逆先夏目
名前
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―幼い頃出会った時は女の子だと思っていた相手が実は男の子で、しかも今はアイドルになっているなんて信じ難い事実だった。母親同士が親しい為、彼の家に上げてもらうのは今日が初めてではない。
「どうして名前が家に居るのかナ?」
「夏目のママに許可を頂いたんだけど…」
夏目の部屋の扉を開ければ訝しげな視線を向けられた。彼の母は私が夏目と付き合っていると誤解しているようだが、それでいい。私が一方的な想いを抱いているだけなのだから…。ベッドの上に座っている彼の隣に座った途端に不機嫌そうな声がした。
「男の部屋にそんな薄着で入るなんテ、危機感のない子猫ちゃんだネ」
「だって外は暑いし、夏目はこういう格好好きなんじゃないかと思って」
彼の言う通り、私の服装はベアトップに透け感のあるシャツを羽織っており、更に下は短めのスカートだ。否定も肯定もせずに瞳に獰猛な色を孕ませた彼は、指先で私のベアトップをずり下げた。何も纏っていない双丘が顕になり、急に恥ずかしくなった私は両手で胸を隠す。そうはさせまいと彼にその手首を掴まれ、おずおずと隠す手を外させられる。「名前には僕の魔法が効きすぎているようだネ」と、彼は妖しげに笑みを浮かべる。
―「ふぁ…アァっ」
彼と私は所謂、躰だけの関係。それでもいいと思えていたのに、それだけじゃ満足出来なくなってしまった。ぴったりと彼に引っ付けば、唐突にスカートの中に侵入した彼の手にサテン生地のショーツの上から割れ目を指でツーっとなぞられて婬菲な声が口から溢れた。
スカートと一緒にショーツを脱がされ、ベッド上に私を押し倒した彼は私の秘部を艶かしくかき回しながら口を開いた。
「付き合ってもいない男とこんな事を繰り返していいのかナ。それとも、ボクの他にもセフレが居るノ?」
彼の長い指で秘部が解されて蜜が溢れていく。
「ヤァン…っ。夏目、いきなり…らめェっ」
「何もしてないのに、こんなに濡らしちゃっテ。エロい妄想でもしてたんダ?」
「そ、そんなのじゃないもん…」
勿論、嘘だ。彼との情事をあれこれ考えていたせいだ。けれど、それを認めるのは悔しいから否定する。
「嘘つきな子猫ちゃんには指だけでイってもらうヨ…」
「そんな…やだァ!やめてェ…っ」
膣壁を擦る彼の手が加速する。本当に指だけで済ませる気だ。それだけじゃ物足りないのに…指で翻弄されて喘いでいる自分が惨めに思えてくる。グチュグチュと卑猥な水音が静寂をかき消して、いけない事をしているという背徳感が募る。
「夏目の指、しゅごい…っ。ハァ…イっちゃいそ…っ」
左手で乳頭を弄られ右手でソコを掻き回され、絶頂する寸前に…彼の手が離された。もう少しだったのに、と…睨むように彼を見やれば嗜虐的な視線と目が合った。
「指でイかされたくないって言ったくせニ。何なの、その態度」
「だって、夏目にも気持ち良くなってほしくて…」
「それなら、ボクのを銜えれてみれバ?」
フェラチオなんて、アブノーマルだって分かってるけど…私を試すような言動に屈したくはない。彼の股の間に入り込んで男根を解放すれば、それは既に勃起していた。「おっぱい見たくらいで勃つんだね」と挑発しながら亀頭に舌を這わせる。手でサオを扱いてやると彼が必死に声を押し殺しているのが窺えた。
「声、我慢しなくていいんだよ。夏目ちゃん」
「夏目ちゃんて呼ぶな…っ」
我慢のしすぎで涙目になってる。これだから夏目ちゃん呼びしたくなるんだ。サオまで口で銜えて顔を前後に動かせば、一段と質量を増すのを感じた。
一度口を離して彼を見上げれば、唇を噛み締めて顔を赤くしている。
「夏目…気持ち良い?」
「いいから、続けなヨ」
否定しないという事は肯定と思っていいのだろう。先端のカウパーをペロペロと舐めて、扱く手を速めればどんどんいやらしい汁が出てくる。暫くすると焦燥に駆られた彼の声が響いて、ビュルルと放出された白濁が私の胸にかけられた。
「出すヨ…名前っ」
―「夏目ったら、エッチな顔になってるよ」
「名前に言われたくない。そんな恍惚とした顔してサ」
白濁に塗(まみ)れた私の姿に欲情した彼との第二ラウンドが開始されるのは、それから数分後の出来事だ。
「あんな拙い舌使いじゃ、他の男とヤってるわけないカ…」
「そういう夏目こそ、意外と純情なんだね。そんなに照れた顔しちゃってさ…」
END