ピロートークはまだ早い
名前
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-「HiMERUくんはエッチだ」
「歩く度に揺らしている名前のほうがエッチなのでは…?」
下はショートパンツで。上はノーブラにキャミソールを着ただけの格好は胸が締め付けられないし、涼しいし家の中だからいいだろう。と思ってその格好でお茶を飲んだりウロウロしていたのだけど、それを見たHiMERUくんに廊下で捕まった。女子の憧れ壁ドンにときめく余裕もなく、どんどん不利な状況に陥っていく。服の上から胸の突起に吸いつかれ、抵抗しようとした腕も片手で抑えられてしまう。やっぱりどう見てもHiMERUくんのほうがエッチじゃん。ジュウっと吸われて、片方も指でグリグリ潰されて、こんなのずるい。無意識に零れる声も色っぽいしHiMERUくんのフェロモンで溺れてしまいそう。
「そんな、吸っちゃ、やぁぁ…っ」
「名前は柔らかくて美味しいのですよ」
「ひ、ぁ…っ。ヒメ、ルく…っ」
服を捲られ直に吸いつかれて、廊下で絶頂を迎えてしまった私は立っていられなくなり、しゃがみこんで俯いた。今日のHiMERUくんはすごくエッチだ。私は早くお風呂に入りたいのに、このままでは一人でゆったりとバスタイムを過ごすこともままならない。「HiMERUがこのまま運んでしまいますよ」と、廊下にへたり込んでいた私を抱き上げて、下ろされたのは寝室のベッドの上で。HiMERUくんに求められるのは嬉しいけれど、明日もお仕事があるんだし、さすがに控えてほしいんだけどな。だけどそこは惚れた弱みってやつなのだろうか。それにHiMERUくんにキスされると思考が蕩けて身を委ねたくなってしまうんだもん。現に今も、押し倒されて啄むようなキスをされているから。
「ねぇ、HiMERUくん。明日もお仕事なんだから…」
「HiMERUは明日から仕事で地方に行くのです」
数日帰ってこられないんだとか。だから私のことが恋しくなったのか。それとも単に、精を抜いておこうと思ったのかな?「暫く名前に会えないと思うと、耐えられないのですよ。なので今夜はHiMERUの好きにさせてもらうのです」とそれはそれは妖艶に微笑む彼に、抗うことのできる人なんているだろうか?うん、私は無理です。HiMERUくんに勝てた試しがないんだもん。
「こんなに濡らして、そんなによかったのですか?」
「ひゃ…っ。そこ、汚い…からぁ…っ。舐めちゃ、らめぇ…っ」
-結局昨夜は三回もシちゃったし。思い出すだけで顔が熱くなる。HiMERUくんあんなにエッチなくせに、写真で見ているとほんとに美形のお兄さんなんだもんな。と、手元の雑誌に視線を落とす。女性向けのファッション雑誌に彼のインタビュー記事が載っていたからつい購入してしまったのだ。HiMERUくんかっこいいな。私のHiMERUくんは超絶かっこいい。なんて一人でニヤニヤしてしまう。そんな時、そのHiMERUくんから連絡がきた。「名前の写真を送ってください」と。HiMERUくんもうホームシック?なんて、可愛いなぁ…と思いつつ写真を送信。そしたらなんて返信がきたと思います?「普通の写真がよかったのですよ」って。私が渾身のセクシーショットを送ってあげたのに。
「私もHiMERUくんの自撮り欲しい!」
自撮りの文字が「地鶏」になってて、帰宅したHiMERUくんに笑われたのはまた別の話…。写真キター!浴衣姿だ!私のHiMERUくんは期待を裏切らないな。めちゃくちゃかっこいい自撮り写真を送ってくれた。あーHiMERUくん早く帰ってこないかなぁ…。和服のHiMERUくんの良さに気付いてしまってときめきが止まらない。きっと帰ってきたら嫌っていうほど抱かれるんだろうけど、今はそれが待ち遠しい…。HiMERUくん大好きすぎて、浴衣のHiMERUくんを待ち受け画に設定した。
……To be continued