斎宮宗
名前
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※妹の推しは朔間零。とりとめもない話
―「僕の作った服を着たくない…?」
着たくないんじゃなくて、体育があるから着替えにくい服じゃ困るんだってば。と言っても、分かってくれないんだろうな。さすが宗くん。いや…今はお兄ちゃんか。動きやすい服装で、飛び出すように家を出てきたが、あんなに寂しそうな表情されると心が痛かった。さて、今私は小学生(低学年)であり、斎宮宗の妹である。トリップの神様、もうちょい頑張ってくれよって感じだ。私の推しはValkyrieじゃないんだけどなぁ。斎宮宗の妹という、このポジション的に私の推しとは絶対絡めないだろうな。たとえ同じコズプロ所属のアイドルでも無理だよね…。(鬼龍くんとも疎遠っぽいし)
「それは私じゃなくて、お兄ちゃんが…」
筆箱だったり、ランチョンマットに巾着袋…全部兄宗くんのお手製っぽい。私が所属しているハンドメイドクラブにて、私の持ち物が手作りで可愛いと周りの女子にめちゃくちゃ褒められた。トリップ前までは面白枠だった宗くんの好感度が、今日一日でこんなに上がるとは。私はクラスの女子の「Knightsの中で誰が好きか」という話題にもノれるし、兄みたく可愛いお顔が好みではない。ここで私が「Valkyrieが好き」とか言ったら絶対孤立しそうなので、あまり小学生の姿でヴァル推しはできないと思う。
「この縫製はいかがなものかね」
「可愛いやん。名前ちゃんが作ったん?」
ハンドメイドクラブにて作ったフェルトのクマのマスコットを廊下で落としたらしく、拾い上げた宗くんからはめちゃくちゃディスられた。なんならボロ切れ扱いされた。中身は成人済み女とはいえ、元々お裁縫苦手だしなぁ。さて、ここで登場したのがマド姉ことマドモアゼル。「宗くんったら、名前ちゃんの作品になんてこと言うの!?」とまさかのフォロー。だが…この後、妹が裁縫苦手なことが我慢ならない兄宗くんによるお裁縫講座にて、私のぺったんこクマが原型をとどめていないレベルでテディベア化した。ていうか、教えてくれる宗くん優し…っ。好感度アガッタ。
「見るのは好きだけど、着るのはなぁ…」
お裁縫講座の後、ドヤ顔で手渡されたお洋服は勿論宗くんのお手製のもの。艶のあるロイヤルブルーのゴスロリ調のドレスにはふんだんにフリルもあしらわれているしボンネットもお揃いだ。自分で言うのもなんだが、今の私の姿は美少女なので着せ替えしたい宗くんの気持ちわからなくはない。着替えて鏡で見るとたしかに可愛いし。だが、「さすが僕の最高傑作なのだよ」と熱烈なハグをされるとヤレヤレみたいな気持ちになるんだよな。個人的考察をすると、なずなくんが彼の傍にいなくなってからは私を寵愛することで生きがい感じてるんだろう。
「さすがお師さんの作品や。可愛いで〜♪」
―「なんだか、宗兄さんと同じ匂いがするナ」
「お兄ちゃんのこと知ってるんですか?」
もうお分かりかと思うが、鞄に付けていたステ●ッチのキーホルダーを拾ってくれたのは逆先夏目くんだった。多分初対面だろうからカマトトぶってみたけど、自分でやっててキツってなるな。しかも同じ匂いがするとか…なんかヤダ。「その服も宗兄さんのお手製でショ?」と、なんかめちゃくちゃグイグイくるな夏目くん。そんなキャラでしたっけ?ちなみに私は、“忍者めし鋼”にハマっていてコンビニに行く途中だったのだが、一人でおつかいさせてもらえないようだ。普通に後ろから(あんまり隠れてない)宗くんが着いてきてたし。
「お兄ちゃんのこーはい(?)の夏目くんてかっこよかったなぁ…」
キーホルダー拾ってくれた時間近で見た夏目くんかっこよかった。宗くんは妹がヨソの男しかもアイドルをかっこいいと言ったらどんな反応するのか。という意地の悪い好奇心だけで発言した。でもまぁ、夏目くんは五奇人の末っ子で宗くんからも可愛がられているしアリなのでは…?と軽く考えていたが、まさかのご乱心。私は心の中で大爆笑している。「名前は夏目みたいなのが好みなのかね。だが、彼氏なんて早すぎるのだよ」とめちゃくちゃ話が飛躍していて面白すぎた。夏目だったらまぁ、認めてもいいかな。という気持ちと妹愛がせめぎ合ってキャラ崩壊してるのか。
「じゃあ、みかくんだったらいいの?」
―誰が相手でも絶対許さん!って宗くんのシスコンが炸裂している今日このごろ、宿題の音読カードにサインしてもらおうとして私はやらかした。(アンデPの親友がくれた)朔間零のトレーディングカードが宗くんにバレちまった。いつぞやの糸電話スチルを覚えてる私からすると、零くんならアリってならん?と期待したが、宗くんはめちゃくちゃ不機嫌だった。「名前はダークで背徳的な男が好きなのかね!?」と両肩掴まれて尋問されるの怖っ。朔間零のカード返してくれたかと思ったら、バルキリーのキメキメブロマイドやんこれ。
END