クリスマス
名前
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―「プレゼントは名前自身なんですね。今日も世界は愛と驚きに満ちていますねぇ!」
本日はクリスマス・イヴ。一日早めのクリスマスを祝う為、恋人である日々樹渉のもとへと訪れた名前の姿を目にして猛進するような勢いで近寄った渉は彼女の姿に瞳を輝かせている。冒頭の台詞でお察しの通り、彼はとても高揚している。このテンションにはもう慣れたつもりでいたが、何せ格好が格好なものだから名前は気持ちが落ち着かない。
「渉を驚かせようと思って、サンタの格好してきただけだからね。プレゼントはちゃんと用意してあるよ」
「プレゼントはワ・タ・シ…という王道な展開ですね。じつに素晴らしい」
腰を抱き寄せられて、耳元でそう囁かれた彼女は顔を真っ赤に染めて渉を睨んだ。この綺麗な顔が間近に迫ると正直弱い。なす術なく、唇に啄むような口付けが落とされた。それだけで力が抜けたように彼の胸に凭れかかった彼女を抱き留め、名前を抱きあげた渉はそのままベッドに直行する。
「渉…。私、そういうつもりで来たわけじゃ…っ」
「男を誘惑するような格好をしているのに、何を言うのですか。とても似合っていますよ」
脚も胸元も露出したきわどいサンタの衣装姿の名前をベッドの上に押し倒して渉は笑みを深めた。困惑して瞳を揺らす彼女の顎を掬った渉は彼女と舌絡めた濃厚なキスをする。首筋に這わせられた舌が鎖骨、そして胸元へと降りていき、胸元をキツく吸われた彼女の口から艶めかしい声が溢れた。
―「キスマーク、付けたでしょ?」
「怒らないでくださいよ。服で隠れる位置ですから」
渉が印を残したのはこれが初めてである。渉の結われた長い髪に指を滑らせていた彼女は腰を浮かせて身をよじった。なんせ胸元を隠す布をぐいっと引き下ろされ、その頂の先端に指を掠められたのだから。
「んァァ…っ」
「先端ですか、根元のほうが感じますか?」
意地悪な質問と快感に顔を歪める彼女の乳頭は容赦なく弄ばれ、最初の絶頂に躰を震わせた。「名前は胸が敏感なのですね」と、口で愛撫されて抑えきれない嬌声が部屋に響く。
「ヤァン…渉…っ。下も、触ってよォ…」
ねだるような甘い声音に、「我が儘な娘ですね」と彼女と視線を絡めた後、ミニスカートの下でぐっしょりと濡れていたレース生地のショーツが脚から落とされた。濡れたソコが渉の長い指を呑み込んで卑猥な水音が聞こえてくる。「どんどん溢れてきますね」と指の動きは止めないまま、それと同時に胸の先端をペロリと舐められ再びイってしまった彼女の様子にご満悦な渉は引き抜いた指に付着した愛液を舐め取った。
「ねぇ。渉の…ちょうだい」
潤んだ瞳で懇願する名前の姿に限界がきたのか、四つん這いになった彼女の蜜壷に渉の男根が進入した。ユルユルと腰を動かして色っぽい吐息を漏らす渉に翻弄されるままに彼女はシーツを握り締めて荒く息した。
「ハァ…っ。随分と、淫乱な…サンタですねぇ」
彼女のヒップに手を当てて激しいストロークを繰り広げる渉の瞳には色欲の炎が浮かんでいた。奥へ奥へとガンガンと突かれて彼女の絶頂の波がどんどん大きくなっていく。
「アァ…っ。もっと、奥までェ…っ」
グニグニと胸を揉みながらもピストン運動が止む事はなくどんどん激しくなっていき、快感が頂点に達した時、名前の頭の中は真っ白になった。
「ハァ…っ。もう、イく…っ」
一枚の膜を隔てて欲を放った渉は「メリークリスマス」と、眠ってしまった彼女の背中にキスを落とすのだった―
END