HiMERU
名前
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―「名前…怒っているんですか?」
「怒ってるわけじゃないですー」
そう…怒ってるわけじゃないんだ。イライラしているというか、不貞腐れているだけ。HiMERUくんが会いに来てくれたというのに、この態度はいかがなものか。と自分でも思うけれど、立ち直れなくて彼に背を向けたまま振り向けないでいる。久しぶりに会えたというのに、馬鹿みたいに意地を張ってしまう。
「こんな私を抱きしめないでください」
「嫌です。今のHiMERUは名前不足なのですよ」
簡潔に言うと私のヤキモチだ。HiMERUくんがドラマで他の女とキスしてただけ。かっこいいHiMERUくんは見たいけれど、そういうシーンを見たくないからドラマ自体視聴しないようにしていたというのに、ニュースの見出しで見つけてしまったのだ。某人気女優と濃厚なキスをしたらしいと知ってから私は機嫌が全然直らない。
「HiMERUくん。どこ触ってんですかねぇ」
「乳房」と即答する彼は私の胸を容赦なく揉みしだく。先端をきつく摘んだり指を掠める愛撫は私のお腹の奥を切なくする。不機嫌な筈なのにこんなことで絆されて…と、呆れてしまう。しかし、腰には彼の屹立したあれが当たっている。HiMERUくんはお盛んだな。唇を引き結んで、怒ってるアピールをしているのに、誘導されて膝の上に乗せられた私は彼に強く抱き竦められた。HiMERUくんの温度と匂いに包まれて幸せなのに、機嫌が直らない自分はどうかしている。
「そういう気分じゃないです…」
「こんなに溢れているのに。今日の名前は素直じゃないのです」
スカートの中に侵入したHiMERUくんの指先にべったりとついた愛液を見せつけられ、わざと音が出るように蜜壷を解されて私はHiMERUくんを睨んだんだけど…うん。唇を奪われて舌が絡まる濃厚な口付けになった。唇を離した後の彼の表情は嬉しそうで、「HiMERUは可愛い名前とキスがしたかったのです」と。
「ドラマの件で不機嫌なのでしょう?あれはフィクションですし、許してほしいのですよ」
「HiMERUがこういうことをするのは名前だけなのですよ」なんて甘く囁いてお尻にペニスを押し付けてくるのずるい。はだけた胸元に伸びる手で乳頭を愛撫され、もう片方の指先はショーツを奪いそのまま沈められた。HiMERUくんの長い指が出し入れされて、胸の弱い所を執拗に触られて。
「うぅ……っは、ぁ……ん、ん…っ」
「俺にこうされるの弱いんでしょう?」
「んん…っ。や、ァン…っ」
自然な流れでベッドルームに連れ込むのずるい。私が拒もうとしようものならキスで口を塞がれたし。絶対他の女性から言い寄られたりしているだろうに、なんでこうも私に愛情注いでくれるのか…。強引な口付けすら愛しくて彼のシャツを握る手に力が篭もる。何も纏っていない私を押し倒しながら熱の篭った視線をくれる彼はやがて官能的な愛撫をしてくるのだけど。「おっぱい好きなんだね」といじめたくなってしまうな。やり返されたけど…。
「名前が可愛すぎるのが悪いのですよ」
「それ、らめェ…っ。ヒメルく…っ」
色欲旺盛な彼に容赦なく舐められ、吸われて固くなった乳頭をグリグリと押し潰される。言葉にし難い快楽が押し寄せてきて、下腹部がもどかしくなる。男根を当てがわれただけで自分の中の女の部分が疼く。「早くちょうだい」と馬乗りの体勢で腰を落としてHiMERUくんを受け入れる。主導権を私に奪われるとは思っていなかったHiMERUくんは最初こそ文句を言っていたけれど気持ち良くなってしまったようで眉根を寄せて快楽に耐えていた。
「名前…〜っ。ずるいのですよ」
「ひ、ァン…っ。やだァ…っイっちゃいそ…っ」
HiMERUくんほんとずるいな。下から突き上げられて気持ち良すぎて身を委ねたくなってしまうし。ガツガツめなHiMERUくんてすごくいい。そんな彼は私をぎゅうっと抱きしめて絶頂を迎え、暫くそのまま離れてくれなかった。そして何食わぬ顔で爆弾発言をされて第2ラウンドが決定である。
「HiMERUは名前と子作りしたいのですよ」
「HiMERUくんはサラッとそういうこと言うよねぇ。嬉しいけどさぁ…」
「上機嫌な名前なら許可してくれると思ったのですよ」
「どさくさに紛れてそういうのやめて」
END