天城燐音
名前
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―「名前ちゃんはほんとちっこいなぁ〜」
身長160cmの私はそんなに小さくないぞ。しかし、この男からすれば腕置きに調度いい高さなのだとか。私の頭の上に手を置いてきたアイドルの名は天城燐音。私の彼氏である。あの告白が冗談じゃなければ…だけど。燐音くんからの愛の言葉を「嘘コクってやつか」とサラッと流したらしょんぼり顔をされたし、一応本気の告白だったことにしておく。
「燐音くん!重たい!私の身長が縮んだらどうしてくれるんですか!」
「責任取って結婚するかァ?」
付き合ってるのに何もなさすぎて虚しいのに、こんなことで「結婚」て単語を出されると余計悲しくなるぞ。燐音くんは見かけのわりに純情なのか田舎者だから経験ないのかは知らないけれど「キスは結婚してから」らしい。それ故に、自分から誘惑出来なくなってしまった。だから私達はカラダの関係になっていないどころかキスもしていない。
「燐音くんと結婚するのはなぁ…」
と、ここで「燐音はんとなんか絶対あかん」とこはくちゃんが猛反対の声と共に燐音くんとの間に立ち塞がって守ってくれてる感じになった。因みに、クレビの末っ子の彼は私より身長が高い。しかし、私と燐音くんがお付き合いしていること自体知らないこはくちゃんは「名前ちゃんは俺っちの彼女なんだから」と燐音くんに言われて愕然としていた。そしてここで思わぬ伏兵が現れた。
「天城の片想いなのでは…?名前さんをからかってばかりで恋人らしい振る舞いをしていなさそうですし」
この時のHiMERUくんの推理は的確すぎた。燐音くんも顔面偏差値高いが、HiMERUくんはまたタイプの違う美形である。まぁ…私がHiMERUくんの顔面にちょっと見惚れてしまったのは本当だけど。燐音くんがこんなに機嫌悪くなるなんて思わなかった。全然離してくれないし、なんなら力強いし。今の体勢は、ベッドの上で彼の膝の上に乗せられて抱きしめられている状態。
「名前ちゃんはべつに俺っちのこと好きじゃないんだろ?」
「そういう燐音くんだって、付き合ってるのに全然手出してくれないくせに」
「私は燐音くんのこと好きだよ?」と呟いてみたら、うなじに唇が触れた。こんなことでお腹の奥が疼くなんて馬鹿みたい。ハグ以上のことはしてこないと思ってたのに、「この角度だと谷間が見えてすげぇエロい」と腕で胸を持ち上げられて私の限界がきた。
「名前ちゃんて背は小さいくせにおっぱいはデカいよなァ」
「燐音くん…っ。そうやって触るの、…〜っ」
「他の男に目移りされるのって面白くねぇよなァ」なんて可愛いヤキモチだと思ったのに、「名前ちゃん、俺っちにどうされたい?」と淫らな問いかけに思考が溶かされていく。カップ付きのキャミソールをグイッと胸の上まで捲り上げられて晒された膨らみに燐音くんの大きな手が重なる。やわやわと揉まれながら、頂きは弄ばれてしまう。
「ひ、う…っ。やだァ…っ」
「はぁ…柔らけェ。すげぇエロ…」
「やだやだァ…っ。舐めるの、らめ…っ」
ずっと手を出してほしかった筈なのに。今更気が咎めるなんて馬鹿みたい。燐音くんの男性らしい手で触られて、胸を貪られて…下腹部がキュンとする。ショーツが床に落ちて、後ろから抱きしめられる体勢になると胸を愛撫されながら濡れそぼったそこには彼の指が沈められた。いやらしい水音に耳を塞ぎたくなる。
「ひ、ァ…っ。こんなの…っ、やァ、指、抜いてェ…っ」
「こんなに溢れて、名前ちゃんの淫乱」
指だけでイかされるなんて。しかもその余韻が消えないうちに挿入されちゃうなんて。燐音くんずるい。こんなおっきいの苦しいのに…。私は抱き上げられたまま燐音くんにしがみついて快楽に落とされるだけ。容赦ない突き上げに甘い声が漏れる。
「イってるのにぃ…っ。そんな、ガツガツ、するの…らめェ…っ」
「名前ちゃん。ナカ、すげぇトロトロでやらしー」
「ンン…燐音くん…っ奥、当たってるよぉ…っ」
―「キスは結婚してからとか言ってたくせにこんなに抱くなんて…」
「すまん…悪かったって」
「ねぇ。私からキスしたい」
END