バレンタイン2024
名前
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-「名前って嵐くんのファンなの!?」
私のスマホの待ち受け画面は超絶かっこいい嵐くんである。ミーハーなアイドルオタクだと思われるかもしれないが、嵐くんと私は幼馴染みで今では恋人同士なのだ。誰にも口外していないことだから、親しい友人達の間では私は嵐くんの大ファンということになっている。
「名前ってば、アイドルの事務所に本命チョコ送るの?」
「嵐くんはきっとバレンタインチョコなんて食べないよね」
私が「嵐くんへのバレンタインプレゼント何にしよう」なんて呟いたせいでアイドルに本命チョコ渡すの!?と引かれてしまった本日の私。帰り道にふらりとバレンタインチョコ売り場に入ってしまったが、自分用のチョコを買いに来ただけだ。ハート型の入れ物の、如何にも本命ですって感じのチョコを眺めていたら、ぽんと肩に手を置かれて本気で吃驚した。
「名前ちゃんたら、誰かにチョコ渡す予定があるのかしら?」
「…嵐くんっ!?なんでここに!?」
「自分で食べるチョコ買いに来ただけで…」なんてモゴモゴ言っていたら「14日の夜、開けておいてね」なんて耳元で囁かれた。アイドルと堂々とデートなんて出来ないだろうから、家に来てくれるのかな。嵐くんが家にお泊まり…なんて考えただけでドキドキする。私達はまだ一線を越えていないけれど、そろそろそうなってもいいよね。
「これは逆チョコ…というやつですか」
パステルカラーの可愛いお菓子“ドラジェ”を嵐くんからプレゼントされて、素直に喜べない私は彼女失格だろうか。だって私は嵐くんに本命チョコ用意していない。手料理は振る舞うけれど特別感はない。私が何も用意してないと知ったら嵐くんはがっかりするだろうか。
「私は嵐くんに謝らないといけないことがあります…」
嵐くんは家に来てからずっと私を後ろから抱きしめてくる。離れてほしいけど離れてくれないし。そのままの体勢で懺悔したら、彼は気にして無さそうな反応で笑ってくれたけれど、私はエッチな嵐くんにドキドキして口を噤んだまま何も言えなくなった。
「いいのよォ。でも、今夜は覚悟しておいてね」
「ねェ…っ。あらしく…っ、いつもと、違うぅ…っ」
抱きしめられつつベビードール越しに胸に手が重ねられて肩が跳ねた。「このランジェリー可愛いわねェ」と褒めてくれるところはいつもの彼なのに、やわやわと胸を揉んで唇で耳を食んでくるいやらしいそれはいつもの彼らしくない。
「胸小さいから、嵐くんを満足させられな…っ」
「これくらいあれば充分よォ。男がみんな巨乳好きってわけじゃないんだから」
「うぅ……っは、ぁ……嵐く、ん…っ」
「涙目になっちゃって…気持ちいいの?名前ちゃん」
ベビードールを脱がされて嵐くんに抱っこされた私はベッドに押し倒された。体重をかけられて頭上で腕を束ねられて自由を奪われる。曝け出された膨らみを掴まれながら頂に舌が這わせられたり吸われたりする。オネェキャラだから完全に誤解してた。めちゃくちゃ男性的だ。思わず瞑っていた目を開けると嵐くんと目が合う。
「アタシにこんなことされて軽蔑してる…?」
「違う…っ。嵐くんに抱いてもらえるのは嬉しいけど…っ。処女なので」
嬉しいけど、気が引ける。経験ないから自信ないし。でも嵐くんは優しく抱いてくれる。優しいけどすごいやらしい。「エッチな名前ちゃんも可愛いわねェ」と言われながらそこに指を沈められる。嵐くんのせいで潤いすぎてる…確かめなくてもわかる。「こんなにビショビショで、意外と淫乱なのねェ」とそこで指が出し入れされる。
「それ、らめェ…っ。ひ、う…っ」
「胸弱いのねェ…。こんなに反応して」
指先で摘まれたりグリグリと押し潰されたり、すごいエッチだ。これ以上耐えられない…って思った時に唇を奪われて何度も官能的な口付けが。嵐くんてキスも上手いしエッチも手馴れてる感じがするし…ちょっとショックかも。初めてだから、やっぱり痛いものは痛いんだな。涙の滲む目尻に口付けが落とされる。
「やァ…ん…っ。なんか…キツいの…っ」
こんなに幸せなのに、下腹部の異物感に慣れないし痛さで泣ける。意識を逸らす為にキスをねだる。こんなにエッチなキス初めてかもしれない。舌が入り込んできてチュウっと吸われて。その間にゆっくりとピストンされて、ちょっと気持ちよくなってきた。
「はぁ…っ。ぁん……っ。こんなの、イっちゃう…っ」
「こんなに…トロトロにして、いやらしい子ねェ…っ」
優しくしてもらった。それに情事後も抱きしめて頭撫でてくれる嵐くん好き。あんなにギラギラした男の欲をぶつけられたのが嘘みたい。「このベビードールもいいわねェ」と私のタンスを物色して着せ替えが始まってしまった今はお姉ちゃんの顔だ。
END
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