HiMERU
名前
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―「HiMERUくんってこんな冷たい視線できるんだなぁ」
裏で糸を引いている悪い役…黒幕の優等生の役がこんなにもハマっているなんて思わなかった。話題のドラマ…所詮お芝居だとわかってはいるけれど、こんな…虫けらを見るような瞳で愛しのHiMERUくんに見つめられたら、私泣くかもしれない。
「HiMERUくん性格わっるいなぁ〜」
「何なのですか!?突然の悪口…って、ドラマの話ですか」
HiMERUくんに隠れて連続ドラマを視聴していたら、部屋に彼が入ってきて私の独り言を聞かれてしまった。自分が出演してるドラマを私が観ているのがそんなに嬉しいのか緩んだ笑顔を見せる。だが、それとは裏腹に画面の中のこの腹黒い人物は同一人物なのかと疑いたくなった。
「やな奴だなぁHIMERUくんはよぉ…」
「名前。ドラマに感情移入しすぎなのですよ」
「ねぇねぇ…一回この冷たい目で見下してみてくれる?」
いつものHiMERUくんも好きだけど、黒いHiMERUくんも萌えるし。この役のHiMERUくんに便乗して私への不満を聞き出してみたいし。なんて思ってたのになぁ。私の前じゃ主人にじゃれつく大型犬なんだもんな。
「それは無理なのですよ。名前のことを虫けらを見るような視線で見つめるなんて…無理すぎる…っ」
「わかったよ。そんな悩ましげに葛藤されるとは思わなかった」
優しい彼の裏の顔が見てみたくて…なんて、現実のHiMERUくんがこんなに腹黒なわけないのに。ちょっと冷たい対応されてみたかったけれど、「無理」と即答されるとは…。
「私に対する不満というか悪口聞いてみたかった」
「抱かせろ」
突然の悪役はズルい。低い声で命令されて、ちょっとキュンキュンしてしまった。べつにMじゃないのに。今の一言で都合のいい女っぽさが出てたし絶対ヤリ●ンだろ。と、無意識に口に出てたようでHiMERUくんに顎を掬われて目線が重なった。どこか冷たい眼差しは、私の知ってるHiMERUくんじゃない。
「…名前が可愛すぎる」
「どうした悪役?途中まで冷たい視線向けてきたくせに」
「見つめあっていたら名前が可愛すぎて、悪い男の演技に限界がきました」
私が絡むと演技続かないのかよ。ドラマだとあれだけ役に入り込んでいるんだから、演技は上手なんだろうに。抱きしめられたままソファーになだれ込んで、彼に押し倒される態勢で見下ろされている。先程ちらっと見せた冷たい眼差しは何処へやら。大きいわんこのようにぎゅうっと抱き着いてきた。
「名前相手に冷たい態度を取って良心が痛んだのです」
「それは気にしすぎ。黒いHiMERUくんも正直ちょっとよかった…」
「怯えた表情も可愛かったのですよ」
「やァ…ん…っ。は、…っん」
甘い口付けに気を取られていたら胸元のボタンを外されていた。はだけた胸元に唇を滑らせ、吸いついてくる。フロントホックの下着は外してくるし、HiMERUくんはエッチすぎるな。
「こんなにぷっくり主張して、可愛いのですよ」
「ひ、ぁん…っ。やだぁ…〜っ」
ほんと、私に対しては腹黒キャラ保てないの可愛すぎる。これじゃいつもと変わらないし。しかし、そんな彼に私は一つだけ伝えたいことがある。我儘だとはわかっているし、演技なんだから仕方ないと思いたいけれど。私が不満を呟くとにっこりと微笑むHiMERUくんからの濃厚な甘々キスが降ってきた。
「HiMERUくんが他の女とキスしてるの嫌だったぁ…」
「怒ってる名前も可愛いのです」
「ふーん…キスシーンのある役だって知らなかったんだ?」
「許したように見せかけて、まだ怒ってますよね」
END
裏で糸を引いている悪い役…黒幕の優等生の役がこんなにもハマっているなんて思わなかった。話題のドラマ…所詮お芝居だとわかってはいるけれど、こんな…虫けらを見るような瞳で愛しのHiMERUくんに見つめられたら、私泣くかもしれない。
「HiMERUくん性格わっるいなぁ〜」
「何なのですか!?突然の悪口…って、ドラマの話ですか」
HiMERUくんに隠れて連続ドラマを視聴していたら、部屋に彼が入ってきて私の独り言を聞かれてしまった。自分が出演してるドラマを私が観ているのがそんなに嬉しいのか緩んだ笑顔を見せる。だが、それとは裏腹に画面の中のこの腹黒い人物は同一人物なのかと疑いたくなった。
「やな奴だなぁHIMERUくんはよぉ…」
「名前。ドラマに感情移入しすぎなのですよ」
「ねぇねぇ…一回この冷たい目で見下してみてくれる?」
いつものHiMERUくんも好きだけど、黒いHiMERUくんも萌えるし。この役のHiMERUくんに便乗して私への不満を聞き出してみたいし。なんて思ってたのになぁ。私の前じゃ主人にじゃれつく大型犬なんだもんな。
「それは無理なのですよ。名前のことを虫けらを見るような視線で見つめるなんて…無理すぎる…っ」
「わかったよ。そんな悩ましげに葛藤されるとは思わなかった」
優しい彼の裏の顔が見てみたくて…なんて、現実のHiMERUくんがこんなに腹黒なわけないのに。ちょっと冷たい対応されてみたかったけれど、「無理」と即答されるとは…。
「私に対する不満というか悪口聞いてみたかった」
「抱かせろ」
突然の悪役はズルい。低い声で命令されて、ちょっとキュンキュンしてしまった。べつにMじゃないのに。今の一言で都合のいい女っぽさが出てたし絶対ヤリ●ンだろ。と、無意識に口に出てたようでHiMERUくんに顎を掬われて目線が重なった。どこか冷たい眼差しは、私の知ってるHiMERUくんじゃない。
「…名前が可愛すぎる」
「どうした悪役?途中まで冷たい視線向けてきたくせに」
「見つめあっていたら名前が可愛すぎて、悪い男の演技に限界がきました」
私が絡むと演技続かないのかよ。ドラマだとあれだけ役に入り込んでいるんだから、演技は上手なんだろうに。抱きしめられたままソファーになだれ込んで、彼に押し倒される態勢で見下ろされている。先程ちらっと見せた冷たい眼差しは何処へやら。大きいわんこのようにぎゅうっと抱き着いてきた。
「名前相手に冷たい態度を取って良心が痛んだのです」
「それは気にしすぎ。黒いHiMERUくんも正直ちょっとよかった…」
「怯えた表情も可愛かったのですよ」
「やァ…ん…っ。は、…っん」
甘い口付けに気を取られていたら胸元のボタンを外されていた。はだけた胸元に唇を滑らせ、吸いついてくる。フロントホックの下着は外してくるし、HiMERUくんはエッチすぎるな。
「こんなにぷっくり主張して、可愛いのですよ」
「ひ、ぁん…っ。やだぁ…〜っ」
ほんと、私に対しては腹黒キャラ保てないの可愛すぎる。これじゃいつもと変わらないし。しかし、そんな彼に私は一つだけ伝えたいことがある。我儘だとはわかっているし、演技なんだから仕方ないと思いたいけれど。私が不満を呟くとにっこりと微笑むHiMERUくんからの濃厚な甘々キスが降ってきた。
「HiMERUくんが他の女とキスしてるの嫌だったぁ…」
「怒ってる名前も可愛いのです」
「ふーん…キスシーンのある役だって知らなかったんだ?」
「許したように見せかけて、まだ怒ってますよね」
END