椎名ニキ
名前
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―歳下彼氏の椎名ニキは名前にとっては可愛くてついつい構いたくなる相手であるが、彼は性欲より食欲を優先する男なのだ。自分の手料理を「美味しい」と幸せそうな表情で食べてくれるのは嬉しいのだが同棲しているのに夜の営みが少ないということに彼女は不満を抱いていた。
「食欲の強い男は性欲も強いって聞いたけど…」
そんなことを独りごちていると、渦中の人物ニキが帰宅した。人懐っこい笑顔が可愛くて熱い抱擁で出迎える。「ただいま」「おかえり」のやり取りの後には夕飯のメニューのことを問われ、内心がっかりしながらも本日の献立について答えていく。帰宅した彼に身体を求められて…なんていう甘い展開はいつになっても訪れず。「ニキくんは私よりもご飯が好きなんだね」と不貞腐れたように呟くと、彼は頭をぽんと撫でてくれた。「名前さんの作ってくれる料理は美味しいっすからね。名前さんのことも、ご飯も両方大好きっすよ」
「料理人なんだしニキくんの作るご飯のほうが美味しいと思うけどな~」
べったりと密着してもそういうムードにはならず、ニキはご飯一直線で。最初こそは幸せだったのだが、今ではそれだけじゃ物足りないのだ。お腹を空かせている彼を無理に寝室に誘導するわけにもいかず。時は入浴後になり…着替えを忘れた名前が裸でウロウロしていたらニキと遭遇した。「なんで裸なんすか」と狼狽える彼だが、彼女は千載一遇のチャンスとも考えていた。しかし、歳下のニキがこうも積極的に来てくれるとは思っていなかった。腰を抱いてきた彼は晒された乳頭に吸い付き、もう片方も手で愛撫し始めたのだ。
「んぅ…っ。ニキくん…っ」
「裸でいると、こうやって…襲われちゃうんすからね~」
「ニキくんに襲われるならいいもん」
会話をしながらも、背後から回された彼の手は胸を揉んだり執拗な愛撫は止まらず。自分から望んでいたはずなのに、早くも身体を蕩けさせられてしまっていた。「名前さんってやらし~」と、蜜壷に挿入された指が激しく動かされ、ツンと主張している先端をぺろりと舐められ、彼女は廊下で絶頂を迎えてしまい、立っていられずニキに支えられた。彼の寝室で…ベッドの上で、「指だけでイくなんて、淫乱すぎるんすよ」と、非難されてしまうが、その後には「いやらしい名前さんも可愛い。なーんて…好きな気持ちには変わりないんすけどね」と甘い言葉を囁く彼の上で彼女は主導権を握っていた。
「ニキくんってば、騎乗位が好きなんてエッチな子」
「だって、セックスってお腹が空くしぃ~」
ニキのほうからガツガツめの行為をしてこないのはそんな理由のせいである。その為、彼の上で腰を振ったり上下運動をしたり、体力を使うのは彼女だけだった。屹立した彼のものをそこに招き入れ、腰を落とす。濡れそぼっていたせいですんなりとそれが収まるが、彼自身面倒臭がっているくせに男根は正直すぎる程に反応している。営み自体がご無沙汰なせいか彼女は動かした腰が止まらない。可愛いニキに乱れきった雌の姿を見られて恥ずかしいのに、思考とは裏腹に上下運動は激しくなって。
「ァア…っ。奥…キてる、のぉ…っ」
「名前さん、イけそう?」
ここにきて、腰を掴まれてニキに突き上げられるという予想外の事態が発生した。絶頂の寸前まで上り詰めていたおかけで、彼女は呆気なくイかされてしまい、彼の腕に受け止められた。「涙目になってる」と目尻にキスをして彼が優しく微笑む。後処理を済ませて横に寝転がった彼が甘えてくる。「名前さんによくしてもらってばかりでいいんすかねぇ…」「いいの。可愛いニキくんのためなら、私なんだってしちゃう」
END