管理人が書きたい話を集めてみた
名前
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―HiMERUくんがすごい冷たい。お付き合いしてるのに、私に対してだけなんか塩対応じゃないですか?HiMERUくんてもっと優しいと思ってたんだけどなぁ…。恋人のHiMERUくんが全然構ってくれないから、人懐っこいニキくんと食べ物系のことで話が弾んでいたのだけど…。
「ニキくんニキくん。この前、実家に帰った時に持たされた大量の和菓子いらんかね?」
「こんなに貰っちゃっていいんすか〜?」
「アンタこれ好きでしょ?」みたいなノリで仏前にお供えしてあったものを母に押し付けられるのって実家帰省あるあるなのでは…?意外と賞味期限短くて一人じゃ食べきれない。と、ニキくんに相談したら「食べきれない分は僕が食べるっすよ」とノリノリだったのでお言葉に甘えることにしたんだけど。
「椎名と何やら楽しげにしてますね」
「HiMERUくんもいる?」
「HiMERUは食べないのですよ」
ほらな。HiMERUくん細すぎるんだからちょっとくらい食べろよ(八つ当たり)。この前もカフェ・シナモンでカロリーガン無視でケーキ食べてた私の隣でコーヒーしか飲んでなかったし意識高すぎる。せっかく「あーん」て口元まで持ってったのに、爽やかに拒否られて傷ついたよ。
「桔梗信玄餅美味しいのに〜」
「HiMERUはんがいらんのやったら、わしが貰うで」
こはくちゃんがこの和菓子好きとのことで、結局こはくちゃんに「あーん」することになり、それに便乗して燐音くんまで寄ってきた。燐音くんの頬に付いたきな粉をハンカチで払ってあげていたら、嫌な予感がすると同時にHiMERUくんに腕を掴まれて連れ去られた。これはやばい。あのHiMERUくんが激おこじゃないですか。
「他の男に浮気なんて、名前はHiMERUのことなど好きじゃないのでしょうか?」
ヤキモチかよ。元はと言えばHiMERUくんが悪くない?私が食べさせてあげようとしたのに「いらない」って感じだったんだもんね。さて…これはまずい体勢になった。空き部屋のソファーの上で組み敷かれて動けない。というか、HiMERUくんは全然私に手を出してくれなかったくせにこういう時だけ肉食系ってどういうことなの!?でも、ちゃんと避妊具用意してるのは偉いな。
「手の早い男だと思われたくなかったので、今まで我慢していましたが…もう限界なのですよ」
「私に色気がなさすぎるから?とか悩んでたのになぁ…」
腕を押さえつけられて官能的な口付けをされる。HiMERUくんは本当に私に手を出さないようにしてくれてたんだろうなって実感した。何故なら、こう見えてやり慣れてないのが伝わってくるから…。純情かよ。童貞なHiMERUくんは可愛い。
「こんないやらしい下着をつけているなんて、もしかして…名前はやり慣れているのですか?」
「HiMERUくんといつそうなってもいいように、いつもセクシーなランジェリー着けてるんだよ?」
HiMERUくんはこういう面積小さめのやらしいランジェリーが好きなのか。グイッと布をずらされて晒された膨らみに触れる手はどこか乱暴で、HiMERUくんの雄(オス)の一面を見た気がする。敏感な先端を吸われ、執拗な愛撫をされると、私は結局身を委ねたくなってしまうのだ。
「童貞なHiMERUくんは可愛いねぇ」
「俺にこうされて涙目になってる名前のほうが可愛いのですよ」
「ふ、ァ…っ。やァ、それ…っ。意地悪…っ」
左手で胸を揉まれ右の乳頭は舐められながら、空いている彼の指がそこで出し入れされる。HiMERUくんすごいエッチだ…今まで我慢していたから?なかなか抱いてもらえなかったから、HiMERUくんに性欲を向けてもらえるのは嬉しいけれど、やらしすぎて困惑しちゃうよこれは。
「ひ、ァ…っ。指…っ、やァ、抜いてェ…っ」
「HiMERUに襲われてこんなに濡らすなんて、名前は意外と淫乱なのですね」
大好きなHiMERUくんに指だけでイかされてしまうなんて恥ずかしくて顔を背けた。けれど、全然意味はなかった。指は抜いてくれないし、乳頭は容赦なく愛撫してくるし。私ばっかり気持ちよくなっていいのだろうか。と、ちらりと彼を一瞥してみたけれど、恍惚とした顔で微笑みかけてくるからほんとずるい。すごい嬉しそう。
「やァ…ん…っ。は、…っん」
指だけでイかされているのに、挿入されたらどうなっちゃうんだろう。しかし、ぐしょぐしょに解されたそこが彼の剛直を拒めるわけもなく。HiMERUくんの上に乗せられて騎乗の体位で彼の男根を受け入れることとなった。私のカラダを愛撫しながら、こんなに大きくしちゃってたんだ。可愛い…なんて思ったのも束の間。HiMERUくんの欲をぶつけられて背中が弓なりにしなった。
「名前のナカ、こんなに絡みついて…っ。いやらしくて、興奮するのですよ…っ」
「ふ、ぁん…っ。ヒメルく…、エッチ…っ」
「こんなに、…っ揺らしてる名前のほうが、エッチなのですよ」
「はぁ…っ。ぁん……っ。胸、触りすぎ、だからぁ…っ」
いやらしく揉まれるし、乳頭はグリグリと押し潰されたり指先を掠められたり強弱をつけた触り方をされる。HiMERUくんは童貞のくせに生意気だな。でもこちらが腰を動かしてHiMERUくんに抱きつきながら前後に動いたり攻め攻めになると眉根を寄せて快楽に耐えている姿が見られた。私に感じさせられてるHiMERUくんも可愛い。前後に腰をユルユル動かし前屈みのような体勢になっていたら、胸の先端を吸われてナカで男根が大きくなったのを感じた。
「名前…っ。本当はずっと、こう…したかったのですよ」
「ふ、ァ…っ。それ…っ、やァ、ンン…っ」
―「名前…なんでそんなに大胆なのですか」
「チェリーなHiMERUくんが可愛かったからに決まってるでしょ」
そんなに私に可愛いって言われるの嫌なのか。ぎゅうっと抱きしめられて離れてくれなくなった。「HiMERUはこんなに名前を愛しているというのに、名前からの愛情は感じられないのですよ」と、不安げに眉が下がっているのが庇護欲を駆り立てられる。愛情を伝えるって難しいな。キスだけじゃ愛情は伝わらないだろうし。
「スマホの待ち受けのHiMERUくんをあんずちゃんに見られて、未だに私がHiMERUくんに片思いしていると思われてる話聞きたい…?」
「どの写真なのですか」
「気になるのそこなんだ…」
END
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