リクエスト
名前
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―「HIMERUくん…距離が、近っ…いんですが」
「こんなに可愛い名前を目の前にして、遠目で眺めるなんて勿体ないことはできないのですよ」
クールなHiMERUくんがこんなもので悦ぶわけない。という名前の予想は早くも崩れ去った。食い付きがすごい。メイド服姿の彼女の写真をスマホで連写して、悦に浸っていたし。手招いて上から下までじっくりと眺めては何か企むように口元に笑みを携えていた。妖艶に微笑む彼は彼女を抱きしめ耳元で囁く。
「こんな可愛いメイドさんにお世話してもらえるのですか」
「ヒメルく…っ。手が、エッチなんですけど…」
背中に滑らされた彼の指先にブラジャーのホックを外され、しかも背後に移動した彼は開いた胸元から下着を抜き取ってしまったではないか。胸を覆うのは薄いメイド服だけで、心許ない彼女の心境など知らずに膝の上に乗せられて甘い口付けが交わされる。文句のひとつでも言ってやろうかと思えど、HiMERUの綺麗な顔が迫ると何も言えなくなってしまう。唇を割り、歯列をなぞって舌を絡めとられる。そんな濃厚なキスが繰り返される。彼女がキスに意識を集中させているのには理由があった。大好きなHiMERUの膝の上で、乳頭が服に擦れて一人で気持ち良くなってるなんて知られるわけにはいかなかったのだ。
「今のHiMERUは、名前のご主人様なのですよ?」
「ご主人様、…ァ…っ。んん…っ」
「こんないやらしい乳房はいじめたくなりますね」
首元のボタンが外され、肩にかかっているシャツとエプロンの紐が肩から落とされた。あらわになった胸をHiMERUに貪られる。掴まれて指の間に挟まれたそこを吸われたり舐め回されたりして、名前の中の女の部分が疼いて仕方がなかった。
「ご主人様…っ。らめ、です…こんなの…〜っ」
「そんな可愛い顔で、煽っているとしか思えないのです」
「嫌なら背を向けてもいいのですよ」と、それは優しい言葉に思えた。乳頭を弄ばれて快楽に呑まれてぽーっとして頭が働かなかった。彼に背を預けた体勢で座り直し、内太腿を擦り合わせてこの快楽に耐えていると、彼の大きな手で両胸が包み込まれて更なる追い討ちを掛けられることになった。
「や、だ…っ。やめてくださいご主人様…っ」
「いやらしいカラダで主人を誘惑するメイドには仕置きが必要ですね」
「うぅ……っは、ぁ……ん、ん…っ」
やわやわと揉みしだかれ、頂きはクリクリと攻められて口から甘い吐息が零れ落ちた。優しい彼が鬼畜ドSになっている。晒された太腿は、撫でられるのに肝心なところには触れてくれない。ねだるように振り返ると唇を奪われ、同時に乳頭をカリカリと引っかかれた。胸を執拗に攻められると弱いことをHiMERUは知り尽くしていた。
「ひ、ぅ…っ。見ないでぇ…っ」
「ほら…こんなに溢れて、可愛いのです」
かつてないアブノーマルなそれに目を覆いたくなった。鏡に写るのは胸を愛撫されながら秘部に指を沈められる自分の姿。HiMERUにいじめられていると自覚すると、どうしようもなく濡れてしまう。恥ずかしくて、隠したくて、見られたくないという羞恥に駆られるのに、鼓膜を震わせる彼の声は甘くて優しい。「こうされるの弱いのですね」「いやらしい名前も愛しているのですよ」と。
「ねぇ…っ鏡の前でなんて、やだぁ…っ」
「そんな蕩けた顔で…、嫌がってるとは、思えませんね…っ」
HiMERUは自分のせいで乱れていく名前を見ていたかった。紅潮した顔で「嫌、嫌」と拒む姿も、唇を噛みしめて快楽に耐えている様も全てが可愛くて興奮を煽るものでしかなかったのだ。膨らみを揉みしだかれながら挿入され、律動と同時にピンと固くなった頂きを指先で弄ばれて。我慢しきれずに全身鏡に重ねた手に力が篭もる。鏡には、乱れきった自分も写してしまうが、HiMERUの顔を鏡越しに眺めたくもあった。腰を抱かれ、蜜壷の奥まで出し入れされて絶頂の波が上り詰める。
「やぁん…ご主人様…っ。もう、イっちゃいそ…っ」
ベッドの上で優しく抱かれたかった…。なんて、おそらく説得力はないだろう。鏡の前で立ちバックで挿入されて、荒々しく突かれるのも悪くないとすら思えてしまったのは相手がHiMERUだからなのか。あんなにアブノーマルなプレイをしておいて、情事後は爽やかな顔で「メイド服な名前も最高に可愛かったのですよ」と頭を撫で撫でしてくれるのはずるいと思わされた。
「エッチすぎるHiMERUくん嫌いです」
「HiMERUはエッチな名前も好きです」
「…〜っ」
END