ピロートークはまだ早い
名前
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-元ネタが何なのかは知らないけど、Twitterで流行っていたやつを試してみたい。あのHiMERUくんがどんな反応をするのかすごく気になる。そう…軽い気持ちでこの台詞を告げたのがそもそもの始まりなわけで。帰宅した彼は仕事で疲れてるみたいだったから励ますにはもってこいだろうと思ったのだけど…。
「HiMERUくん。大丈夫?おっぱい揉む?」
「名前…!?どうしたんですか?」
こんな、肩掴まれてガクガク揺さぶられるとは予想外だった。嬉々としてノってくるんだと思っていたのにめちゃくちゃ動揺しているし。これは中々面白いことになったな。と内心ワクワクしているんだけど、HiMERUくんはいたって真剣なんですよね。「どういう風の吹き回しなのですか?」と至近距離に顔を寄せられて険しい表情の彼と目が合った。
「いや〜あの〜…こういう励まし方があるって知ったから…」
「本当に、触っていいんですか…?」
なんでだよ。いつもは私がこんなこと言わなくたって後ろから抱きしめつつ揉んでくるくせに。瞠目してるし、まだ疑ってるみたいだし、なんなんだよ。って思わずツッコミたくなるな。(言わないけど)触っていいと許可を出したのにHiMERUくんは触れてこないどころか私から距離を取るばかりだ。自室に戻ってしまったし。なんでこうなった…!?元はと言えば、癒し系女子は男性に人気があると知り、HiMERUくんも例外ではないかもしれない。と疑惑を抱いたっていう私の個人的な理由もあり、今回の件に繋がるのだけど。
「なんで逃げるの」
「だって…いつもの名前じゃないのですよ。酔ってるだけなのでは?」
「酔ってないもん。本気なんですけど。触らないならもういいや」
なんか馬鹿らしくなってきてしまって自己完結というか、諦めた。なんだよHiMERUくんめ乙女心をわかってないな。と落胆してニキくんが出演しているお料理バトルの番組を観ていたらHiMERUくんに抱きつかれて邪魔をされた。HiMERUくんは料理しない系男子なので、ニキくんみたいな料理男子はいいな。とか夢中で視聴していたら「椎名に浮気とは、感心しないのですよ」って怒られた。
「浮気じゃないよ。ただ観てるだけ」
「それで…もう触っていい話は無効なのですか?」
「私の厚意を無下にしたHiMERUくんなんてしーらない!」
「すみません。疑ったHiMERUが悪かったのですよ。だから…」
「ドントタッチミー!」
だから触ってもいいですか。ということなのだろうけど、時既に遅しっていうやつだなこれは。自分の中でブームが去ったのでこの話は終わりにしたい。(料理番組面白いから観たいし)うん…無理だこれ。HiMERUくんの手が通常運転なので。「揉む?」とは訊いたけどそれ以上のことは許可してないんだけどな。キャミソールをぺろりと捲られてそこに吸いつかれて背中がびくりと跳ねた。やがて舌先で濃厚な愛撫をされ、揉みしだかれて甘い吐息が漏れていく。
「ねぇ…っ。ヒメルく…っ。こんなの、違う…っ」
「触ってもいいのでしょう?」
「違うの…っ。私はただ、癒し系女子になりたかっただけで…」
「俺は名前がハグしてくれるだけでも癒されるのですよ」
今日も美味しく食べられてしまって。なんだか私の過払いじゃないですか?好きな人を癒すのって難しいな。これは癒しというか欲求を満たしただけなのでは…?なんて本末転倒なので言わない。それにしても、HiMERUくんは性欲魔人だな。嫌いじゃないけど。
「HiMERUくんは私のおっぱいが好きなだけなんじゃないですか?」
「えぇ…好きですよ。可愛らしい唇も、潤んだ瞳も、それからここも…」
「さっきから内面のことは一切何も言われてないんですけど?」
END