天城燐音
名前
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―「あれー?なんか名前ちゃん機嫌悪くない?」
ムスッとした顔をしてリビングに入ってきた名前の不機嫌顔に気付いた燐音が詰め寄ってきた。ふに、と…頬をつままれて彼を睨む。彼女がイライラしている理由を燐音に言ったところで笑われるか馬鹿にされるのは目に見えているので、何も言わずにソファーに座る。しかし、隣に座った彼から想定外の台詞が飛び出し、思わず憤慨した。「俺っちが冷蔵庫のプリン食っちまったから?」なんて。楽しみにしていたモンブランプリン勝手に食べられたのか。と、別の要因で機嫌が悪かった筈なのに矛先は食べ物の恨みに変わってしまったわけで、「燐音くん嫌い!」と顔を背ける。
「わかったわかった。明日同じの買ってくるから」
「そんなことで私の機嫌は直らないもん」
困ってる困ってる。そりゃそうか。なんて、好きな人をいじめる楽しさに目覚めてしまったかもしれない。と嗜虐心が滲み出る。「もしかして、欲求不満とか?そういうこと?」と顎クイされて問いかけられるが、ちょっと違うんだよな。と彼女は不満げだ。燐音には悪気がないだろうし気付かないとわかっているから敢えて口にするしかなかった。「今月のam・amで惜しげもなく脱いでたでしょ?」
「はァ?そんなことで怒ってるのかよ」
「燐音くんのそういう姿が見られるの…彼女の私だけだと思ってたからショックなの」
「ふーん。俺っちとキス以上のことしてるくせに不満なわけ?」
―「淫乱な名前ちゃんは俺っちに襲われたいってか?」
「違う…っ。今そういう気分じゃない」
押し倒され、服をたくしあげられて、何も纏っていない双丘があらわになった。そんな気分ではないと呟いたものの…燐音に我慢出来ないというように乳頭にしゃぶりつかれ、舌先で転がされながらもう片方もいやらしく揉みしだかれて、感じさせられてしまい吐息が漏れる。彼女は胸を攻められると弱い。それをわかっているからこそ、彼は愛撫の手を止めようとしないのだ。「そんなに感じてるくせに、その目はないっしょ?」とジト目で視線を送ってくる名前を見て笑いながら顔を近付ける。
「キスしてほしい?」
「話聞いてないでしょ」
「だーって、名前ちゃんがエロいから。めちゃくちゃにしたく…」
正直すぎる言葉の途中で、彼女にデコピンされて彼は苦笑した。改めて視線を落としてみても、乱れきった彼女の姿には興奮を煽られるだけであり、今更嫌がられても止めるなんて選択肢はなかった。ショートパンツとショーツを脱がされ、蜜壷に指を入れられた瞬間にクチュと卑猥な音が聞こえた。身体は正直なものだ。と「すっげぇ濡れてるけど、どうされたい?」と問いかけられ、恥ずかしくて口を噤んでしまった彼女のそこに舌を這わせて蜜を啜る彼は彼女の返答を待ってはくれなかった。
「んぅ…っ。そこ、舐めちゃ、やだァ…っ」
「こんなにヒクヒクさせて、相当俺のが欲しいみたいだなァ?」
めちゃくちゃにされるなんてとんでもない。と思っていた筈だったが、完全に解されてしまった身体は燐音を求めていて。口では悪態をついていたのにそれすら無意味になってしまった。「燐音くんずるい」と呟いた時にはもう挿入されていて。「濡れすぎ」と言われながら律動を激しくされて正常位で出し入れされる。燐音の裸体も、抱いてくれる時に見られる獰猛な顔も、自分だけのもの。とぽーっと見惚れていれば、ガツガツと攻められて嬌声が零れる。
「ァア…っ。燐音く…っ」
くびれを掴まれ更に奥へと腰を打ち付けられ、覆い被さってきた彼に胸の先端を舐められながらナカをぐちゃぐちゃにされて快楽の波がどんどん高まっていく。汗ばんだ肌と肌が重なり、二人分の荒い息遣いが部屋に響く。ぎゅうぎゅうと締め付けられ、彼も既に限界に近付いていた。
「はァ…っ。イきそう…っ」
「ふ、ァァ…っ。らめェ…っ」
ラストスパートで一際激しく出し入れされて彼女は絶頂を迎え、先に達していた燐音は膜の中に欲を吐き出した後、彼女の上に倒れ込み、そのまま名前を抱き竦め舌を絡めた深いキスをした。息も絶え絶えにぼーっと天井を見つめる彼女に、彼は意地悪く告げる。「名前ちゃんてほんとにエロいよなァ」と。
「無理矢理抱くなんて酷いよ。燐音くんは」
「締め付けて離さなかったくせに、よく言うぜ」
END