HiMERU
名前
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-「昔の写真なんか見ないでよ〜」
「学生時代の名前も可愛いのですよ」
年下の彼氏HiMERUくんが家に遊びに来て、私がお茶を用意して戻ってきたら彼の手には見覚えのあるアルバムが…。私の中学高校時代のスナップ写真が入ってるもの。見られて困るものでもないといえばそうかもしれないが、どすっぴん時代の可愛くない写真を見られるのは恥ずかしいからいやだ。田舎の学生感満載のダサいジャージ姿のやつとか…。テーブルに珈琲の入ったティーカップを置いて、彼からアルバムを取り戻そうとすれば、見事に躱されてソファーから立ち、背を向けられ、伸ばした手は彼ににぎにぎされただけで。いつもクールなHiMERUくんがなんか楽しそうだったからもういいか…と諦めることにした。
「この写真はどこで撮ったものなのですか?」
「あぁ…これ、中学の修学旅行で行った横浜中華街で」
同じ班の女の子達と一緒に、中華街でチャイナドレスを着て撮影できるお店で撮ってもらったやつだ。赤いチャイナドレスに憧れたけれど、サイズの関係で薄ピンクのチャイナドレスを着たんだった。そんな食い入るような視線で見つめなくても…。HiMERUくんが15歳の私に夢中…?大人っぽく見えても17歳の男の子だしな。現在の私よりも若い時の姿のほうがいいんだろうな。と、不貞腐れていたんだけどそれは違ったみたいで…。
「名前のチャイナドレス姿、すごく好みなのですよ」
「もう…。そんなこと言われても…」
自分の中の悪魔が囁く。チャイナドレス着てあげたら?と。そう…友人から中国土産で貰った赤いチャイナドレスをタンスの奥にしまったまま一度も着ていなかった。HiMERUくんの特殊な(?)性癖が明らかになって、気分が高揚してしまってついついその気になってしまうわけで。「ちょっと待ってて」と告げてから寝室で密かに着替えてみたけれど、何これ。胸空き…?やだぁ…もう着替えたい。けど、HiMERUくんが悦びそうだからこのまま出ていく。
「ヒメルくーん。お待たせ」
「な…っ。その格好は…〜っ!?」
効果覿面かよ。まさか色気キャラのHiMERUくんがセクシー系のコスプレに弱いとは…。年上のおねーさんらしく、抱きついて色っぽく誘ってみる。あのHiMERUくんがこんなに狼狽えるなんて誰が想像できただろうか。ピチッとした服だから下着も脱いでしまったし、私としてはなんだか落ち着かないんだけど…。腰を抱かれてどちらともなく唇が重ねられて。後頭部を抑えられ、淫らな口付けをされる。ん…?と、ここで気付いてしまったことがある。硬いのがお腹に当たる。これだけで反応してるの?と、冷や汗をかいた。崩れるようにソファーに背中を沈めると、覆い被さってきた。至近距離で見ても綺麗なお顔をしていらっしゃる。
「HiMERUくんたら、単純なんだからぁ…」
「いやらしい名前は可愛いのですよ」
空いている胸の谷間にすりすりと顔を埋められ、舐められて背中が震えた。HiMERUくんはすごくエッチだ。年下のくせに生意気だ。嫌なわけじゃない…ただ、10代の子を誑かしているという背徳感があるだけで。彼の整った鼻を布地越しに乳頭に掠められ、思わずHiMERUくんの肩を掴んでしまった。だって、こんな明るい時間だから電気暗くしても隠れないんだもん。
「こんな…明るい時間から、やめてよぉ…っ」
「明るいほうがよく見えていいのです」
「んぅ…っ。やだァ…っ」
「もうこんなに溢れさせて、そんなに欲しいのですか?」
「ふ、ァァ…っ。指、抜いてよぉ…っ」
抵抗なんてするだけ無駄だった。ドレスの上からきつく吸われ、敏感になった先端はツンと反応しきっていて。下に降りてきた彼の手でそこをいじめられ、同時に乳頭を濃厚に愛撫され、腰を震わせて絶頂を迎えた。目が合った彼は色気たっぷりに微笑む。大好きなHiMERUくんとエッチなことをするのは嬉しい筈なのに、アブノーマルな行為に気が引けてしまう。指だけで何度もイかされてしまって熱い吐息が漏れる。
「ヒメルくんの、エッチ…っ」
「名前のほうが…っエッチ、なのでは…?」
「アァ…っ。それ、らめ…なのぉ…っ」
乱暴に胸を揉みしだかれて晒されている部分に唇が触れた。チュウっと吸われた肌がジンと疼き、子宮が反応してもどかしい。HiMERUくんの眼差しは快楽に支配されて声を漏らす私を見下ろしている。その視線すら愛おしくて、涙が滲む。受け入れる準備ができている秘部は彼のものを呑み込み、正常位で荒々しく腰を打ち付けられる。いつも…HiMERUくんが可愛くて、騎乗位でシたりしていただけに、彼は主導権を握りたかったんだろう。
「一目見た時から、こうしたくて…っ仕方なかったのですよ…っ」
「や、ァン…っ。ふ…ァっ」
「イっていいのですよ」なんて、ガツガツと出し入れされて、ビクビクと弓なりに背中をしならせて絶頂を迎えてしまった。それでも、HiMERUくんは止めてくれなくて、バックの態勢でウエストを掴まれて、激しくピストンされて果ててしまった。恥ずかしい。滲む私の視界に映る彼は、年下のくせにすごく色っぽい。そんな彼に抱き寄せられて肌と肌が重なる。耳元で「俺に触られるの、好きなんでしょう…?」と囁かれて、また下腹部がキュンキュンしてきた。あれ?HiMERUくんの一人称て“俺”でしたっけ?
「こんなの、止まらなくなってしまうのですよ」
「またおっきくしちゃって…。そんなにこの格好は興奮する?」
END