日々樹渉
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―"嫌よ嫌よも好きのうち"とはよく言うものだ。三奇人のうちの一人、日々樹渉と同じ部活に所属して、最初のうちは後悔していた筈だった…。
「ねぇ、渉。この衣装のサイズ、私に合ってないんだけど…」
次の劇で着る衣装を試しに着用したはいいが、この衣装で舞台に上がるのはいかがなものかと悩まされる程に露出度が高い。これは彼に相談して新しい物を発注してもらうしかないだろう。その衣装を着たまま彼の前に現れた自分が悪いのは分かっている。だが…時すでに遅し。今の状況は、私と彼しか居ない部室で壁に押さえつけられ身動きがとれなくなっている。
「サイズが合わなくなったのは名前の胸が成長したのでしょう」
「そんなに私に触れてほしいのですね」と恍惚とした表情で開いた胸元を撫でられ、不覚にも胸が早鐘を打っている。反論しようと顔を上げれば、顎を掬われ唇が重なった。
「やめてよ渉。後輩達が来ちゃうよ」
「貴方の躰はやめてほしくなさそうですよ。ココも濡らしているじゃありませんか…」
ショーツの上から指先で割れ目をなぞられ、自覚してしまった。私自身は彼と躰を重ねたがっている。有無を言わさず、深い口付けを繰り返され、衣装の胸元をズリ下げられ、何も纏っていない双丘が露になった。
「んぅ…やめてよォ…っ」
―「アメージング!やはり前より大きくなったようですね」
そのまま両胸を揉みしだかれ、頂を指で挟まれたり弾かれたりされて余計に濡れてしまう。いつ誰が来るか分からないスリル感が私達を昂らせていく。
「胸ばっかり…やだァ。焦らさないでよ」
「そうですね。名前が可愛すぎるあまり意地悪してしまいました」
演劇用の椅子に腰掛けて私を手招く彼のペニスは最大限に屹立している。「たまには名前から私を求めてくださいよ」なんて恥じらう私に追い討ちを掛けられた。
「欲しいのでしょう?早くしないと誰か来てしまいますよ」
彼に負けたようで悔しいが、こんなところを見つかる訳にはいかない。恥を捨ててショーツを脱ぎさり、彼の腿上に跨った。初めてというわけでもないのに、妙に緊張感が募る。
「あ、アァ…入っちゃうゥ!」
「いい子ですね。よく出来ました。Amazing☆」
彼のソレが私のナカに全部収まって安心していると、下からの突き上げが開始された。思わずギュッと彼の背に回した腕に力が入った。
「いやァァ…こんな、激し…っ」
「こんなにも私を求めるなんて、照れますね」
「んゥ…奥まで、キてるよォ…っ」
情事が激しくて会話が通じなくなっている。お互いに息を荒くしながら腰を振っていると、その快感に呑み込まれそうになる。
「こんなに喘いで、名前はイケナイ子ですねぇ」
「それは、渉のせい…っ!ソコ、だめェ…っ」
ラストスパートで思いっきり突き上げられ、本日最大の絶頂を彼と共に迎えてしまった。
「愛していますよ、名前っ」
「イヤァァっ!イっちゃう…っ」
一枚の膜を隔てて彼を感じた後、再び濃厚なキスを交わした私達は服の乱れを直して、なに食わぬ顔で後輩達を迎えたのでした。
―「名前…その衣装は早急に着替えてきなさい」
「なんでそんな命令口調なの」
「名前のそんな姿を、他の男に見られたくないからですよ」
こんな彼でも相性は抜群みたいです―
END