佐賀美陣
名前
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-「陣くん!暫くここに泊めてください!」
「名前…。なんで俺の自宅を知ってんだ」
仕事から帰宅して一人で晩酌していた陣の自宅に押しかけてきた人物…歳の離れた幼馴染みの名前だった。住んでいるマンションの同じフロアで凄惨な事件が起こったらしく警察が出入りするであろうこと、身近で起こった事件だけに怖くなって避難してきたと彼女は言う。それならば仕方ないな…と納得しそうになったのも束の間。「彼氏の家にいさせてもらえよ」と強めに告げられ、名前はシュンとしてしまった。
「私…彼氏いないし。陣ママにも了承を得てここへ来たのですが」
「こんなおっさんとひとつ屋根の下で暮らしたいか?」
「陣くんはおっさんて歳じゃないでしょ」
母親同士が繋がっていると自分の個人情報も筒抜けだったのかと落胆した彼だが、玄関先で急に抱きつかれて仕方なく彼女を家にあげることに。大きなスーツケースを傍らに置き、テーブル越しに向き合うと彼女は嬉しそうにニコニコ…いや、にやにやしていた。まだここに住まわせると認めたわけじゃない。お前の親だって反対するだろう。と、言おうとしていた陣に歩み寄ってきた名前は横から彼にぴったりと寄り添った。
「やめろやめろ。当たってる!頭を抱え込むな」
「陣くん彼女いない情報は本当っぽいね。おっぱい押し当てたくらいで照れるとか」
歳下の小娘にからかわれるとは屈辱的だった。椅子から立ち上がり、「やっぱり女友達のとこに泊めてもらえ」と追い返そうとするも、上目遣いで見つめられ不覚にも可愛いと思ってしまい、陣は名前から視線を逸らした。
「えー。それなら章臣くんのとこで泊めてもらうからいいもん」
なんで章やんと面識があるんだ。と、もやもやとしつつも、数日だけならいいか。と名前を居候させることに許可を出した陣は後にこの決断を後悔することになる。長い間会っていなかった幼馴染みは可愛い。認めたくないが、幼い頃の姿を彷彿とさせられ自然と口角が上がってしまうのだ。
「ねぇ、陣くん。一緒にお風呂入ろ?」
「大人をからかうのはやめなさい」
「私だってもう成人してるよ。子供扱いしないで」
そう…まだまだ子供だと思って油断していたからこそ、風呂上がりの彼女に馬乗りに乗られてしまったのだ。酒盛り後、眠たくなってベッドに仰向けで寝ていたらギシッとベッドが軋む音がして、目覚めてみれば扇情的な下着を身に着けた彼女の姿が視界に映し出された。これは夢だろうか…と目を擦るが、感触がリアルすぎる。
「えへへ。奪っちゃった」
「いい加減にしないと追い出すぞ」
「そんなこと言って、エッチな気分になってるくせに」
大好きな陣との口付けは触れるだけのものじゃ物足りない。と、もっと、もっと…と、もう一度キスをしようとした彼女は強い力でシーツに縫い止められた。間近にある陣の顔を見て、かっこいい。と、きゅんとしてしまい、その上真摯な眼差しを向けられて動けなくなった。
「陣くんとしたいです」
「好きでもない男に抱かれたいのか?」
「もー鈍感だなぁ。私の初恋は陣くんなんだよ?」
ぎゅうっと抱きしめられて陣の胸板に豊満な胸が当たり、「好きな人に抱かれたいの」と甘い誘惑は理性を失うには充分だった。「お酒の味がする」と、唇が離れて彼女は呟く。舌を絡め取られる淫らな口付けは彼女が望んでいたものだった。
きめ細やかな白い肌、柔らかな双丘に顔を埋めながら、ぱちりとブラジャーのホックが外された。
「私もう子供じゃないでしょ…?」
「大人をからかういけない子には仕置きが必要だな」
「ふ、ァ…っ。陣く…っ、やぁ、ンン〜…っ」
陣の大きな手で包まれ、感じやすい胸の頂を指でくりくりと弄られる。「こうされたいのか?」と乳頭を口に含まれきつく吸われ、容赦なく愛撫されて掠れた声で彼の名を呼ぶ彼女の瞳には涙の膜が張り、潤んでいた。そんな光景も、陣を昂らせるものでしかなく、長い指が挿入されて出し入れされながらぺろりと左胸を舐められてびくびくと腰を震わせて達してしまった彼女は熱い吐息を零しながら陣の腕を掴んだ。
「ねぇ、まだ挿入(い)れないの?」
「そりゃあ、お仕置きだからな」
「意地悪…っ。ンン…っ。や、らァ…っ」
入り口にぴっとりと当てがわれているのに、緩く動かされるだけで挿入してくれない。もどかしくてポロポロと涙が出てくる。そうしていると、グッと彼の男根が沈められた。大きい…ような気がする。男性経験がそんなにないから確かではないが。先程のは焦らしプレイだったのか。と思える程にガツガツと腰を打ち付けられて、陣の背中に爪を立てる彼女は溶けてしまいそうな快楽にぎゅっと目を閉じた。
「ふ、ぅ…おっきい…っ」
「締め付けすぎだ」
「だって…陣くんが、触るからァ…っ」
「教え子と変わらない歳の娘に手を出すなんて」と、自嘲気味に彼は溜め息をついた。「歳の差なんて関係ない。私は陣くんがいい」ときつく抱きつかれて抑えていたものが崩壊した彼は野性的に荒々しく名前を求めた。
「そんな…トントンしな…で…っ。ふ、ぁ…イっちゃう…っ」
「イっていいよ」
「ひ、ァ…っ。それ…っ、やァ、ンン…っ」
-「子供扱いしたのは謝る」
「じゃ、子作りしちゃいますか」
「俺はもう寝る」
「ひっどーい。私本気なのに」
END