天城燐音
名前
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-「なにが“ドルフィンズが優勝したらお見合いしてもいい”…よ」
私の応援してる野球チームが優勝するのを条件に、お見合いの話をのらりくらりと躱していたらついに祖母が突撃してきた。「アンタの応援してる球団、最下位じゃないの」と、問答無用でお見合いさせられることが決定。…かと思いきや、ここで思わぬ伏兵が現れた。
「ちわ〜っす!名前ちゃんの彼氏の天城燐音でぇーすっ」
うちの事務所のアイドルCrazy:Bの燐音くんが駆け寄ってきて私の肩を抱きつつ祖母に視線を向けているが、祖母は一瞬で険しい顔になった。燐音くんみたいなタイプはおばあちゃん受け悪いだろうな。というか、何勝手に彼氏面してんですかねぇ…この人。私は燐音くんとお付き合いはしていないし付き合うならもっと誠実な人がいい。
「愛し合うふたりを引き裂くなんて無粋なことしねぇよなァ?婆さん」
あーあ。やっぱり祖母の苦手なタイプだったか。今日のところは帰ってくれたけど、去り際に「こんなヒモみたいな男やめときなさい」と燐音くんめちゃくちゃディスられていたのだけど、彼は笑顔で私にハグしてきた。アイドルなんだからもっと気にしろって言いたくなったけど、とりあえず燐音くんには感謝。
「ん…?名前ちゃん怒ってる?」
「私と燐音くんそういう関係じゃないでしょ」
「名前ちゃんに助け舟出してあげたつもりなのに。燐音くんかなし〜」
完全なる偏見だけど、燐音くんて遊んでそうだから私のことなんか本気で好きなわけじゃないんでしょ?と思っていたのだけど。私の家に上がり込んでベタベタ抱きついてきたから試しに唇を奪ってみたところ、すごく慌てていた。これくらいなんてことないだろうに、どういうこと!?
「キスは結婚してからっしょ」
「純情か。そんな見た目して童貞なんですか」
チャラい集団のリーダーのくせに本気で経験ないのかよ。嘘でしょ!?「そ。だから燐音くんに色々教えてよおね〜さん」と、胸に甘えてこられた。胸元に顔を埋めて深呼吸しないでほしい。女経験ないくせにスキンシップは豊富とか意味わかんないな。でも顔がいい…ずるい。勝手に彼氏のフリして、なし崩し的に手出そうとしてませんか?
「燐音くんてべつに私のこと好きじゃないでしょ?私だったら簡単にオとせそうだから近付いたんじゃない?」
「名前ちゃんには俺っちの愛情伝わってない?」
抱き寄せられて彼の胸板にダイブする形になった。近頃男っ気がなかったせいか、燐音くん相手でもめちゃくちゃ意識しちゃうな。こんな、大切そうに抱きしめられたら勘違いしそうになる。抱きしめたまま口を開いた彼は「好きな娘がお見合いなんて嫌じゃん?だから咄嗟に彼氏のフリしたわけ」と語ってくれた。
「私、燐音くんとそんな絡みなかったと思うけど。私のどこがよかったの?」
「可愛いし、エロいし、甘えさせてくれるし…理想のタイプ」
「…やっぱりそういう思考か」
「自分だって人の唇奪ったくせに」
あれはカマかけただけだしな。遊んでる男がキス如きで動じないでしょ。と思ったんだよ。そしたらまさかの…って展開だったんですよね。何も言い返せないでいると、顎を掬われて口付けを落とされた。あえて抵抗はしなかった。だから燐音くんを調子に乗せてしまったんだけど。
「遊んでそうなくせに、こんな触れるだけのキスで満足してるの?」
「遊んでるのは名前ちゃんじゃないの?」
この一言が私の闘争本能に火をつけた。馬乗りの体勢になって彼の首筋に腕を回してみる。こんなのはったりだ。彼の様子を見るために、演技で色仕掛けしてるようなもの。なのに、なんでこんなに疼くんだろう?私の女の部分は燐音くんとキス以上のことを望んでるみたいだ。
「この体勢はなんかやらしいなァ」
「ん…〜っ。触らないでよ…っ」
お尻を触られた。確かにこの体勢エロいな。「触らないで」なんて口だけで、私のカラダはその先を求めてる。そんなの燐音くんに悟られるわけにいかない。なのに、「こっちのほうがよかったか?」と胸を掴んできた。大きな手で揉みしだかれるのすごくいい。なんて…乱れた思考だ。これじゃ変態みたいじゃないか。
「服の上からじゃ楽しめないよなァ?」
「ひ、ぁん…っ。舐めちゃ、やだぁ…っ」
カップ付きのキャミソールをグイッと捲りあげられた。ぷるんと晒されたそこを容赦なく揉みしだかれて、両胸を掴まれたまま先端を舐められてしまう。何が「キスは結婚してから」だよ。人の胸をこんなに貪ってくるくせに。だめだ…この男に全て食い尽くされてしまいそう。弱いところ触られるの気持ちいい。
「うぅ……っは、ぁ……ん、ん…っ」
「あんなに威勢の良いこと言ってたのに。こうされるの弱いんだなァ?」
「あ…ンゥ…っ。それ、やだ…ァっ」
ショーツを取り上げられ、右の乳頭を吸われながら溢れるそこに指を沈められて、どうかしてしまいそう。指だけじゃ物足りないのに、指だけでイかされるなんて馬鹿みたい。
「こんなにトロトロにさせて、淫乱」
「ひ、ゃァ…っ。おっき、ぃの…っ」
下腹部に押し寄せる大きな異物感。そう…彼の男根が正常位で挿入されて、そのまま抱きしめられた。そして優しいキス。このままめちゃくちゃにされてしまいたいのに、随分と優しい抱き方をするな。だから「もっと」なんてねだって彼を困惑させた。
「名前ちゃんの淫乱」
「ふ、ァ…っ。燐音く…っ、やぁ、ンン〜…っ」
ガツガツとピストンされて、快楽の波に呑まれる。突かれるとお腹の奥がキュンキュンする。私のことを抱き上げた彼の肌と肌が重なり合う。奥に当たってすごくいい。抱かれながら燐音くんに名前を呼ばれるとすごくドキドキする。
「ごめん名前ちゃん。優しくできないかも…っ」
「優しくしないで、いい…からァ…っ」
-「こんなに相性ピッタリなんだから、結婚するしかないっしょ」
「キスは結婚してからとか言ってたくせに不純」
END