2wink
名前
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―「名前、歳上の男性が好みだって言ってたじゃん」
「そうだっけ?」
中学時代からの友人と久しぶりに会って、その時に交わした会話をふいに思い出した。確かに、昔はリードしてくれるような歳上と付き合いたいと言っていた気がする。ベッドに腰かけてスマホを触っていれば、同じベッドの上で寝転がっていた恋人のゆうたが腰に腕を回してきた。あぁ可愛い。歳下の彼氏もいいじゃないか。と表情筋がゆるゆるになった。「ゆうたくんは、私なんかと付き合ってていいの?」アイドルなのだから、引く手あまたに違いない。ましてや、この業界には自分よりも綺麗な女性、可愛い女性が沢山いるだろう。と不安に駆られてぽつりと問いかければ、腰にある彼の腕の力が強くなった。「俺は、名前さんじゃないと嫌ですし、他の女性に興味ありませんよ」と一途な言葉が心に響く。
「ゆうたくんがこんなふしだらな女と付き合ってるなんて、ひなたくんは認めてくれるかなぁ?」
馬乗りで、ゆうたを押し倒した体勢になった名前が煽るような口調で問いかける。正直言って、ゆうたよりも自分のほうが性欲が強いと思うのだ。折角泊まりにきてくれたのだから、沢山イチャイチャしたいと思ってしまうなんてはしたないだろうかと悶々と思案していれば、彼の返答が聞こえる。「名前さんがふしだらなのって、俺の前だけでしょう?アニキも認めてくれますよ」と。彼が言うように、彼女が積極的なことをするのはゆうたにだけである。現に今も、このままイイコトをしてしまおうと企んでいる。ゆうたが気を抜いている隙に唇を重ね、舌を入り込ませた深い口付けをする。その後、彼の目の前で服を脱ぎ、下着姿になった。四つん這いで彼に迫るその姿勢は、まるでグラビアアイドルのポーズである。この程度で狼狽えているゆうたが可愛くて仕方ない。
「ゆうたくん。ホック外してくれないの?」
「名前さんは俺に対して痴女すぎやしませんか?」
「ゆうたくんが大好きだからね。エッチなことしたいもん」
下着の上から胸を包み込んだ彼の手が、グイッとその布をずり下ろし、先端に触れる。胸に顔を埋めて、甘えるようにそこに吸いついた彼は舌先で執拗にそこを愛撫する。名前は胸が弱い。弱点を知っているからこそ、可愛い反応が見たくてそこばかり攻めるのだ。予想通り、甘い声が部屋に響く。ホックを外し、下着を抜き取って豊満な乳房を揉みしだくと、彼女は太腿を擦り合わせて感じている。背中をベッドに沈ませた彼女は、男の欲をギラつかせたゆうたと目が合った。ショーツを取られたそこに、ぬぷと彼の指が沈められた。「濡れ濡れですね」とにやりと微笑むゆうたはあっさりとその指を引き抜き、腫れ上がった男根を挿入した。いつもは歳上の彼女に主導権を握られてしまうが、今回はそうはさせない。と、先手必勝の作戦に出たのだ。
「名前さんのここ…。すごい、トロトロで…っ」
「ァア…っ。ゆうたく…っ。いつもと、違う…っ」
パンパンと、肌がぶつかり合う音が鳴り響く。いつもは名前が主体の騎乗位で行われる行為は、今回は正常位で。上から見下ろす景色は、ゆうたにとっては新鮮な光景でもあった。自分の腕の中で乱れていく名前の姿に、興奮を抑えきれず律動が止まらない。愛おしむように抱きついてくる彼女が可愛くて、ぎゅっと抱きしめたまま奥へと腰を打ち付ける。「もっと」と欲しがる彼女の締め付けで、我慢出来ずに先に果ててしまったゆうたは恥ずかしそうに手で顔を覆っていた。「ゆうたくん、そんなに良かったの?」とにやにやした表情で名前が耳元で問いかける。
「だって、名前さんがすごく可愛かったし…その、気持ち良かったです」
「ゆうたくんのほうが可愛いよ」
「嬉しくないです」
END