愛のカンパネラを鳴らせ
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-さて、本日はニキくんとお買い物だ。メンズ服の店で色々買わなきゃな。とりあえず昨日うちの兄から借りてきたデニムとTシャツに着替えてもらったけれど、イケメンは何着ても似合うな。因みに、この服は小さくなったからあげると言っていた。服屋に向かう前に、カフェにてニキくんとティータイム。こうして二人きりで外を歩くなんて夢みたいで、それにこれってデートみたいじゃない?なんて気分が高ぶっている私とは裏腹に、ニキくんは苺のタルトを夢中で頬張っている。朝ご飯食べたのに何故そんなに食べられるんだろう。そんなこんなでカフェを出て服屋へ。黒のサマージャケットも似合うし、ポロシャツも似合うし。これは全部買いだな。クレビっぽいチャラめの服装しか見たことなかったけど、こういう正統派なのもありだな。
「ニキくん全部似合ってるね」
「いや。こんなに買いすぎっすよ」
「このスニーカーも合うね」
「だから〜、買いすぎ…」
当たり前だけど、推しに貢ぎたくなるヲタの気持ちが彼には分からないんだろう。あれもこれもカゴに入れていたらニキくんに若干引かれてしまった。しかし、「服よりも食材を買いに行くのはどうっすか?」と。あ、これは食べ物のこと考えてただけっぽいな。それでこそニキくんだよな。と、なんか納得。お買い物も済んだし帰ろうか。と歩き出すと、予想外なことに空いている方の手を握られてしまった。ニキくんなんて積極的なんだ。すっごく嬉しいけど、君がこんなにも女慣れしてると思わなくておねーさんちょっと悲しいぞ。
「ニキくん?なんで手繋いだの?」
「だって、名前姐さんナンパされそうじゃないっすか」
「女の子の扱い手慣れてるのかと思った」
「手慣れてなんかないっすよ。手握ったのも初めてだし。僕はただ、名前姐さんが男からチラチラ見られてるのが気になって…」
番犬かよ。まじ尊い。ニキきゅん愛してる。私なんて特別綺麗なわけでもなく普通の顔面なので、ナンパされるかもとかニキくん考えすぎだと思うんだけど。男からチラチラ見られてたの私じゃなくてニキくんだったりしない?だってニキくん可愛いし。とはいえ、家に着くまでずっと手を繋いでてくれて私は幸せだった。
……To be continued