バレンタイン2024
名前
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-「そのチョコ、僕が貰ってもいいっすかねぇ?」
椎名くんとは全然喋ったこともなかったし、互いに不信感もあっただろうに。失恋して傷心中の私が捨てようとしていたチョコを、冒頭の台詞でお分かりかと思うが…欲しがっていた。椎名くんて整った容姿をしているし、バレンタインチョコの一つや二つ貰っているだろうに。私みたいな可愛くない女子の作ったチョコなんていらないだろうと自暴自棄な思考で悪態をついていたのだけど、その笑顔に全部持ってかれたというか何というか…椎名くんってずるい。
「こんな美味しいチョコを捨てようとしたなんて考えられないっすね」
「椎名くんは食べられれば何でもいいんじゃないの?」
-「ついに名前ちゃんが僕に本命を…!?」
「あー…でも、こんなに貰ってるなら、私からのなんていらないよね」
椎名くん…もとい、ニキとは中学時代のクラスメイトで、今ではそれなりの仲になった。それ故に、彼が両手に下げている大量のそれが気に食わなかったり。バレンタインデー当日に待ち合わせをして、待ち合わせ場所にいるニキに駆け寄ろうとしたが、抱きつく直前で急停止した。
「なんでそういうこと言うんすかぁ!?名前ちゃんからのチョコが一番嬉しいに決まってるっすよ」
色めく街をデートして、そのまま私の自宅に入ったら扉を閉めるなりニキに抱き竦められた。温かくて安心するのに、何だか私の機嫌を取る為の行為のように思えて嬉しくない。久しぶりに会えて嬉しいのに、不貞腐れたまま何も言えずに珈琲メーカーに豆を入れてスイッチを押す。滴り落ちてくるそれをガラス越しに眺めていたら、またもや後ろからハグをされた。振り向けば強引に唇を奪われる。
「ニキにはファンの皆様から貰った大量のチョコがあるでしょ?」
「えー僕は名前ちゃんから欲しい…というか、名前ちゃんが欲しいんすよ」
荒々しい口付けと同時に服の上から胸を掴まれていやらしく揉みしだかれて優しい口付けも舌を絡めた淫らなキスに変わる。ニキとはあの一件以来、仲良くなって事ある毎に私の手料理を食べたがっていたけど。今思えば、あれはニキからの精一杯のアプローチだったのかもな。あの頃の純情ニキよ戻ってきて。(懇願)今や食欲が性欲に繋がって美味しく頂かれてしまうわけで。
「名前ちゃん。可愛いっすよ」
「やァ…ん…っ。は、…っん」
ブラウスのボタンを外す手つきはどこか乱暴で、胸を覆うそれもずり下げられてあらわになった膨らみに吸いつかれて頂を弄ばれる。両手で柔らかさを堪能されながら根元をクリクリとされたり、舌先で愛撫されたり。ニキってこんなにエッチだったのか…。いつもは食べ物一直線のくせにギャップか。
「相変わらず名前ちゃんのお饅頭は美味しいっすねぇ。ボリューミーで柔らかくて」
「ふ、ァ…っ。ニキぃ…っ、やぁ、ンン〜…っ」
「なはは。こんなに溢れて、名前ちゃんはエッチなんすねぇ」
私が太腿をモジモジさせてしまうくらい胸を執拗に舐められ吸われた。そして挿入するわけじゃないけど、愛液を絡ませながら太腿に屹立したそれがグリグリと押し当てられる。可愛い顔してこんなに勃起させてるなんて絶対ニキのほうがエッチだと思う。ぬかるみに指を沈められながら乳頭をべろりと舐め上げられて、カラダが震えた。
「こんなに濡らして…僕のを咥えていやらしいっすね〜」
「は、ぁ……ひぅ…っ」
濡れそぼったそこは簡単にそれを迎え入れてしまう。ヌプ、と粘着質ないやらしい音がして、私はニキの膝の上に乗せられた。対面座位の態勢は前からぎゅうっと抱きつけていいけど、容赦なく下から突き上げられて淫らな吐息が零れてしまう。
「僕にこうされるの好きなくせに」
「ニキ、エッチすぎるよ…っ」
私の腰を抱いた彼はナカをぐちゃぐちゃに犯しながら、胸への愛撫も忘れなかった。メディア向けの顔はエッチなこと興味なさそうなくせに、私とのセックスは容赦ないな。激しくピストンされて、腰が揺れる。口付けを交わし、私を抱きしめたまま果てた彼はそのまま私の胸に顔を埋めてきた。
「名前ちゃん可愛すぎっすよ。おっぱいもエッチだし、ナカもトロトロで…っ」
「はぁ…っ。ぁん……っ。奥、当たってる、からぁ…っ」
「名前ちゃんが、エッチなのが…悪い、んすよ…っ」
-情事後にムードもなく「お腹空いたっすよぉ」と言いながら私の腰に抱きついてきたけれど、バレンタイン特別ディナー作ってくれたから全部許す。私のチョコを「美味しい」と食べてくれるところはあの頃から変わっていなかった。
END
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