は彼と目が合うと悪戯っ子のように口角を上げて微笑んだ。「ブラジャー外してみて」と試練を与えられ、慣れない手つきで外されたホック。それを取り払われ、形の良い双丘は彼の掌で包まれた。やわやわと揉まれると同時に耳元で名前を囁かれ、躰の火照りを感じた。彼の指先で胸の先端をくりくりと弄られ、名前の甘い嬌声が部屋に響いていく。
「は、アァ…っ。おっぱい、ばっかり、らめェ…っ」
「ここがいいんだな…」と体制を変えた敬人は舌で先端を舐め回し、下腹部の疼きを抑えきれずに内股をすり合わせている彼女を眺め口元に弧を描いた。弓なりに身を捩らせる彼女だが、その表情は恍惚とし、うっとりしているようにも思える。執拗な愛撫に限界がきたのか、愛液が染み込んだショーツを脱いで秘部を顕にした名前。「すごく濡れてるから、確かめてみて」と言われた通りに指を滑らせれば十分すぎるほどに彼女のソコは濡れそぼっていた。
「挿入しても大丈夫だよ」
「初めてなのに無理するなよ」
痛がるようなら止めようと決めていた敬人だが、「絶対止めないで」と彼女に釘を刺された彼は名前の希望通り、正常位の姿勢で腰を打ち付けるのだった…―
END