愛のカンパネラを鳴らせ
名前
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-「名前姐さん、なんて格好してるんすか!」
「いや…だってこの前ニキくんが選んでくれた下着お披露目してなかったし」
バスタイム中に、ニキくんに選んでもらったランジェリーをまだ着て見せてないことを思い出したのでお風呂上がりに早速実行。ピンクレースの清楚系なそれを着て、いざ出陣!とリビングのドアを開けたはいいけれど、冒頭の叫び声にも似たニキくんの声が響いた。これくらいで照れちゃうなんて可愛いなぁ。とソファーに座っている彼の隣に腰かけたのだが、気付けば視界が反転していて。部屋の天井と獰猛な眼差しのニキくんが瞳に映る。ニキくんに押し倒される展開は、もしもこれがゲームならキャーとなるかもしれないけれど、今の私には無理だ。
「ニキくん…?」
「僕のこと、男として意識してないからってひどいっすよ」
「名前姐さん美味しそうな匂い」とデコルテ辺りにすりすりと顔を寄せられてニキくんの前髪が肌を掠めて擽ったい。手首を掴んだ彼の手でぐっと縫い止められて身動ぎひとつ出来なくなった。頬が紅潮していて、どこか苦しそうな表情に胸が締め付けられる。「ニキくん…する?」なんて思わず呟いていた。だって…硬いのがお腹に当たってるんだもんね。大好きなニキくんが私に欲情してくれてるなんて嬉しいし。そもそも私のせいなんだから責任取りたいし。「名前姐さんそれ本気で言ってるんすか?」なんて、まだ私がからかっているとでも思ってるんだろうな。
「ほら、おいで」
「姐さんが悪いんすからね。僕、もう我慢の限界っすよ…っ」
ブラジャーのホックを自ら外して、「おいで」と手を伸ばすと、ニキくんが胸に顔を埋めてくる。ちゅう、と赤子のように乳頭に吸いつかれて、やがて手で揉みしだかれて。舌先で愛撫されて身体が震えて口からはしたない声が漏れる。「ずっとこうしたかった。なんて言ったら…姐さんは僕を軽蔑する?」と不安げな問いかけを聞いて、胸が熱くなる。人畜無害そうなニキくんが密かに私のことをいやらしい目で見てたなんてむしろ興奮するから軽蔑なんてしない。
「あ…んん…っ。軽蔑なんて、しないよ…っ」
「姐さんのここ、美味しいっす」
「ふ…ぁっ。舐めちゃ、やぁ…っ」
純粋なニキくんを誑かして、私はずるい大人だと自嘲的な笑みが滲む。懐柔されてしまった身体は、彼のものを渇望している。話を聞いたところによると、ニキくん初めてみたいだし、これって筆下ろしってやつになってしまうのでは?と自覚した途端に背徳感が凄まじい。「あとは姐さんに任せて」と、馬乗りになり、彼のそそり勃ったそれを撫であげる。「ニキくんったらエッチな子」と、ちょっぴりいじめたくなった。騎乗位で、濡れそぼったそこはすんなりと彼の男根を受け入れてしまう。
「全部入っちゃったね」
「ん…〜っ。名前姐さ…っ。これ…っ」
「ニキくん…っ。気持ちよく…なって、いいから…っ」
前後に腰を動かすと言いようのない気持ちよさが湧き上がってきて、繋がっている部分がきゅんきゅんと疼く。やがてニキくんに腰を掴まれてそのまま彼に突き上げられてイかされてしまった。慣れていない筈なのに、ガツガツと律動されて彼と目が合った。潤んだ視線に庇護欲を駆り立てられる。こんなにエッチなことをしているのに、私の下でよがっているニキくんは可愛くてしょうがない。
「あ…っ姐さ…っ。気持ちよすぎて、もう…っ」
「んぅ…っ。出していいから、頂戴…っ」
激しく腰を振ると、彼の男根がドクドクなって熱い白濁が放出されたのを感じる。安全日というのはどこまで安全なのだろうか。そもそも避妊具がなくてそのまましてしまったのだけど。ニキくんの性を受け止めたことに対しての高揚感に満たされて、彼の可愛い唇を奪った。エッチが初めてなら、こんなキスも初めてなんだろうな。と甘くみていたけれど、むしろキスの主導権を握っているのはニキくんで。貪るようなキスをされて唇を離すとツーっと銀糸が伝った。
-「ニキくん。気持ちよかった?」
「すごくよかったっす」
翌朝、「僕はなんてことを…」と冷静になったニキくんに謝罪されたので、そのままぎゅうっと抱きしめた。「謝らなくていいの」と彼の頭を撫でる。胸に顔を寄せて甘えてくるニキくん可愛い。推しに手を出すのはいけない。と自分を律していた筈なのに、私の自制心役立たずだな。と今更反省している。でも、あのまま我慢させるほうが鬼畜なんじゃない?なんて。都合よく考えすぎだろうか。
「名前姐さんが可愛くて、理性が効かなくなって…」
「いや。ニキくんのほうが可愛かったよ」
「それ嬉しくないっす」
……To be continued