逆先夏目
名前
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―ハロウィン当日。漸く仕事に一段落ついた名前は恋人である逆先夏目のもとへ辿りついた。部屋のドアを開ける前に、手に持ったお菓子を確認する。お菓子を持っていなかったら夏目に悪戯をされるに違いない。たまには自分から夏目に悪戯を仕掛けてみたい…そんな思いを馳せながら部屋へ足を踏み入れた。占いの館らしい装飾を横目に部屋の奥に進むと彼を見つけた。
「なーつーめっ」と座っている彼を脅かすように後ろから抱きついてみると彼らしくもなく過剰に驚いてみせた。彼女の気配くらい気付いてほしいものだが「子猫ちゃんは気配を消すのが上手なんだネ」なんて名前に非があるような物言いだ。そして…一方の夏目はと言えば、自分の前に現れた名前の姿を一瞥して嬉しい気持ちよりも強い独占欲が思考を満たしていた。
「お菓子は持っているみたいだけど、それとは無関係にお仕置きが必要だネ」
自分は何故お仕置きをされるのだろうと合点がいかない彼女は、夏目に悪戯をするという当初の目的を忘れていた。それ故に、名前は彼に背中を向けた体制で膝の上に座るように誘導された。魔法使いの姿をした夏目の膝の上にはセクシーな魔女のコスチュームを纏った彼女が未だ状況を呑み込めていないまま座っている。唐突に、スカートからさらけ出された太腿を両手で撫でられ、彼女は困惑した声を漏らした。
「夏目ったら、急にどうしちゃったの?」
「こんないやらしい格好で学院内をウロウロしてた無防備な名前が悪いんだヨ」
色欲の熱が宿った瞳で彼女を見つめる彼の手が大きく開いた胸へと伸びていき、服の上から掴むように沿えられた。「胸もこんなに露出しちゃってサ」と耳元で囁かれて抵抗もままならず、胸を揉みしだかれて甘い声を零す彼女の目には生理的な涙が滲んでいた。
「あァ…夏目。ヤダァ…っ」
―「嫌がるわりに、ここはこんなに敏感になってるけド」
つんと主張している乳頭を指でくりくりと弄ばれ、彼女は嬌声をあげながら体をよじらせた。胸を覆う布をずり下げて直に頂を刺激された彼女は自分のお尻に硬いものが当たっている事に気付いて顔だけを振り向かせた。確かめるまでもなく、夏目のソレは痛いほどに勃ち上がっていた。
「夏目の…当たってる。限界なんでしょ?」
小悪魔のような笑みで問いかける彼女に降参するように苦笑をした。夏目の指示で膝から降りた彼女はショーツを脱いで彼と向き合った。彼の避妊具の装着を確認して、対面座位の体制で再び膝に跨った彼女はふぅと息を吐いてからゆっくりと腰を沈めた。既に濡れそぼっていたソコが待ち望んでいたように男根を呑み込んだ。
「ふぁァっ。全部、入ったよォ…っ」
「うン。いい子だネ、子猫ちゃん」
恥じらって顔を真っ赤に染めている彼女の頭を撫で、後頭部に手を移動させた夏目は首の角度を変えて啄むようなキスを繰り返した。
「んァ…んっ」
「はぁ…名前のナカ、すごく吸い付いてくるヨ」
下から突き上げるように律動を開始され、全身を微弱な電流が駆け巡るような感覚に見舞われた彼女の腕に力が込められ抱きつく力が強くなった。
「あァンっ、すごい、よォ…っ」
「こんなに腰を動かしちゃっテ、淫乱な子猫ちゃんダ」
夏目のストロークに合わせるように、名前も無意識のうちにゆるゆると腰を動かしていた。それと比例して、彼女が絶頂に近付いているのを夏目は悟っている。
「ねぇ、名前。イきそうなんでショ?」
名前が頷くと同時に激しいストロークが繰り広げられ、夏目自身も絶頂の寸前まで登りつめていた。
「ヤァン…夏目ェっ。イっちゃいそ…ァアっ」
一枚の膜越しに欲を吐き出し、離れようとした夏目を離すまいとするかのように名前は腕の力を緩めようとしなかった。困ったように息を吐き出した夏目とは裏腹に名前は幸せそうに恍惚とした表情を浮かべている。
「名前、そろそろ離してヨ」
「やだ。もう少しこのままでいさせて」
可愛い君の頼みなら、叶えてあげル―
END